前回の続き
世界の終わり
セリスが目覚めたのは、世界崩壊から一年の月日が経った頃であった。
小さな孤島。
セリスを介抱していたのは、帝国軍人時代に世話になったシド博士だった。
他の仲間たちがどうなったのかはわからない。
草木や生物は日に日に朽ちてゆく。
世界はカオスを超えて終末へ向かっていた。
かろうじて島に生き残った人々も、次々と希望を失い北の岬から身を投げたという。
あの人・・・ロックもきっと死んでしまった。
セリスはシドとたった二人の家族として、この島で静かに暮らすことにしたのだった。
セリスはシドをおじいちゃんと呼ぶことに。シドも孫ができたようで嬉しそうだ。
ロックはきっともういない。ということで、
ラヴ度:
旅立ち
シドと二人、静かな生活が始まった。
シドは身体の調子が悪そうだった。
浜で魚を捕ってシドに食べさせた。
気のせいか魚の生きもよくないようだ。
世界が引き裂かれてから生物がどんどん弱っているのは本当らしい。
そして、それはシドとて例外ではなかった。
別れは突然やってきた。
たった二人きりの家族だったはずが、ついに一人になってしまうセリス。
もはや希望はどこにもなかった。
絶望したセリスは、ついに北の岬から身を投げる。
しかし、死ぬことができなかったセリス。
打ち上げられた浜で一羽の鳩に気がつく。
なんと、その鳩は・・・
身体にロックのバンダナを巻いていた!
「ロックは生きている!」
セリスの胸に希望の光が灯った。
シドの用意してくれていた筏に乗り、セリスはロックを探す旅に出る。
ラヴ度:
再会
次々とかつての仲間と再会するセリス。
だが、ロックだけがどこを探してもいなかった。
生きているのはわかっている。でも、どこにいるのかわからない。
ロックは、さまよえる魂を呼び戻す秘宝を求めて世界中を駆け回っていたのだった。
ロックとの再会は、フェニックスの洞窟の最深部で果たされた。
フェニックスの魔石を手に入れたロック。
ロックの生きる目的であった死者を蘇らせる秘宝を入手するということは、ここに達成された。
ロックの、レイチェルを蘇らせるという目的は変わっていない。
しかし、蘇らせたあとどうするか?という考えは、おそらく以前と違った考えとなっている。
レイチェルを守れなかったあの日から、ロックに真実はなかった。
レイチェルを蘇らせて初めて、ロックは本当の自分になることができるのだという。
フェニックスの魔石は完全な状態ではなかった。
レイチェルに与えられた命は小さな灯火だった。
与えられたわずかな時間で、ロックに感謝の言葉を告げるレイチェル。
ロックの心に別の誰かがいることに気付いたレイチェルは、その心の中の人を愛するようにと
言い残して再び眠りについた。
ここに、ロックの心をつないでいた過去の鎖は解き放たれた。
過去の呪縛から解放され、未来へ向かうロック。
心の中の人とは、もちろんセリスのことである。
ラヴ度:
エンディング
かつての仲間は全員集結した。
一行はガレキの塔を登り、見事ケフカを打ち破った。
崩壊するガレキの塔を脱出する仲間たちひとりひとりに焦点を当てるFF6のエンディングの演出は
RPG史上最高峰の演出といっていいだろう。
各キャラクターのテーマ曲が流れる中、スポットを当てられたキャラクターは
脱出の最中、各々のドラマに決着をつける。
ティナ、エドガー、マッシュ、シャドウ、カイエン、ガウ、セッツァー、ストラゴス、リルム、モグ、ゴゴ、ウーマロ・・・
そして、ロックとセリス。
脱出途中、絶望の淵から自分を救ってくれたロックのバンダナを落としてしまうセリス。
思わず取りに走るセリスだったが、床はもう崩れる寸前だった。
ロック、すかさずセリスの手を掴む。
かつてのレイチェルのときのように、闇の底に彼女を落とすわけにはいかない。
このシーン、始まりは主旋律がセリスのテーマ曲で入り、
このあたりでロックのテーマ曲が徐々にバッキングにフェードインしてくる。
最終的に主旋律はロックのテーマに。
この演出、チョコボ肌立つなぁー。
ロック、セリスを守りきることで完全に過去に決着をつける。
もう二人には未来しかない。
愛すべき最高のバカップルだ、お前たちは!
