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三毛猫(キャリコ)の特徴は?性格や寿命、飼い方のポイントを解説

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三毛猫(キャリコ)は古くから愛されてきた、日本を代表する猫です。

3色の毛色がかわいらしく、近年では海外での人気も高いことで知られています。

私たちにとってとても親しみのある三毛猫。「ミケ」というだけで猫の名前だと分かるほど、という点でどれだけ身近な存在かわかりますね。

そんな三毛猫の特徴や性格、寿命などをこの記事では詳しく解説しています。

すでに家族の一員という方も、これからお迎えしたいと考えている方もぜひ参考にしてみてくださいね。

三毛猫の魅力をあらためて知りましょう。

この記事の結論

  • 三毛猫は白・黒・茶の被毛を持つ猫の総称で猫種のことではない
  • 日本では当たり前の存在の三毛猫は、海外では珍しい猫でキャリコなどと呼ばれている
  • 三毛猫のほとんどが女の子で、男の子が生まれる確率は3万匹に1匹の確率
  • 時間をかけて信頼関係を築いてコミュニケーションをとることが大切

担当執筆者

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三毛猫(キャリコ)とは

三毛猫は被毛の色が白・黒・茶の猫のことを指し、特定の猫種のことではありません。

海外では珍しい毛色の猫として注目を集めており、キャリコ(calico)、ミケ(mike)などと呼ばれています。

詳しくは後述しますが、三毛猫のほとんどが女の子で、男の子が生まれる確率は非常に低いとされています。

幸運を呼ぶ猫といわれる三毛猫

日本の猫の代表的な存在といえば、三毛猫ではないでしょうか。

古くから日本で愛されてきた三毛猫。商売繁盛や幸せを願う招き猫のモデルとなっていることもよく知られていますね。

三毛猫が縁起が良いとされる理由には諸説あります。

3種の毛色をあらわす「三」という数字はそもそも日本で縁起が良いとされている・各色に良い意味がこめられているなどがありますが、「幸運を呼ぶ」という点は共通しています。

病気をしにくい健康な子が多いことから、という説もあるようですよ。

それだけ私たち日本人の身近にいつもいてくれる存在であり、また愛されている猫だということがわかりますね。

三毛猫は女の子が生まれやすい

よく知られる通り、三毛猫はそのほとんどが女の子です。これは遺伝子に関係しており、毛色を決定する遺伝子がX染色体であるため。

三毛猫の男の子が生まれるのは、3万匹に1匹の確率とも言われています。

染色体異常によって生まれる男の子は通常、繁殖能力を持たないのですが、ごく稀に持つ子も存在します。

三毛猫=女の子と思って間違いないほど、男の子は本当に珍しいのです。

そのため、幸運を呼び災いを避ける存在として、南極観測隊に同行したということもありました。

過去にはオークションで数千万円という高額で取引されたこともあったようです。

三毛猫が生まれやすい猫種

三毛猫が生まれやすいのは以下の猫種に多いと言われています。

短毛種エキゾチックショートヘアマンチカンなど
長毛種サイベリアンメインクーンなど

白をベースにして黒・茶の柄が混ざるのが多いのですが、三毛猫の毛色バリエーションは豊かです。

淡いパステルカラーのような毛色のダイリュートキャリコを持つマンチカンやサイベリアンは特に人気となっています。

また、短毛種と長毛種のどちらにも三毛猫は生まれます。毛質によって柄の見え方も異なるため、ワイルドな印象になったりかわいらしく見えたりと三毛猫でもそれぞれ個性が感じられます。

三毛猫(キャリコ)の特徴

実は「三毛猫」というのは、猫種を指す場合と、そうでない場合があります。

まず1つは3色の被毛を持つ猫を総称した呼び方。どの猫種であっても3色の毛色を持つ子であれば、三毛猫ということになります。

もう1つは日本猫としての三毛猫。

古くは純血の三毛猫も多く存在していたようですが、現在は外来の猫との交配が進んでおり、雑種であることがほとんど。

ここでは一般的な日本猫としての三毛猫について解説します。

三毛猫のサイズ(体高・体重)

