第11弾 酒主義久さん | 早稲田大学所沢キャンパス祭公式ブログ

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早稲田大学の所沢キャンパスの特徴を押し出せる企画なども展開していきます。

 

 

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第11弾は 人間科学部22期生 フジテレビアナウンサーの酒主義久さんです

 

 

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—   早稲田大学人間科学部を選んだ理由は?

 

 選んだというよりも、 “とってくれた”といった方が正しいですね(笑)。早稲田大学に行きたくて2年浪人して、それで早稲田の中で受かったのが人間科学部だけでした。

 

 

—   早稲田への思いというのはどこから?

 

 なんでしょうね、、浪人すると決めたとき、どうせ浪人するんだったら、1番良い所に行きたいなと思い、早稲田を目指しました。親からも「あなたは慶應よりも早稲田っぽいわよね」って言われましたし。1年目受けて、ここだったら、もう1年浪人してでも行きたいなと思うくらい魅力的な大学でした。そして2浪目になんとか受かったんですよね。

 

 

—   人間科学部に入って、人間科学部だったからこそよかったなって感じたことはありますか?

 

 人科でよかったこと..いっぱいありますけど、のびのびとした大学生活を送れたことですかね。バスが渋滞で遅れたせいで授業遅刻になっちゃったりとか、理不尽なこともありましたけど(笑)でも木々が多く、環境が本当に良いですよね。

 

 

—   軟式野球部に所属していらっしゃったんですよね?

 

 はい。軟式野球部と放送研究会に所属していました。

 

 

—   両立って大変じゃなかったですか?

 

 大変でした。双方に怒られていました。双方に「ひとつにしろ」って言われつつもずっと並行してやって、結果よかったです。それぞれ良い思い出もたくさんできましたし、それぞれの友達もできて、今も両方の友達と繋がっているので。

 

 

—   特に放送研究会の経験は今も生かされているんですか?
 

 そうですね。アナウンサーになりたいという思いとか、マスコミに行きたいという思いがあって、放送研究会に入りました。仕事とサークルという大きな違いはありますけど、自分と同じように放送業界で働いている友達、アナウンサーになっている友達・先輩・後輩もいて、そういう繋がりが今の自分の励みにもなってます。

 

 

—   やっぱりメディア系に就職される方が多いんですか?

 

 満遍なくいろんな職種にいってるんですが、メディア系はやっぱり多いですね。アナウンサーは僕の学年で、地方局やNHKも含めて7,8人くらいかな。

 

 

—   7,8人もいるんですね!

 

 いざとなった時に連絡を取れたりとか、地方に仕事に行く時に会ったりとか、繋がりが相当あるんですよ。早稲田ですごいなと思ったのが、早稲田出身って言うだけでよくしてくれる(笑)。その中でも人科出身って言うと、人科の人みんな仲良くしてくれるんですよ。“高田馬場に行きたかったけど行けなかった人” とかね。僕も本当は高田馬場に行きたかった。それでも人科に受かって、所沢に通ってってなると、なんかすごく仲間意識できますよね。

 

 

—   コミュニティが狭い分、つながりが深まりますよね。

 

 そうなんですよね。そういうのも人科にいてよかったなと思いますね。

 

 

—   千葉県習志野市ご出身ですよね?そこから通われていたんですか?

 

 2年間は実家から通って、2年間は一人暮らしをしていました。千葉に住んでたらそりゃ馬場のキャンパスに行きたいじゃないですか(笑)。でも2時間半かけて家から所沢キャンパスに通っていました。一人暮らしの2年間は家賃3万8千円のアパートを借りて、小手指に住んでいました。懐かしいな小手指..

 

 

—   小手指の駅前はどんな感じでしたか?

 

 最近どうなんですか?僕の住んでいたアパートはすごく日当たりが悪くて、築30年くらいで、最後引っ越す時にカーペットをたたんだら、カビわーって(笑)。

小手指って、なんだろう。あ、駅前にマンション建ちましたよね?あれ建設中だったんですよ。意外と小手指は変わっているのかな。未だにバスの乗り場は午前中と午後で、ロータリーの場所が変わりますか?

 

 

—   今もそうです。それで混乱するみたいな。

 

 混乱した〜(笑)懐かしいな。

 

 

—   小手指駅のどちら側にお住まいで?

