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2020米大統領選

2020年11月に行われた米大統領選。共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン氏が争い、バイデン氏が勝利した。

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トランプ大統領 「沈黙」の1週間 盟友が撤退派に転換 家族も意見割れる

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トランプ米大統領=AP
トランプ米大統領=AP

 米大統領選で敗北が確実となった共和党のトランプ大統領(74)が公の場で最後に発言をしてから12日で1週間が過ぎた。ツイッターでは「選挙に不正があった」との主張を繰り返し、敗北を認めないトランプ氏。しかし、与党内では撤退論が徐々に高まり、信頼を寄せる家族の間でも意見対立が起きている模様だ。

 トランプ氏はこの日もホワイトハウスから「仕組まれた選挙だ」といったツイートを繰り返したが、公に姿を現すことはなかった。最後にカメラの前で口を開いたのは、民主党のバイデン前副大統領(77)が当選を確実にする前の今月5日。記者会見で「巨大資本の選挙介入」や「開票現場での不正」などを主張し、「決着は最高裁に持ち込まれる」と息巻いて以来だ。自らニュースを発信することで求心力を高めてきたトランプ氏の1週間の沈黙は異例の長さといえる。

 不正を理由に結果の無効などを求めて各地で起こした裁判は、いずれも根拠に乏しい「無理筋」で、再集計を求めた州でも先行するバイデン氏との得票差は万単位と、大統領選の勝敗結果が覆る可能性はほぼゼロに等しい。…

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