荻野恭子さんの手づくり調味料レシピ
ソースや煮込みのベースに使える爽やか調味料"トマトクリュ"

ソースや煮込みのベースに使える爽やか調味料"トマトクリュ"

クリュはフランス語で“生”という意味。完熟のトマトを、皮も種もそのまま刻み、塩とほんの少しの砂糖を混ぜるだけの調味料です。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。

“トマトクリュ”のつくり方

トマトソースよりもずっと手軽なので、夏場はぜひ冷蔵庫にストックを。
そのまま冷製パスタやブルスケッタに使ったり、肉や魚のソースに、煮込みのベースにと
大活躍間違いなしですよ。

材料材料 (つくりやすい分量)

完熟トマト750g
大さじ1
砂糖小さじ1/2

1トマトをカットする

トマトはヘタを取り除いて角切りにする。

トマトをカットする

2塩、砂糖を加える

ボウルに①と塩、砂糖を入れて混ぜ合わせる。

塩、砂糖を加える

3瓶に詰める

保存瓶などに入れて冷蔵庫で保管。1週間~10日で食べきる。

完成

教える人

料理研究家 荻野恭子

料理研究家 荻野恭子

料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65カ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。

四季dancyu 2022夏
四季dancyu 2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(税込み)

文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。