三毛猫の体のサイズは以下の表を参考にしてください。

体高25cm~30cm
体重3kg~5kg

他の猫種と比べてサイズに特に違いはありません。平均的な猫の大きさと捉えて良いでしょう。

ただし個体差があるために、小柄な子・大柄な子は当然存在します。

三毛猫の被毛・毛色

三毛猫、と呼ばれることからも分かるように3種の毛色・模様を持っています。白・茶・黒の3色。はっきりとした模様の子もいれば淡い色合いの子もいます。

三毛猫の毛色のバリエーションはとても多く、黒や茶の部分に縞網様が入ったりすることも。

白色メインの子がポピュラーですが、中には黒の割合が多い子も存在します。

日本猫の三毛猫は短毛ですが、他の猫種では長毛の三毛猫も存在します。

三毛猫の性格・習性

「猫らしさたっぷりの性格」と言われることもある三毛猫。必要以上にかまわれたりするのが苦手で、自立した性格であると言われます。

賢い子が多く、警戒心が比較的強めに出る場合も多いです。

しかし、飼い主さんや気に入った人にはしっかり甘えてくれるという、かわいらしい一面も。

ほとんどが女の子であるためと考えられますが、母性が強く子どもをしっかり守ろうとするような気の強さもあります。

三毛猫の平均寿命

猫全体の平均寿命は15.62歳ほど。三毛猫の寿命も同じように考えて良いでしょう。

しかし、実際には雑種であることや女の子であることから、もう少し長生きしてくれることも多くなってきています。

一般的に純血種より雑種の方が病気をしにくく、長生きな傾向にあると言われています。

20歳を超える三毛猫も多く、健康で長生きしてくれる子も多いです。

三毛猫がかかりやすい病気・ケガの一例

三毛猫がかかりやすい病気やケガの代表的なものは以下の通りです。

慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう)腎臓機能が低下して、食欲不振や嘔吐などを引き起こす。
尿路結石症(にょうろけっせきしょう)膀胱や尿道に結石ができて詰まってしまう。
特発性膀胱炎(とくはつせいぼうこうえん)膀胱の中で細菌が繁殖して、膀胱の粘膜に炎症が起きる。

症状があらわれている場合や、普段の様子と比較しておかしいな?と感じられたらなるべく早く動物病院を受診するようにしましょう。

早期発見し治療することで、愛猫の負担を少しでも減らしてあげたいですね。

慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう)

慢性腎臓病はウイルス感染や外傷、中毒や他の病気との併発などのいくつかの原因で起こります。主にシニア期に多く発症します。

症状としては以下のようなものがあります。

  • 水をたくさん飲むようになる
  • 尿の量が増える
  • 元気がなくなる
  • 食欲がなくなる
  • 嘔吐

多くの猫において注意しなければいけない病気なので、あらかじめどんな病気か理解しておくと良いでしょう。

軽度であれば点滴や食事・薬での治療が可能ですが、重度になると透析治療が必要になります。

尿路結石症(にょうろけっせきしょう)

膀胱や尿道・尿管などに結石と呼ばれる石のようなものができてしまう病気です。

膀胱や尿道を傷つけたり詰まったりすることで、痛みなどの症状があらわれます。

  • トイレの回数が多くなる
  • 排尿時に痛がって無く
  • 尿が少ししか出ない
  • 血尿

以上のような場合は尿石症の疑いがあります。排尿ができなくなると危険な尿毒症を引き起こすこともあるので早めに対応しましょう。

軽度の場合は食事療法などで治療が可能ですが、石の大きさによっては外科手術が必要になります。普段の食事や飲水量にも注意が必要です。

特発性膀胱炎(とくはつせいぼうこうえん)

猫の膀胱炎は特発性と言って、原因がはっきりとわからないものが多いとされています。

他には細菌性のものや、尿路結石症によるものなどがあります。

  • トイレの回数が増えている
  • 尿の量が少ない
  • 血尿
  • 排尿した時に痛がる

などの症状が出ることが多いです。

原因によって治療方法は異なりますが、薬での治療や手術が必要な場合もあります。

また特発性はストレスが原因とも言われるため生活環境などを見直すことも大切です。

三毛猫(キャリコ)の歴史

一説には、弥生時代から日本に猫は存在していたと言われている三毛猫。

奈良時代に中国から猫が輸入されたとも言われており、長い歴史の中で日本独自の猫として三毛猫が親しまれるようになりました。江戸時代の浮世絵などにも多くその姿が描かれていますね。

