韓国「韓中日首脳会談に向け調整中」 海洋放出巡り日中間にあつれきも
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2023.08.29 19:25
【ソウル聯合ニュース】東京電力福島第１原発の処理済み汚染水放出を巡り日本と中国の間であつれきが高まっているなか、韓国外交部当局者は２９日、「韓中日は３カ国政府による協議体を早急に再稼動することで一致した経緯がある」とし、韓中日首脳会談開催に向け実務的に関連国と意思疎通しているとの立場を改めて示した。
７月１３日、インドネシアで開かれたＡＳＥＡＮプラス３（韓中日）外相会議に出席した（左から）日本の林芳正外相、韓国の朴振外交部長官、中国の王毅共産党政治局員。同会議に合わせて開かれた朴氏と王氏の会談では韓中日３カ国協議を再び活性化することで一致した＝（聯合ニュース）
同当局者は「われわれは年内の首脳会談開催を目標に３カ国間の協議再開のため実務的に関連国と意思疎通している」と強調した。
東京電力が２４日に海洋放出を開始してから、中国内の日本人学校に石や卵が投げ込まれ、日本国内では公共施設などに中国発とみられる嫌がらせ電話が多発するなど、中国の反日感情が高まっている。
これに日本政府が遺憾を表明すると中国は今回の事態は日本側に原因があると強調。汚染水の海洋放出中止を求めるなど、政府間の攻防が続いた。
韓中日３カ国の協力はこれまで、２国間のあつれきにより頓挫する例が多かっただけに、韓国が議長国として推進する３カ国首脳会談に、今回の事態がどう影響するのか関心を集めている。
３カ国首脳会談を開催するための外交当局の協議は、副局長級や次官補級の高官協議や外相会談などを通じて行われる。
韓国政府は外交当局間の会議の日程を中国、日本と調整しており、現時点では両国のあつれきの高まりによる直接的な影響は出ていないという。
yugiri@yna.co.kr
