レジェンドDJ・小林克也が生放送中に“やっちゃった”驚きのエピソード
ももいろクローバーZが贈る“教養エンターテインメント・プログラム”、「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」
毎週、様々なジャンルのプロフェッショナルの先生たちが登場して、聴けばつい誰かに話したくなるアカデミーを開講中!
2018年3月18日(日)の放送では「キング・オブ・DJ 小林克也先生に学ぶめで鯛ソング学」のハピクロ・アカデミーを開講!
先生は、ラジオDJの小林克也さん。
(ももいろクローバーZがパーソナリティをつとめるTOKYO FM「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」2018年3月18日放送より)
──ラジオ界のレジェンド・小林克也先生に聞く”めで鯛ソング”!
ラジオの大先輩、小林克也先生にラジオにまつわるお話も聞きながら
春を呼び込むめでたい曲を紹介していただく『めで鯛ソング学』!
克也先生が言うには、「めでたい」という言葉には日本語独特のものがあって、”いいことがありそうな…”というような英語にはない表現なんだとか? たとえば、Stevie Wonderの「Happy Birthday」とは違った、もっと具体的なものなんだそう。
そんな克也先生が選んだ1曲が、The Beach Boysの「Good Vibrations」
”Vibration”という言葉は60年代から使われ始めた言葉、”波長”という意味合いになります。
現代では、”バイブス”といったような使われ方がされていますね。
The Beach Boysの「Good Vibrations」には諸説あるそうで、歌詞を書いているのはメンバーのマイク・ラヴ。
バンドのリーダーのお母さんが子供時代に「犬の前では怖そうな顔をしちゃダメよ、犬は波動でわかるんだから」っていう言葉から、「Pick up vibration」から来ているそう。
この曲は、ポップス・ロック史上一番お金がかかっている曲で、6ヶ月間かけて、ミュージシャンを集めて20回近く録り直しがされているそうなんです。
そして、The Beatlesのジョン・レノン、ポール・マッカートニーが唯一注目していたアーティストだったんです。
これを聴いて作ったのが、「Strawberry Fields Forever」だったんです。
The Beach Boysは兄弟3人がメンバーに入っていて、亡くなったカール・ウィルソンがリードボーカルで、長男のブライアン・ウィルソンが、主に曲を作っていました。
とても純真だったブライアン・ウィルソンは、いきなり売れたことによって、ロックンロールな生活についていけず、ノイローゼになってしまいました。
そして、アルバム制作は中座してしまい、後になって最高傑作と言われるアルバム『SMILE』が完成しました。
──30年前のボイスパーカッション
80年代にトム・クルーズが主演した映画「カクテル」で使われたBobby McFerrinの「Don't Worry Be Happy」。
Bobby McFerrinはジャズ歌手であり、この曲は多重録音になっていて、しかも1人でアカペラで歌っているんです!
内容は、「あんた、ちょっと沈んでるけど、大丈夫だよ! みんな幸せにいこうよ」という、バイブスがいっぱいの歌なんです。
かなこ:ボイスパーカッション、ですよね?
克也先生:ボイスパーカッションって、まだ言われない時代だよね。彼のこの頃のアルバムは、エレキギターの音を自分の声でやってるんですよ。
清野:えー!
克也先生:レコーディングする時の、テンポを決めるドンカマってあるじゃない? あれも使ってないと思うんだよ。
かなこ:自分でリズムを刻んでいるんですね、BPMも自分の体のテンポで曲を作って歌っているんですね。
克也先生:そうすると、やっぱりノリが出るじゃない。
──忘れられないハプニング
ここで、克也先生からのクイズ!
「克也先生が、DJとして様々な仕事をしてきた中で起こった、忘れられないハプニングは次のうちどれでしょう?」
1.生放送中、「○○の提供でお送りします」と言うところを
「○○の提供でよろしくお願いします」と言ってしまった
2. お客さんの見ている前で、突然いなくなった
3. 変なアーティストがゲストで出て、そのファンたちが気難しい顔をしていたので、
笑わせようと思って、イケナイ言葉を紙に書いて見せた
清野:これは1番だと思います!
かなこ:私は、2番だと思いました!
克也先生:正解は、全部!(笑)
かなこ・清野:えーーーーーー!!!!!
清野:この番組史上初めてですよ!
