夏休みの間、校内にバリケンが飛来し、廊下のプランターで卵を産んだことが夏期講習を受講するため登校した生徒たちによって発見された。学校側はふ化器を制作し、ひなのふ化を手助けしようとしている。
バリケンが飛来したのは中部・彰化県の渓湖高校。同校によれば、夏休みの間、教室棟の2階以上はシャッターが下ろされ、誰もいなかったため、飛禽類のパラダイスとなっていた。
バリケンが3階に産卵した情報が校内に伝わると、ただちに大騒ぎとなり、母バリケンは「コダック」などと呼ばれるようになった。生まれた10個の卵が無事ふ化し、また生徒たちがそれを観察できよう、教員らはふか器を作った。「順調にふ化し、一家団らんしてほしい」と期待を寄せている。
バリケンはタイワンアヒルとも呼ばれ、台湾では多く飼育されている。