ロックマンシリーズや鬼武者シリーズなどの大ヒットゲームを手がけたり、超次元ゲイム ネプテューヌmk2内に武器役で登場したり、とさまざまなフィールドで活躍しているゲームクリエイターの稲船敬二さん。その稲船敬二さんが代表取締役を務める株式会社comceptが最新作として発表した横スクロールのWindows用アクションゲーム「Mighty No. 9」は、クラウドファンディングサイトKickstarterにて出資を募り、出資したファンと共にゲームを作成していく、という方針をとるようです。

Mighty No. 9
http://www.kickstarter.com/projects/mightyno9/mighty-no-9

Mighty No.9|PROJECTS|株式会社comcept
http://www.comcept.co.jp/mightyno9/

Mighty No. 9がどのようなコンセプトで製作されるのかは以下のムービーを見ればわかります。



真っ青なポロシャツを着たこの人が稲船敬二さん。


これまで数多くのゲーム作りに携わってきた稲船敬二さんは、ファンと話をしてファンの意見を聞くことがとても大切に感じているそうです。


そしてKickstarterであればゲームクリエイターとファンをつなげ、一緒にゲーム作りが進められる、と考えたのでこのプロジェクトがスタートしました。


昔の心を持った新しいゲームを作成するために、横スクロールのゲームを開発することに決定したようです。


これが現在出来上がっている、Mighty No. 9の主人公ベックのデザイン案。



タイトルロゴはどこか懐かしい、というか完全にデジャブです……


ゲーム内のイメージ画像はこんな感じで、主人公のベックが6種類のステージをクリアして世界の危機を救う、というストーリー。出資額が増えるごとにステージ数も増える、ようになっています。


ベックではさまざまなアクションが可能であったり……


敵を倒すことで新たな能力を手に入れることができ、いろんな形態に変形しながら戦うことが可能。



さらに個性あふれるボスキャラクターたち。



これらはキャラクター原案の一部。3、4頭身にデフォルメされたキャラクターから……


リアル頭身のキャラクターまで複数案を作成中のようです。


過去にできなかったことや再現できなかった部分を最新の技術で再現し、かつ昔の匂いがする新しくて懐かしいゲームを目指しているとのこと。


このように作られている複数のキャラクター案たちの中から、ファンの投票やアンケートにて最終的なキャラクターデザインを決定していくのが今回のプロジェクトの大きなポイント。出資者たちはプロジェクトリーダーである稲船敬二さんから「どんな判断だ」と言われないように最良の決断を下していく必要がありそうです。





出資は5ドル(約492円)から可能で、5ドルの出資で専用のMighty No.9コミュニティーのメンバーになれ、スタッフロールに名前が記載される他、出資者専用イベントにも参加可能になります。さらに、20ドル(約1967円)では5ドルの出資で得られる権利に加えてMighty No.9をデジタル上でダウンロードできるようになる権利が与えられます。


さらに2500ドル(約25万円)の出資を行った人はゲーム内に自分の顔をしたキャラクターが登場したり、5000ドル(約50万円)の出資を行えば敵キャラクターのデザインを開発チームと共に行うことが可能になる、など特典はかなり豊富に準備されています。ただしこれらの出資には制限人数が設けられており、記事執筆時点では2500ドルの方は制限枠まで残り4つ、5000ドルは残り1枠となっています。


そして1万ドル(約100万円)の出資を行えば、プロジェクトリーダーである稲船敬二さんと共に食事に行く権利が与えられるのでこちらも要チェックです。


プロジェクトのゴールは90万ドル(約8850万円)ですが、出資額増えるごとに追加のステージが増えたり、Windows以外のパソコンでもプレー可能になったり。さらには250万ドル(約2億5千万円)まで出資額が集まれば家庭用ゲーム機対応バージョンの制作まで始まります。


なお、プロジェクトスタートから1日で約70万ドル(約6900万円)もの金額が集まっているので、日本国内はもちろんのこと海外からもかなり注目されそうなプロジェクトとなっています。出資期限は10月2日の午前9時19分までですが、追加特典には制限数の設けられているものも多いので気になる人は早めにチェックしておくとよさげです。