コミケに26万人来場…コスプレ撮影 ゲリラ雷雨で“ずぶ濡れ”…炎天下で「汗やばい」[2023/08/14 15:08]

 この週末、東京ビッグサイトでコミックマーケットが開催されて、26万人が来場しました。今年は4年ぶりに入場者数の制限撤廃となり、朝から大行列となりました。ゲリラ雷雨が発生して、多くの人がずぶ濡れとなりました。

■突然のゲリラ雷雨に襲われ…参加者ずぶ濡れ

 お盆休み真っ只中の13日、台風7号の影響で大気の状態が不安定になり、各地でゲリラ雷雨が発生しました。

 埼玉県川越市では午後2時半すぎ、急に空が暗くなって強烈な雨、そして強い風が吹いてきました。激しい雨で視界は白くかすんでいます。

 プールサイドにテントを張っていた家族も、風に飛ばされないよう大慌てで片づけます。激しく打ち付ける雨から逃げるように走る人もいます。プールを楽しむどころではありません。

 東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケットでも、大行列に激しい雨が打ち付けます。風切り音と共に、横殴りの雨が入場待ちをしている人たちに襲い掛かります。強風にあおられ、傘が壊れてしまう人もいました。

 屋上のコスプレ会場では…。

 コスプレ参加者:「周りの人が急に逃げ始めて何かなって思ってたら、すごい大雨が降り注いできて。傘あるわと思って、傘さしたまま逃げ遅れてしまって。カメラとか、携帯水没しちゃった子とかいたので」

 屋根の下に雨宿りをしようと大勢集まりますが、強風と雨が容赦なく吹き付けます。

 コスプレ参加者:「今すごい一気に雨降ってきちゃって、一瞬でずぶ濡れになっちゃった」

 コスプレ参加者:「傘持ってなくて、急いで屋根の下まで来たんですけど」

 突然の雨から避難するため、屋内には多くの人が逃げ込みます。

 コミケ参加者:「すごいもう、ゲリラ雷雨ですよ。バケツひっくり返したように」「(Q.急に?)急に。もう、みんな逃げてきちゃってる」

■炎天下に大行列 コミケのための“空調ベスト”

 4年ぶりに制限のない開催となった世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット」、通称“コミケ”。参加人数の上限がなくなり、2日間で、およそ26万人が来場しました。

