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湯上がりの定番「小岩井フルーツ」が10月末で終売に また一つこの世からフルーツ牛乳が消える……(1/2 ページ)

2019年には明治も「明治フルーツ」の生産終了をアナウンスし衝撃が走っていました。

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 小岩井乳業のフルーツ乳飲料「小岩井フルーツ」が2020年10月末で販売を終了することが分かりました。銭湯の定番として親しまれてきた、瓶入りの「フルーツ牛乳」がまた一つその歴史を終えることになります。



 銭湯関係者がTwitterで「10月31日(土)をもって終売とのこと」とツイートしたことをきっかけに、「残念でなりません」「一番すきだったのに」など大きな反響が寄せられる形に。その後編集部が販売元の小岩井乳業に問い合わせたところ「終売は事実です」との回答がありました。

 終売の理由について聞くと、「近年、お客様のニーズが多様化してきており、少しずつですが販売数としては減ってきていました」と担当者。しかし、終売のツイートが話題になっていたのは社内でも把握していたそうで、「これだけいいねやコメントをいただけたことに驚いています。弊社としても涙ながらの決断でしたが、こうして大勢の方が共感してくださったことには感謝しかありません」とも語りました。

 フルーツ牛乳といえば「銭湯の定番」としてもおなじみですが、2019年3月には人気商品の一つ「明治フルーツ」が生産終了を発表。残る「小岩井フルーツ」も今回販売終了を発表したことで、また一つ銭湯から「フルーツ牛乳」が姿を消すことになります。

 小岩井乳業の担当者は、終売を惜しむ声が多くあがっていることについて次のようにコメントしました。

「銭湯からあがって、腰に手を当ててフルーツ牛乳を飲み干す。これほど最高の環境はなかったと思います。そういう、ある種の昭和チックな郷愁、ノスタルジーのようなところにみなさん共感してくださったのかもしれません。大げさかもしれませんが、一つの時代が終わるというか、この小岩井フルーツの終売を通してそれをお感じになるお客様が多かったのではないでしょうか。」(小岩井乳業 担当者)


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