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洸洋社。1957年刊、初版。非貸本。カバーの袖にパラフィン紙のはがしあと(出版時には紙カバーの周りに透明なパラフィン紙のカバーが付いていました)。カバーの端に少ヨレ・裂け、背に強いヤケ(画像3参照)・端に欠損。背表紙に少褪色。カバー・本体ともに経年のシミ・汚れ・茶ばみがかなりあり。落丁ならびに文字の欠落はありません。遊び紙に墨書の献呈署名(画像4参照。相手の名前は伏せた状態で撮影してあります)。装幀:石原豪人
【内容紹介】
九州から出てきた左大三郎なる青年が、ふとした偶然から弘道館の四天王のひとりである西郷次郎と知り合い、その紹介で、加治正五郎率いる弘道館への入門を許される。その天賦の才で、めきめきと上達していき、警視庁主催の武術大会の代表選手にも選ばれるなか、その前に数々の難敵が出現する。大三郎のことを執拗につけ狙う九州時代の兄弟弟子、頼もしい味方ともおそるべき敵ともなる、殺人空手の遣い手、柔道を敵視する柔術家たち、政府の高官を頻々と襲う暗殺集団「天誅組」等々。手に汗握る大迫力ものの対決や死闘のシーンも目白押しで、暗殺未遂や人身売買や婦女の監禁など、ミステリ的な事件にも事欠かない。主人公青年をめぐる女性たちも魅力的で、大三郎のロマンスのゆくえをめぐるサイドストーリーも、読む者の興味をかき立てる
*版元の洸洋社は、昭和30年代に貸本屋向けの大衆小説を出していたなかでもかなりマイナーな出版社で、実動期間もきわめて短く、確認できているかぎりでは、出した本の数もひと桁どまり。そのため、市場に出てくることも稀です(国会図書館ならびに、栗田文庫のある北海道道立図書館にも一冊も収蔵されておらず、末永昭二の研究書『貸本小説』[アスペクト]にも出てきません)。
躍動感と迫力のあるカバー絵は石原豪人のお手になるもので、貸本小説のカバーを手がけること自体があまりなかったので、こちらも珍品です(ちなみに、この版元のカバー絵のいくつかは、石原豪人が描いています)。
時代小説作家として認識されている江崎俊平が出した、唯一の武道小説であり、現存部数もきわめて少ない、まさしく“幻”の本。献呈本であるがゆえに、貸本あがりではなく、出版から65年以上たっていることからすると、望みうるベストの状態のものです
*受領後はすみやかに「受け取り連絡」をお願いします
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