 炎天下、行列に並ぶ人は、日傘や携帯扇風機など暑さ対策をしながら開場を待ちます。

 列の先頭付近に並ぶ人:「朝5時くらいです、事前に車で来て。きょうはもう…暑すぎる。想定よりは」

 列に並ぶ人:「(Q.暑さ対策は?)この“空調ベスト”。コミケのために買ったやつです」

■ついに開場 販売ブースには次々と行列

 コミケ1日目の12日午前10時ごろ、会場内では販売ブースの準備を終え来場者を待つ人が…。

 出品者:「この子の歌ってる姿とか、活躍している姿を1枚に収められたらいいなと思って描いてます」

 この男性は、好きなキャラクターを描いた本やグッズなど、およそ200点を出品します。

 出品者:「イラスト1枚が1日2日とか1週間とかかかって、(できるのに)結構半年とかかかります」

 コミケで出品するために、仕事の合間や睡眠時間を削り、準備してきたといいます。

 出品者:「(Q.何個くらい売れればいい?)半分くらい売れてくれれば大丈夫です」

 午前10時半の開場を前に、列が動き始めています。いよいよコミックマーケット開場です。

 開場と同時に、人気の販売ブースには次々と行列ができ、中には会場の外にまで伸びる行列もありました。

 屋外に並ぶ人:「(Q.どのくらい並んでる?)ここは1時間くらいですかね。暑いは暑いです」

 屋外に並ぶ人:「買えるのかなっていうのと、あと何時間並ぶんだろうかっていう…。もう正直、早く帰って風呂に入りたいですね」

 先ほどの男性のブースにも早速、来場者がいました。

 出品者:「SNSとかで見てくれて、来てくれたみたいな方がいたりして、めっちゃうれしかったです」

 販売ブースを回る来場者の手には、たくさんの袋が…。

 来場者:「(使った額が)合計で8万円くらいになりますかね」

 来場者:「この本が本当に欲しくて!ずーーっと欲しくて!もうこの顔がいい!顔が良すぎるんすよ!マジで顔がいい!本当にきょう来て良かった!本当良かった!」

 正午には会場の至る所に、長蛇の列ができていました。

■コスプレエリアも大混雑 炎天下すぎて「汗やばい」

 そして、コミケのもう一つの注目がコスプレ撮影会。

 会場内に設けられたコスプレエリアには多くの人がいました。自作の衣装を身にまとい、好きなキャラクターに扮するコスプレイヤー。

 コスプレイヤー:「ウィッグカット徹夜でして、チョキチョキって切って。ワクワクしてるんで、笑顔絶えないんで、化粧崩れだけしないように」

 コスプレを見に来た人:「撮るほうも撮られるほうも久々だから、みんな楽しそう。たまらないです。かわいいです。何さん?みのりちゃん。みのりちゃん、最高!」

 コスプレイヤーの中には、外国人の姿もありました。

 中国人コスプレイヤー:「私は小さいころから仮面ライダーシリーズ見たことがあるので、それからずっと好き」「(Q.今日はどうですか?)すごく暑い。そして疲れた。この服が、かなり暑いので」

 この日、東京の最高気温は35.5℃。屋外のコスプレエリアは、猛暑にもかかわらず大混雑。すれ違うのもやっとなほどの人だかりです。強い日差しの下でも撮影会が行われます。

 コスプレイヤー:「もうやばいです、汗が…。『しゃがんでください』ってよく言われるんですよ。お尻が熱くて熱くて、ズボン溶けてないか心配です」

 台湾から来たコスプレイヤー:「自分で制作したよろいです」「(Q.暑くないですか?)暑い!でも楽しい!」

 午後4時ごろ、会場の熱気が冷めやらぬまま、1日目が終了。販売ブースを開いていた男性の元を訪れました。

 出品者:「最後のほう、すごいたくさん来ていただいて、あれよあれよと。本当にうれしかったです。初めて完売したので」「(Q.次のコミケ参加する?)一応、参加するつもりです。完売した後に『完売しちゃったんですか』って来た方がいらっしゃったので、(次回は)もうちょっと刷ろうかなって思いました」

■神宮花火も大混雑 急きょ道路・制限エリア開放

 東京の夜空を彩る1万発の花火。12日に開催された「神宮外苑花火大会」。

 神宮球場などに設けられた有料観覧席では、4万4000人が夏の風物詩を堪能しました。

 一方で、打ち上げ時間が近づくにつれ周辺は、花火を一目見ようと詰め掛けた見物客で大混雑となりました。

 DJポリス:「警察官の誘導に従い、ゆっくりとお進みください」

 あまりの混雑のためか、急きょ規制をしていた「いちょう並木」部分を開放しました。

 そして、午後7時半花火大会がスタートしました。

 皆さん写真を撮ったり花火を見るために、なかなか進むことはありませんが、ゆっくりゆっくり進んでいるようです。

 警察官:「立ち止まると、通行する方の迷惑となります。こちらは交差点内です。立ち止まらずお進みください」

 いちょう並木を進んでいた大行列が、目の前の花火に一斉に足を止めます。みるみるうちに見物客で横断歩道が埋め尽くされてしまいました。

 DJポリス:「前のスペースは、まだ余裕があるそうです。皆さん、譲り合ってゆっくりとお進みください」

 国立競技場では、通路の混雑を緩和するため、立ち入りが制限されていたエリアを開放しました。

 見物客:「子どもを連れては初めてだったので、見せられて良かったです」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年8月14日放送分より)

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