『ブロッケンブラッドⅦ』第1話は二番煎じや三番煎じでビビってんじゃねえぞの巻
今回は『ブロッケンブラッドⅦ』開幕第1回目。
様々な思惑が絡んで巻頭カラーです。
そろそろ二桁突破が見えてきたけど、ローマ数字でⅩ超えるとパッと見よくわからないぞ。
1話目だし、単行本化されるときにカラーページになると思うので、健一くんこと桜子ちゃんの振袖カラーは自粛。詳細は本誌で。
この塩野キャラコラボ金屏風、本当に作って売り出したら売れると思うんですよね。フランス人に。
今回は、異例のロングランを続ける桜子ちゃん主演の映画『光圀VS家定Ⅹ秀吉の惑星 10人の将軍大集合』にハクをつけるため、歴史に興味を持った人のため、歴代マイナー将軍ゆかりのアイテムを集めた美術展で起こる怪事件の捜査。
映画の宣伝のために美術館の権威を利用するという、実に現代美術的なコンテクストあふるる野心的な試み。
ノイシュヴァンシュタイン城はなぜか日本の姫路にもある し。
実際この手のゆかりアイテムは縁者が秘蔵していたりするのでありえないでもない。家康愛用のおろし金とか。
そのインチキ骨董美術展を襲う怪事件の内容とは？
『スタッフが突然テラテラした昔の男性アイドルグループみたいな服装とローラースケートで館内を暴走し始める』
それって一巻のこの人たちじゃないの。
ドーン。
すいません濡れ衣でした。
定番時代劇並にマンネリ安定感のある展開だったもので。
これは売れる！ フランス人よりもフンドシの下に隠されたコンテクストに気付ける日本人に！
いろいろどうでもよくなってきたところで自分から姿を現す、将軍と桜子ちゃんに恨みを抱く集団とは？
わざわざアンチ徳川的に説得力のある設定をつけるあたり、このマンガがタダのギャグマンガではない、すごくリソースを無駄にしたギャグマンがたるゆえんである。
なにこの嬉しくない見開き。いっぱい描きすぎて最後のほう記号が足りなくなってんじゃないの。郵便ってなによ。
オトコキャラもイケるクチなのに、なんだろうこのイラっとくる感覚。
ええっ？ この中から選ばないとだめなのかい？ みたいな。
むやみに増えるな！ 誰が得するんだ！
すこしだけア○マスオタの気持ちが分かった気がする。
今回も各方面にけんかを売って外堀はおろか内堀まで自ら埋めるブロッケン冬の陣であった。
塩野干支郎次祭り2010開催！
セレスティアルクローズ＆ブロッケンブラッドの単行本同時発売を記念して、単行本についてくる応募券を送るとサイン入りポスターとかいろいろが当たるそうです。特に土木作業とかはいらないようです。
訓練されたファンは、募集されていないのに「僕が考えた血族」を描いて送って困惑させよう！
合同サイン会開催！
11月27日にリブロ池袋店でサイン会があるそうです。詳細→http://www.libro.jp/news/archive/001492.php
「充電はどうしたぁ――ッ!!」と闇の異邦が乱入してくるかもしれないので、血族の方は自慢のコスプレで塩野先生を守ろう！
で、会場限定の桜子ちゃんセクシー抱き枕の販売はないんですか。
『ブロッケンブラッド』単行本6巻は11月9日発売。
- ブロッケンブラッド6 (ヤングキングコミックス)/塩野 干支郎次
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