21日朝早く、岩手県内各地で「真っ二つに割れた」不思議な空が広がりました。何が起きたのでしょう。

 21日午前4時から5時ごろに、岩手県内各地で幻想的な空が目撃されました。IBCニュースエコーに数多くの写真が「雲と青空がくっきりとわかれている」、「じゅうたんを切ったよう」、「初めて見た」とコメントとともに寄せられました。


 撮影された時間帯、午前4時半の気象衛星の写真でも岩手県の上空で雲の端がはっきり直線になっているのが分かります。
 日本気象協会によりますと、前線や気圧の谷の通過時に起こる現象で、前線の近くに雲が固まるのですが21日の朝は上空にかなり強い偏西風=ジェット気流が吹いていたため、その風の流れに沿って雲の切れ目がまっすぐになったということです。