郷ひろみが涙「50年も…支えてくれてありがとう」午後5時50分に開始!ファン50人参加の50周年式典

スポーツ報知
記念式典であいさつし、感極まって涙ぐむ郷ひろみ(カメラ・関口 俊明)

 8月にデビュー50周年を迎えた歌手の郷ひろみ(66)が29日、東京・港区のソニーグループ本社で50周年記念式典を行った。

 1972年8月1日に「男の子女の子」でメジャーデビュー。半世紀を走り抜けた郷の目には涙が浮かんでいた。式典のあいさつでデビュー時の思い出やレコード会社への謝辞を述べ、ファンヘの言葉をかけようとしたところで、熱いものがこみ上げた。「50年も…こうして支えてくれてありがとう。これから…僕は、みなさんのためだけに歌っていこうと思います」と絞り出すように話すと、澄んだ瞳が潤んだ。めったに泣かない男の感情があふれ出た瞬間だった。

 この日の式典は午後5時50分、限定50人のファンと「GO」づくし。ミニライブでは最新曲の「ジャンケンポンGO!」のほか、「言えないよ」「2億4千万の瞳―エキゾチック・ジャパン―」など往年の名曲も披露した。最後にはデビュー曲「男の子女の子」も歌唱。「僕の原点。いつまでも大切に思っていきたい」と50年間の歩みを分かち合った。

 前身のCBSソニー時代から50年間、一貫し同じレーベルに所属するアーティスト。「現存する最古のソニー商品では?」と報道陣から尋ねられると「僕に関しては永久保証ですよ。一日でも長く歌えるようにしていきたいと思います」と笑みをみせつつ「ソニーという会社がずっと存在してきたからこそ、ファンの方々が支えてくれたからこそ到達できた数字。存在している意義を改めて考えながら、これからもやっていきたい」と、さらなる未来を見据えていた。

 ◆12月50周年ライブ、50曲歌唱プラン 〇…この日の式典では、12月21日に50周年を記念したオールタイム・ベストアルバムを発売し、同26日に日本武道館コンサートを行うことも改めて発表された。「今やっているツアーとは違って、50周年で50曲ぐらい歌うのかな」とプランを披露。ベスト盤についても「僕の中では全曲それぞれ思いがある。ベストなものしか持ってきていないので、全部聴いてほしいなと思います」と呼びかけた。

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