米EVのフィスカー、今年の生産見通し下方修正 株価8%下落

米EVのフィスカー、今年の生産見通し下方修正 株価8%下落
 米電気自動車(EV)メーカーのフィスカーは4日、供給網の問題を理由に今年の生産見通しを下方修正した。これを受けて株価は約8%下落した。写真は同社のEV「ペア」。米カリフォルニア州ハンティントンビーチで3日撮影(2023年 ロイター/Mike Blake)
[4日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカーのフィスカーは4日、供給網の問題を理由に今年の生産見通しを下方修正した。これを受けて株価は約8%下落した。
新たな見通しは2万─2万3000台。5月時点では3万2000─3万6000台と見込んでいた。
ヘンリック・フィスカー最高経営責任者(CEO)はサプライヤーが新型コロナウイルス禍の影響から回復し、フィスカーの増産に対応できているとした一方、複雑な部品を供給する主要サプライヤー1社の回復が予想以上に遅れているとロイターに述べた。
その上で、8月末にはこの問題が解決する見込みとし、年内に月6000台の生産が可能になるとの見通しを示した。
併せて発表した第2・四半期決算は売上高が82万5000ドル。欧州と米国で納車を開始したことを受けて初めて販売収益を計上した。
1株損益は0.25ドルの赤字。アナリスト予想は0.28ドルの赤字だった。

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