近代になると外飼いが一般的だったこともあり、外来の猫種との交配が進みました。このために純血の三毛猫は、現在ではほとんど存在しないと考えられています。

日本の三毛猫をアメリカで独自に繁殖させたジャパニーズボブテイルは「mike/ミケ」として欧米で人気がありますが、日本の三毛猫とは区別された猫種とされています。

三毛猫(キャリコ)を飼うのに向いている人の特徴

綺麗好きな人

三毛猫(キャリコ)は綺麗好きな面がある猫種です。

室内を常に綺麗にしておくことはもちろん、こまめなブラッシングや愛猫が使う道具を清潔にしておく必要があります。

愛猫にとって快適な環境を、自ら作ろうとする人が向いているでしょう。

遊べるスペースを確保できる人

三毛猫は身体能力が高く、体を動かして遊ぶことが大好きな猫種。

十分に運動や遊べるスペースを用意できないと、ストレスを溜めてしまう原因にもなりかねません。

飼い主さんが積極的におもちゃで遊ぶ時間を作ったり、キャットタワーなどを設置できるスペースを持っている人に向いています。

三毛猫(キャリコ)の飼い方

ではお迎えして実際に飼育する際のポイントについて確認してみましょう。

性格やタイプを考慮しながら、じっくりと接するようにするのがコツです。

詳しくチェックしてみてくださいね。

一定の距離感を保ちつつ、徐々に信頼関係を築く

慎重で用心深い性格の子が多いとされる三毛猫。プライドが高い面があるので、信頼関係を築くのはゆっくりと行うことが良いでしょう。

距離感は付かず離れず。ベタベタせずに一定を保ち、自分から甘えてくれるようになるまで待ちましょう。

猫らしい猫、といった接し方なので、焦らずに愛猫との時間を大切にしていければ、懐いてくれるようになるでしょう。

しつけは焦らずにじっくり行う

賢い子が多い三毛猫は焦らずにしつけをしなくても、自然と覚えてくれる場合が多いです。

どんな動物にも共通して言えますが、大きな声を出したり叩いたりするようなしつけは絶対にやめましょう。

無理にさせようとするとさらにしつけが入りにくくなったり、余計なストレスを与えてしまいます。

じっくり教えて、じっくり学習してもらえるようにしていきましょう。

常に部屋をキレイにしておく

三毛猫はとてもきれい好きな一面があると言われています。汚れていることがストレスとなってしまい、食欲がなくなったりすることもあるほどです。

トイレの汚れにもとても敏感で、他所で排泄したりするようになってしまうこともあります。

いつも清潔な環境で過ごしてもらえるように心がけておきましょう。

しっかり運動できる環境を整える

三毛猫には運動好きな子が多いので、しっかりと体を動かせるようなスペースを確保してあげましょう。

自由に動き回れるように、家具の配置を工夫して高低差を作ってあげたり、キャットタワーを設置すると良いでしょう。

気に入りそうなおもちゃを複数用意してあげるのも良いですね。

運動不足はストレスを溜めてしまうことに繋がります。飼い主さんから積極的に遊びに誘うなど、コミュニケーションの時間も大切です。

フードは数種類用意しておく

グルメな子が多い猫ですが、その中でも三毛猫は飽きっぽい傾向があると言われています。

同じキャットフードが続くと食べてくれないこともありますので、数種類のフードを用意しておいて、飽きさせないように与えることも考えましょう。

トッピングをするなどのバリエーションをつけるのも良いですね。

食器や食事場所を清潔にするのは大前提ですが、フードを食べないことがあったら別のものに変えてみるのもひとつの方法です。

三毛猫(キャリコ)におすすめのキャットフード3選

レティシアンモグニャンキャットフード

厳選された上質な原材料で安心・安全

フレッシュな白身魚をたっぷりと配合しており、食いつきも抜群のフードです。

消化しにくい穀物は不使用。さらに香料や着色料も使っていません。

全年齢に対応しており、小粒なサイズ感で食べやすい点も魅力の商品です。

対象年齢全年齢
内容量1.5kg
原産国イギリス
主原料白身魚
その他原材料タピオカ、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、ビール酵母、サツマイモ、ココナッツオイル、サーモンオイル、フィッシュスープ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、乳酸菌
注意したい原材料なし