 

 南口側で、西所沢寄りの方だったんですけど、近くに団子屋さんがあったなあ。そういうのとか懐かしいなあ。

 

 

—   学生時代を思い出されたところで、学生時代の失敗談とかございますか?

 

 ひとり暮らしの時はよく遅刻していましたね。千葉から2時間半かけて通っていた頃の方が遅刻しなかったんですよ。ひとり暮らしの時は、バスに乗り遅れたりだとか、寝すぎちゃって授業すっぽかしたりとか、よくありました(笑)。ほかにも計画性がなさすぎて、卒論追い込みすぎたとか。卒論大変だったなあ。入学して2,3週間くらいで彼女ができたんですけど、半年くらいですぐ別れてしまって、そのあと気まずいとかもありました (笑)。いろんな思い出がありますね(笑)。でも1番の失敗は入学式の時かな。千葉から来て、西武線の乗り換えがわからなくて、所沢で川越の方に行っちゃって、入学式に遅刻しちゃいました。西武線も難しいし、所沢キャンパスも迷路みたいだし..(所沢キャンパスは)もうちょっとシンプルにしてくれてもいいのに(笑)

 

 

—   新入生が(所沢キャンパスで)迷うのは春の風物詩ですよ。

 

 迷う!西武線で迷い、キャンパスで迷い、それで入学式に遅刻する。遅刻ばっかりだなあ(笑)。今はいい思い出ですけどね。

 

 

—   お世話になった方々は?

 

 1番は永岡先生。あとは、代々のスペイン語の先生。3年かけて履修しました。再々履までいったんですよ。1年で取りきらないといけないのに、3年もかかった(笑)。

 

 

—   勉強も部活も放送研究会もと、相当大変ですよね。

 

 そうですね。朝は練馬で野球の練習をして、昼は授業、夕方から夜は放送研究会でしたね。

 

 

—   ずいぶんハードですよね!

 

 うん。でも楽しかったー!逆に3年でサークルを引退したあとは、就活までの期間暇でどうしようかと思ったくらい。

 

 

—   放送研究会に入る時点でアナウンサーという職業は視野に入っていたんですか?

 

 少し考えてはいたんですが、僕なんかがアナウンサーになれるわけがないと思っていて、遠い目標として考えていました。でもやっているうちに、アナウンサーになりたいと強く思うようになりましたね。

 

 

—   どのようなきっかけで、現実的にアナウンサーを目指そうと思ったんですか?

 

 1番のきっかけは、浪人中にWBCを見てなんですが、放送研究会でしゃべるということをやっているうちに、これを仕事としてやりたいなと。先輩が地方局でアナウンサーをやっていて、「先輩がなれているんだから、もしかしたら、僕もなれるかもしれない」とも思いましたね。

 

 

—   今でも放送研究会の存在は大きいんですね。

 

 大きいですね。先輩の結婚式に行ったりとか、後輩と一緒にご飯を食べに行ったりとか、今もいろいろと繋がりがあります。先輩も後輩も友達も、自分がテレビに出ているのを見て、色々と感想を言ってくれたりするんですよ。そういうとき、本当にこの仕事をやっていて良かったなって思いますね。

 

 

—   次に、所沢キャンパスにスポットを当てたいと思うんですけど、所沢キャンパスの良い所や、好きな場所はありますか?

 

 所沢キャンパスの好きな所は、のんびりしている所。人が少ない。ラフな格好で登校できる。スウェットの比率高くないですか?そう考えたら、自分も楽な格好でいいんだなって思って、ジャージみたいな格好で大学行ったりしていました。好きな場所は「人とペガサス」。理工の先輩が“神接合”って言ってたんですよ。「なんで足だけでくっついてんだ」と。理工の先輩がこんなに褒めてくれる所沢キャンパスの場所って、自分も誇れるなと思って、「人とペガサス」が大好きだったんですよ。あれ彫刻の森美術館にもあるんですよね。それを知ってさらに誇りに思いました。「すごいじゃん」と思って。

 

 

—   「人とペガサス」は夜も綺麗ですよね。

 

 たまに夜遅くなった時とか、バス待っている間とかに見ると、「あー綺麗だな」と。

 

