戸田恵梨香「SPEC」で口にした“激マズ料理”にぼやき節

［映画.com ニュース］　人気ドラマシリーズの劇場版「SPEC 天」（堤幸彦監督）の公開を記念した、“餃子ワゴン”の出発式が3月6日、都内で行われ、本作にダブル主演する戸田恵梨香と加瀬亮が出席した。

劇中、戸田が演じる主人公・当麻紗綾の大好物として登場する餃子を「SPECばかうまっ！オリジナル餃子」として販売するワゴンが名古屋、大阪、札幌、福岡を巡回する。餃子は名古屋で生まれ育った堤監督の母親のレシピが基になっており、みそ風味の具が特徴。「何度食べてもおいしい。お子さんにも食べやすい味だし、皆さんの感想が楽しみ」（戸田）、「先ほどいただいた。食べる前は正直『朝から餃子か』と思ったが、食べてみるととてもおいしい」（加瀬）と味に太鼓判を押した。

当麻は大食いという設定で、連続ドラマ内では「メロンのマヨネーズがけ」「はちみつコーヒー」「カレーにマヨネーズ＆ラー油」といった“激マズ料理”も口にしている。「正直どれもまずかった。食べて（気持ちが）高まるという設定だったが、すべてウソなので視聴者の皆さんには申し訳なかった」とぼやき節。同席した植田博樹プロデューサーは恐縮しきりだった。

未解決事件捜査のために公安部に設立された「未詳事件特別対策係（ミショウ）」の捜査員が、“SPEC”と呼ばれる特殊能力をもった犯人（SPECホルダー）と対決する姿を描いたミステリー。劇場版の公開を前に、連続ドラマで解き明かされなかった謎に答えを出すスペシャルドラマ「SPEC 翔」（TBS系）の放送も決定している。

戸田は「まず『翔』はドラマの完結版なので、すべての謎が明かされ、心がスッキリしてもらえるはず。そして『天』は前代未聞の最大の敵が現れます。堤監督らしいギャグも随所に登場して、この映画自体がギャグなのかも……と思うほど。ギャグのおかげで逆にメッセージ性も際立った」とアピール。加瀬は、堤監督の奇抜な演出に戸惑ったと明かしながら「優秀な俳優だと思われたくて、わからなくても『はい、わかりました』と言っていた」と笑いを交え、現場を振り返った。

スペシャルドラマ「SPEC 翔」は全国TBS系列で4月1日、午後9時30分から放送。「SPEC 天」は、4月7日から全国で公開。