パワーポイントで正弦波を作るには以下の様な方法がよく紹介されています。

(1)表示タブの表示グループにある「グリッド線」をチェックし、グリッド線を表示します。

(2)図形一覧の中から「曲線」を選択し、グリッド線の大きな格子の交差する部分をチェックしてゆきます。

(3)最後はダブルクリックするかESCキーを押して終了します。

 

こうすると正弦波をを作れますが、1つ問題があります。

「「曲線」はプロットがフリーハンドになるので交差点を正確にポイントできない」事です。

 

作った正弦波で正弦波っぽい部分は真ん中にある下向きの部分だけです。

両脇の上向き部分は正弦波とは少し違う曲線になります。

とは言え、イラストとして使うには許容できる範囲です。

 

これをSKB図形で作ってみます。

 

いかがでしょうか。簡単で正確に正弦波ができます。

パワーポイント図形の「曲線」を使うとプロットがフリーハンドになるため、ちょっと違うかな?という事で何度か作り直す事がありますが、SKB図形ではそれがありません。

 

ポイントは波に近い図形を元図形として使用する事です。

正弦波では正三角形を使いました。

三角形を並べて配置します。(正確に配置するため「接続コピー」を使用しています。)

各三角形の頂点を抽出し、連続する曲線として描画します。

これは図形部品を作るためのSKB図形基本テクニックです。

 

正弦波の利用

正弦波が欲しい場合、これで完了ですが、正弦波の需要ってあまり無いと思いますwww

波という意味では、標準図形に大波・小波がありますので、これを使う場合が多いです。

でも正弦波を使うと大波・小波よりちょっとカッコよくなります。

という事で、正弦波でリボンの端を切ってみます。

 

まず、単純なリボン端の切り取りから。

三角形でリボンを切ってみます。

長方形の底辺と二等辺三角形の底辺の長さを合わせて、長方形→二等辺三角形の順に選択し、単純型抜きするだけです。

 

先ほど作った正弦波ですが、これは枠線でつくられており、閉じた図形になっていません。

なので、閉じた図形にした正弦波を作ります。

 

(1)正三角形を並べて、その下に四角形を付けます。

(2)図形それぞれの頂点を抽出します。

(3)波の部分は曲線(赤)にします。但し、左端と右端は直線(黒)にします。

(4)左下の黒(直線)から始めて右下の黒まで一筆書きで点を選択します。

(5)描画します。

何故こんなものを作るの?と思われるかもしれません。

これは切り取るための型です。

単純なリボンを作った時の二等辺三角形に相当します。

 

そして、以下のように操作します。

 

ひらひら感が増しましたね。

 

ここでのポイントは、真ん中のように正弦波の型を置くときに、波部分のみ長方形に掛かるようにします。

下の四角形部分で合わせても、出来上がるリボンが少し短くなるだけで、問題は無いですけど。

予め計算して、長方形を少し長くしておけば良いだけです。


いかがでしょうか。

是非チャレンジしてみて下さい。

 

SKB図形RC1は2019/8/28まで無償で使用できます。

ダウンロードするには、このページの右上にあるリンクを参照してください。