克也先生:これは、今日ディレクターをやってる山口くんっているでしょ? 彼女が参加してた番組なんですよ。
僕がやると、いろいろハプニングが起こるんですよ(笑)。
かなこ:山口さん、めちゃめちゃ笑ってますよ(笑)。
克也先生:「○○の提供でよろしくお願いします」って、自分ではそんなつもりないんだよ? 後で録音聴いたら、そう言ってるんですよ。
「お客さんの見ている前で、突然いなくなった」っていうのは、渋谷のスタジオで。
かなこ:あー! 渋谷のスペイン坂スタジオですね。
克也先生:LOVE PSYCHEDELICOの2人がゲストで来たんですけど、途中トイレに行きたくなったので、音楽が流れた瞬間にギターの佐藤くんに「トイレ行ってくるから、後は頼むね」って言って。
かなこ:えーー!(笑)
克也先生:だから生放送っていいよね(笑)。
清野:醍醐味ですよね(笑)。
克也先生:3番は、神聖かまってちゃんがゲストで、ファンもかまってちゃん風のバイブスを送ってるわけ。
かなこ:かまってちゃんは、私たちも対バンさせてもらったことあります!
めちゃめちゃ面白いですよね。
克也先生:出てきたばかりの頃だから、ファンもニコッとしてる奴がいない
”これは困ったな”と思って、紙の裏にイケナイ言葉を書いて見せたの(笑)。
そしたらびっくりして、2、3人笑ってたね。だから全部本当、生放送はいいよね〜(笑)。
かなこ:まさかのビックリです(笑)。
──小林克也&ザ・ナンバーワン・バンドのアルバム「鯛 〜最後の晩餐〜」
小林克也さんが、25年ぶりとなるCDをリリース!
3月21日リリースの、小林克也&ザ・ナンバーワン・バンドのアルバム『鯛 〜最後の晩餐〜』
果たして、どんなアルバムになっているのか?
かなこ:今、流れている曲が衝撃的すぎて、清野さんの言葉が全然入ってこない(笑)。
克也先生:僕が「ベストヒット USA」という番組で、いろんな外国の曲を紹介するのが生業になったわけだけど。
そんな時に、”こういう曲は日本にないよね”って、いろんな人が聞いてくれたんですけど。偉い人が「何十年経っても、音楽的な硬派を守ってるから嬉しいよ」って言ってくれたんですよ。
ただ、満足いただけるかどうかは分からないですけどね(笑)。
清野:音楽を知ってる克也さんですから、筋の通った音楽になっているはずですよね。アルバムをリリースした後も、東京、名古屋、地元・広島でのライブが決まっています!
「めで鯛ソング学」、いろんな勉強がありましたね。百田さん、我々もこの番組の曲紹介の方法、意識変わりますよね。
かなこ:そうですね。私も、自分たちのライブでも曲名を言ってしまっていたので。
克也先生:具体的な提案だと、みんな知っているわけだから「お送りします、次の曲はこの曲です!」でいいんですよ、後は言わないの。それが一番!
かなこ:本当そうですね、いただきます!(笑)
克也先生:The Beatlesって偉いのは、彼らは変わったんですよ。最初はリズム&ブルースのモノマネっぽく、女の子が「キャー!」って騒ぐような愛の歌ばっかりだったんですよ。
かなこ:はい。
克也先生:でも、「女の子がわーっと騒いで、俺たちの曲を聴いてくれていない」とね。それだったら、自分たちの喜ぶ曲を書こうじゃないかということで変わっていくんですよ。
変わっていく7年間っていうのは、すごい才能が集まったんだっていうね。2人の天才と、1人の秀才と、1人の……リンゴ・スターはなんて言うかわからないけど、1人のリンゴスター(笑)。
かなこ:1人のリンゴ・スター(笑)。
清野:この流れでいうと、凡人なんですけど(笑)。
克也先生:凡人じゃないんだけど、それを研究すると4人はどういう風に、変わるっていうんじゃなくて、同じことをやってても成長するじゃない? その成長を期待して待っているから、お相手は小林克也でした!
かなこ・清野:先生、今日は本当にありがとうございました!
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聴取期限 2018年3月26日 AM 4:59 まで
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〈番組概要〉
番組名:「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:毎週日曜 16:00〜16:55
パーソナリティ:ももいろクローバーZ、清野茂樹
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/clover/