日テレ藤井貴彦アナ、退社をnews every.で生報告「羽鳥さんみたいにうまくいくわけないと思われていますが、私もそう思っています」

スポーツ報知
日本テレビ・藤井貴彦アナウンサー

 日本テレビ・藤井貴彦アナウンサー(52)が22日、メインキャスターをつとめる同局系「news every.」(月~金曜・後3時50分)に出演。3月末で退社、フリーアナに転身することを生報告した。

 藤井アナは「先日この番組を卒業することをお伝えしましたが、今日、社内の手続きが整いまして、退社を正式にお伝えできるようになりました」と報告。「一社員の身の振り方などテレビでお伝えしなくてもいいと断っていたんですが、番組の後輩プロデューサーから『藤井さんのevery.を楽しみにしている方もいますので、きちんと報告してください』と言われて今に至ります」と経緯を説明した。

 続けて「フリーなんて調子に乗るな、羽鳥さんみたいにうまくいくわけないと思われていますが、安心してください、私もそう思っています。個人的には前途多難ですが、冷えた言葉も少し温めて、皆さんにお届けするひと手間だけは、忘れずに続けようと思います。退職の決断などは日テレニュースNNNのサイトでお話ししていますので、お時間のある方はごらんください」と、ユーモアを交えて語った。

 最後は「私の担当回数も50回を切っています。残り少ない日々なんですが、一つ一つのニュースを大切にお届けします。あと2か月と少し、そして4月以降の『news every.』もどうぞよろしくお願いします」と締めくくった 

 藤井アナは3月末で同局系「news every.」を卒業し、4月から同局系「news zero」(月~木曜・後11時、金曜・後11時半)のメインキャスターに就任する。

 藤井アナは1994年に入社、同期の羽鳥慎一アナ(現フリー)と切磋琢磨(せっさたくま)しながら腕を磨き、当初はバラエティー番組や情報番組、スポーツ実況などで活躍。高校サッカーや五輪中継で欠かせない存在だったが、2010年春にスタートした「every.」のメインキャスターに抜てき以降は14年間、報道ひとすじ。「日テレ史上最長の夕方の男」と呼ばれた。昨年末に発表された「好きなアナウンサーランキング」で1位を獲得。確かなアナウンス技術と人間味のある言葉で、名実ともに日テレの屋台骨を支えてきたエースアナ。

 ◆藤井 貴彦(ふじい・たかひこ)1971年12月3日、東京都生まれ、神奈川県育ち。52歳。厚木高から慶大環境情報学部に進み、94年に日本テレビに入社。学生時代はサッカー部で活動。スポーツ実況、「ウッチャンナンチャンのウリナリ!」「ズームイン! サタデー」などの進行役を経て、2010年春から「news every.」キャスター。22年には国家資格「宅地建物取引士」を取得。身長181センチ。

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