安全性の高い添加物セルロース、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、ビタミン類(ビタミンA、D3、E)
注意したい添加物なし
100gあたりのカロリー379kcal
1日あたりの価格(体重5kgの場合)218円/65g
定期販売1個:1個あたり4,534円(税込)/2個以上:1個あたり4,282円(税込)/5個以上:1個あたり4,030円(税込)
フード目的一般食(FEDIAF基準)
フードの種類ドライ

レティシアンカナガンキャットフード チキン

たっぷりのチキンで愛猫が喜ぶ美味しさに

チキンを60%以上使って高タンパクなフードに仕上げています。

食いつきの良さもうれしく、さらに安心な厳選された新鮮で良質な食材を使用。どんな年齢の子でも食べやすい小粒の設計です。

安心して与えることのできる、グルメな子にもおすすめのフードです。

対象年齢全年齢
内容量1.5kg
原産国イギリス
主原料乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%
その他原材料サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイル、乾燥卵、チキングレイビー、 サーモンオイル、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、 カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ
注意したい原材料なし
安全性の高い添加物ビタミン類(A、D3、E)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン)
注意したい添加物なし
100gあたりのカロリー405kcal
1日あたりの価格(体重5kgの場合)202円/60g
定期販売1個:1個あたり4,534円(税込)/2~4個:1個あたり4,282円(税込)/5個以上:1個あたり4,030円(税込)
フード目的一般食(FEDIAF基準)
フードの種類ドライ

サンユー研究所日本のみのり 純国産プレミアムキャットフード

出典 :https://www.amazon.co.jp/

純国産の丁寧に作られたプレミアムなキャットフード

手作りごはんのようにしっかりと丁寧なレシピで作られている商品です。

原材料は国産のものにこだわって、安全面にも配慮。厳選した肉や玄米など愛猫の健康と美味しさにこだわった配合になっています。

キャットフード選びの際に注意しておきたい「合成保存料・着色料・香料」は無添加です。

対象年齢全年齢
内容量200g
原産国日本
主原料牛肉粉(国産)、ビーフエキス(国産)
その他原材料玄米(山形県産:減農薬米)、スケソウダラ粉末(国産)、鶏レバー(山形・宮城県産:米沢郷牧場)、鰹節(国産)、昆布(北海道産)、卵殻カルシウム(国産)、食用牛骨カルシウム(国産)
注意したい原材料なし
安全性の高い添加物なし
注意したい添加物なし
100gあたりのカロリー418kcal
1日あたりの価格(体重5kgの場合)421円/67g
定期販売-
フード目的総合栄養食
フードの種類ドライ

三毛猫(キャリコ)の価格相場

人気の猫種(三毛猫)の価格を以下の表にまとめています。

マンチカンのキャリコ(三毛猫)約20万円
スコティッシュフォールドのキャリコ(三毛猫)約20万円
メインクーンのキャリコ(三毛猫)約27万円

日本の一般的な三毛猫はほとんどが雑種なため、高額な値段はつきづらいです。

ペットショップ等で販売されることも基本的にありませんので、お迎えしたい場合は保護猫やブリーダーから考えてみましょう。

マンチカンスコティッシュフォールドなど、現在人気のある猫種の価格は上記の表の通りです。

柄の入り方や、トーンなど人気の要素で多少値段が変動する場合があります。

また、キャットショーのチャンピオンを両親、またはどちらかに持つ場合や血統でも値段はプラスされます。

いずれの場合もお迎えする時は、自身の生活環境などをじっくりと考えてからにしましょう。

家族として一緒に暮らし、また命を預かる責任が私たち飼い主にはあるのです。

三毛猫(キャリコ)の理解度チェック

三毛猫(キャリコ)の理解度チェックで、深く理解しよう!

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