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「国民投票法改正案」きょう採決へ

2021年5月6日 12:04
「国民投票法改正案」きょう採決へ

憲法改正の手続きを定めた国民投票法の改正案について自民党と立憲民主党は6日、衆議院の憲法審査会で採決を行った上で、今の国会で成立させることで、合意しました。

3年にわたって先送りされてきた改正案の採決ですが、自民党が立憲民主党の修正案をのむ形で、ようやく決着することになりました。

立憲民主党などは、これまで、改正案が成立すれば憲法改正に向けた議論が進むことを警戒し、国民投票における「CM規制」の議論が必要だと主張してきました。

ただ、党内では「抵抗ばかりしているように見えない方がいい」と世論を意識する意見も上がり、「CM規制」などについて「3年以内に検討し、必要な措置を講ずる」という付則を盛り込む修正案を提案しました。

6日午前に行われた与野党の幹事長会談で、自民党側が修正案を受け入れることを伝え、合意に至ったものです。

立憲民主党・福山幹事長「(立憲民主党提案の)修正案とともに今国会会期中に成立させるものとする、この申し合わせに両者署名させていただきました」

合意を受け、午前11時過ぎから衆議院の憲法審査会が行われています。

改正案は自民党や立憲民主党などの賛成多数で可決され、その後、参議院に送られた後に今の国会で成立する見通しとなりました。