ラヴ度:
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【FF6】珍名モンスター「リトワールビッヘ」の謎に迫る
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【オマケ】なつかしのFF6サントラ
『ファイナルファンタジー6 オリジナルサウンドバージョン』
オリジナル音源。エンディングはセリスのテーマ→ロックのテーマの変化に注目。
『ファイナルファンタジー6 グランドフィナーレ』
オーケストラアレンジアルバム。壮大です。
『ファイナルファンタジー6 ピアノコレクションズ』
ピアノアレンジアルバム。安眠に最適。
世界の終わり
セリスが目覚めたのは、世界崩壊から一年の月日が経った頃であった。
小さな孤島。
セリスを介抱していたのは、帝国軍人時代に世話になったシド博士だった。
他の仲間たちがどうなったのかはわからない。
草木や生物は日に日に朽ちてゆく。
世界はカオスを超えて終末へ向かっていた。
かろうじて島に生き残った人々も、次々と希望を失い北の岬から身を投げたという。
あの人・・・ロックもきっと死んでしまった。
セリスはシドとたった二人の家族として、この島で静かに暮らすことにしたのだった。
セリスはシドをおじいちゃんと呼ぶことに。シドも孫ができたようで嬉しそうだ。
ロックはきっともういない。ということで、
ラヴ度:
旅立ち
シドと二人、静かな生活が始まった。
シドは身体の調子が悪そうだった。
浜で魚を捕ってシドに食べさせた。
気のせいか魚の生きもよくないようだ。
世界が引き裂かれてから生物がどんどん弱っているのは本当らしい。
そして、それはシドとて例外ではなかった。
別れは突然やってきた。
たった二人きりの家族だったはずが、ついに一人になってしまうセリス。
もはや希望はどこにもなかった。
絶望したセリスは、ついに北の岬から身を投げる。
しかし、死ぬことができなかったセリス。
打ち上げられた浜で一羽の鳩に気がつく。
なんと、その鳩は・・・
身体にロックのバンダナを巻いていた!
「ロックは生きている!」
セリスの胸に希望の光が灯った。
シドの用意してくれていた筏に乗り、セリスはロックを探す旅に出る。
ラヴ度:
再会
次々とかつての仲間と再会するセリス。
だが、ロックだけがどこを探してもいなかった。
生きているのはわかっている。でも、どこにいるのかわからない。
ロックは、さまよえる魂を呼び戻す秘宝を求めて世界中を駆け回っていたのだった。
ロックとの再会は、フェニックスの洞窟の最深部で果たされた。
フェニックスの魔石を手に入れたロック。
ロックの生きる目的であった死者を蘇らせる秘宝を入手するということは、ここに達成された。
ロックの、レイチェルを蘇らせるという目的は変わっていない。
しかし、蘇らせたあとどうするか?という考えは、おそらく以前と違った考えとなっている。
レイチェルを守れなかったあの日から、ロックに真実はなかった。
レイチェルを蘇らせて初めて、ロックは本当の自分になることができるのだという。
フェニックスの魔石は完全な状態ではなかった。
レイチェルに与えられた命は小さな灯火だった。
与えられたわずかな時間で、ロックに感謝の言葉を告げるレイチェル。
ロックの心に別の誰かがいることに気付いたレイチェルは、その心の中の人を愛するようにと
言い残して再び眠りについた。
ここに、ロックの心をつないでいた過去の鎖は解き放たれた。
過去の呪縛から解放され、未来へ向かうロック。
心の中の人とは、もちろんセリスのことである。
ラヴ度:
エンディング
かつての仲間は全員集結した。
一行はガレキの塔を登り、見事ケフカを打ち破った。
崩壊するガレキの塔を脱出する仲間たちひとりひとりに焦点を当てるFF6のエンディングの演出は
RPG史上最高峰の演出といっていいだろう。
各キャラクターのテーマ曲が流れる中、スポットを当てられたキャラクターは
脱出の最中、各々のドラマに決着をつける。
ティナ、エドガー、マッシュ、シャドウ、カイエン、ガウ、セッツァー、ストラゴス、リルム、モグ、ゴゴ、ウーマロ・・・
そして、ロックとセリス。
脱出途中、絶望の淵から自分を救ってくれたロックのバンダナを落としてしまうセリス。
思わず取りに走るセリスだったが、床はもう崩れる寸前だった。
ロック、すかさずセリスの手を掴む。
かつてのレイチェルのときのように、闇の底に彼女を落とすわけにはいかない。
このシーン、始まりは主旋律がセリスのテーマ曲で入り、
このあたりでロックのテーマ曲が徐々にバッキングにフェードインしてくる。
最終的に主旋律はロックのテーマに。
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『ファイナルファンタジー6 ピアノコレクションズ』
ピアノアレンジアルバム。安眠に最適。
この年代はゲームも漫画も魅力的なの多かったですよねー。
いや、まぁヒイキ目なのかもしれませんけど。
でも、ゲームでは特にファミコン⇒スーファミの時代の流れを体験できてるのは
デカイと思います。これは誇りに思っていいかも!
人物の表情や感情の描写がすばらしかったですね。
八神先生をwikiで検索したのですが、あまり多くの作品を描かれていないようですね。
もし密リターンズがジャンプでなく別の雑誌で連載されていたら全然違う展開になっていたかもしれませんね。