米原油、一時13年半ぶり高値=ウクライナ危機で供給懸念 2022年03月03日

 【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)では、ウクライナ情勢に端を発したエネルギーの供給懸念が強まり、時間外取引で原油先物相場が急伸した。米国産標準油種WTIは3日未明(日本時間同日午後)に一時1バレル=116ドル台と、リーマン・ショック直後の2008年9月以来約13年半ぶりの高値を付けた。
 ロシアのウクライナ軍事侵攻を受け、原油相場は2月下旬以降、急速に値上がりしている。日米欧などが発動した経済制裁によって、主要産油国であるロシアからの供給が滞るとの懸念が広がっているためだ。 

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稼働中の油田ポンプ=2020年4月、米テキサス州ミッドランド(EPA時事)
稼働中の油田ポンプ=2020年4月、米テキサス州ミッドランド(EPA時事)

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