 

—   所沢キャンパスは30年目ですごく変わってきていて、デイリーヤマザキができたんですよ。コンビニができてみんな歓喜しているんです。

 

 できたんですか!?コンビニができたのは大きいですよね。昔は、ごはんとか何か買いたい時に、みんな困っていましたからね。

 

 

—   あとは、図書館がすごく綺麗になったりして

 

 へー!図書館好きだったんですよ。中庭みたいな所があって、すごく景色が良くて、あまり勉強はしていなかったんですけど、図書館は好きでした。

 

 

—   プレゼンテーションエリアが増築されたり、中庭にテーブルや椅子が用意されて、くつろげるスペースになったりしているんですよ。

 

 卒業して5年経ちますけど、久々に行ってみたいですね。

 

 

—   人間科学部の良さはどう思いますか?

 

 本キャンの授業も卒業単位に算入できたことはすごく良かったですね。ソフトボールの授業があったことも良かったです。ソフトボール楽しかったなあ。それから、先生が優しい。あとは、色々なことを勉強できるところが良かったかなあ。

 

 

—   所沢キャンパスのあの雰囲気だからこそ、先生方や事務の方が優しいですよね。

 

 優しい。みんなほんわかしていますよね。アットホームでね。それはすごく感じました。学食の方もとても優しくて、ちょっと大盛りにしてくれたりとかね。でもなぜか遅刻には厳しかった.. (笑)

 

 

—   授業は教育系を多めに取られてたんですか?

 

 マスコミに就職したかったので、メディア系の授業を多くとっていました。本キャンには、ジャーナリズム論があったんで、そっちもとりましたし、あと、コミュニケーション論もとっていましたね。スポーツビジネスにも興味があったんでそっち系の授業もとっていました。所沢キャンパスの授業で良かったのは、なんと言っても、今日本ハムファイターズに所属している大嶋選手が当時ソフト部で、あの大嶋選手とともに、ソフトボールの授業ができたってことですね。

 

 

—   平気でいますもんね、トップアスリートが

 

 そう!すごい選手がいっぱいいますもんね。
 

 

—   今は水泳部の坂井聖人選手や渡部香生子選手が普通に歩いています。

 

 そうなんですよね。小手指の駅に行くまでのバスの中に野球部の選手がいたりとか、すごいですよね。僕の時にはラグビーの五郎丸選手がいて、おおすごい!本物だ!って思いました。トップアスリートが普通にいるのはすごいですよね。本キャンよりも早稲田のアイデンティティを作っているの所沢キャンパスなんですよ。“所沢体育大学”とか言われると、「アイデンティティはうちのキャンパスが作っているんだぞ!」と思いますね(笑)。

 

 

—   それでは、所沢キャンパスに通う学生に何か一言頂けないでしょうか。

 

 しっかり時間を守って、先生の言うことを聞いて、勉強に励んでほしいですね。それから、バスは予期せぬところで渋滞して遅れちゃうから、1本早めに乗った方がいい!早稲田大学に行って所沢キャンパスに通って本当に良かったなって、今になってすごく思います。人と人との繋がりもそうですし、今やっている仕事に通じることがあることもそう。だから誇りを持って大学生活を過ごしてほしいですね。マスコミは楽しいし、テレビ業界も楽しいし、アナウンサーの仕事もすごく楽しいので、フジテレビのアナウンサーになってくれる後輩が出たら嬉しいなと思います。

 

 

—   最後に、人間科学部30周年ということで、簡単にお祝いの言葉を頂けないでしょうか。

 

 人間科学部30周年おめでとうございます。30周年というと、僕の年齢と全く同じなんですけど、この30年をもっともっと長く、40周年、50周年と繁栄させていけるように、みなさん頑張って下さい。陰ながら応援しております。

 

 

「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」

“偉くなってもより謙虚に生きていきたいと思います。”

 

 

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学生時代の生活について、サークル活動・部活動・一人暮らしの生活など様々なことをお話しして頂きました。酒主さんのとても活動的で楽しそうな大学生活は、早稲田生全員の憧れなのではないでしょうか!
 

 

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インタビューにお答えいただき誠にありがとうございました。

 

 

広報局3年 増田真帆