日本飛行船、自己破産申請へ

帝国データバンクの発表によると、大型飛行船「ツェッペリンＮＴ」の運航会社「日本飛行船」が、5月31日、事業を停止し、自己破産の申請準備に入ったそうです。

同社は、2002年に設立され、名古屋万博のＰＲ事業や商業広告を行ってきました。
翌年、「日本郵船」の出資を受け日本郵船グループの一員となりましたが、2007年、日本郵船が保有株を「杤木汽船」へ売却した為、日本郵船グループから杤木汽船グループの一員に変わりました。

同時に、「今秋から遊覧飛行開始」としてブログアップしている通り、一般旅客向けの定期遊覧飛行の事業を開始しました。

しかし、事業的には成功していたとは言えず、負債総額、約14億円（見込み）で自己破産となる様です。

遊覧飛行については、価格の設定が高過ぎたのが、うまく行かなかった原因かもしれません。
こう言う乗り物が好きな私でも、1時間少々で、一人10万と言われると気軽に…と言う訳には行かないです。
もっとも、その位の価格設定にしないと、維持費等のコストがペイ出来ないと言うことでしょうから、やはり、飛行船事業を民間がやるには、難しい環境にあったと言えます。

今後、どの様な形になるのか不明ですが、残念でなりません。

※写真は、「11月8日・9日の日吉上空」で総集している、2008年11月8日に撮影したものです（5月の初めに映画の宣伝で飛行していた際に撮影した写真があるのですが、チョット使えない出来なので、こちらを使いました）。

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