スノーク(メラウケアオジタトカゲ)の特徴と魅力 | 302号室のヘビとトカゲとヤモリたち

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 スノークがのんびりバスキングしていたので、アオジタトカゲというトカゲを改めてじっくり、じ~~っくり観察してみました。
 
 スノークはメラウケアオジタトカゲという種類です。「メラウケ」とは地名のことで、ネット百科事典によると「インドネシア、ニューギニア島西部、パプア州南部の港町。ディグル川のつくる大湿原の南岸に位置し、アラフラ海に臨む。人口約2000。大湿原はほとんど未開発」なのだそうです。読んでいるだけでワクワクするような所ですね! 行ってみたい! スノークはそんな素晴らしいところ原産のトカゲです。ただしスノークはCB(キャプティブブレッド=飼育下繁殖個体)なので、ディグル川も大湿原も見たことがありません。
 そんなスノークの特徴は……
 

 見た目の特徴

 全身を光沢のある鱗が覆っていて、いかにも「トカゲ!」という姿をしています。
 
 顔はなかなかのイケメン。目力があり、凛々しい表情です。
 
 耳の穴を3つの鱗がガードしています。ゴミが入らないように、ということなのでしょうね。
 ちなみに現在のスノークは脱皮が近づいていて鱗がシワシワしています。脱皮が終わればそりゃあもうピッカピカになります。
 
 最大の特徴にしてチャームポイントの、長~~~~いお腹。どのくらい長いかというと、頭が日の出を迎えるとき、尻尾の先はまだ前日の日の入り、まあ例えて言えばそのくらい長いということです。
 触り心地は、大根の一本漬けに似ています。べつに濡れてないし匂いもないですが、掴み心地というか、持ち上げ心地というか、とにかくそんな感じが大根の漬物に似ていると思います。スーパーとかに買い物に行った際に沢庵一本漬けを見かけたら、それが動いているのがアオジタトカゲだと思ってください。
 
 尻尾はけっこう硬いです。フトアゴのようなむっちり感とは違うし、レオパのようなぽむぽむ感もありません。硬いです。牛蒡(ごぼう)みたいな感じです。
 
 腕(前足)。胴体に対してとても短いです。むっちりツヤツヤしています。指は硬く、地面をガリガリ掘れそうです。指に関節は無いようです。
 
 手のひら。イボイボしています。イボイボ軍手にそっくりで、グリップ力はかなりありそうです。
 
 後ろ足。短いなあ!
 
 アオジタトカゲは長~~いお腹&短い手足という組み合わせのため、歩くときは常に地面にお腹が接触しています。そのため、床の上を歩かせてみると微かに「スーーーー……」と音がします。
 
 

 性格

 スノークの性格はのんびりでありながら好奇心旺盛。カメラを向けると、
 
 いつも近づいてきて、どアップになってしまいます。
 
 人間に対する警戒心はゼロ。まったくありません。我が家ではレオパのよし子と並びもっとも人に慣れています。
 ただ、これはスノークがそういう性格なだけであり、すべてのアオジタがのんびりおっとりしているわけではありません。うちには7年前に同じメラウケアオジタの「おくにさん」という子がいましたが、おくにさんは警戒心が強く、ぼくの視線を感じただけで床材に潜って隠れちゃいました。まあ、おくにさんはWC(ワイルドコート=野性採集個体)と思われる子でしたけどね。
 
 
 アオジタトカゲの魅力、伝わったでしょうか? まだまだたくさんあるのですが、全部は書ききれませんでした。まあ、まとめてしまえば「アオジタトカゲは超素晴らしいトカゲ」ということですね。
 あ、うんこはすごくでかいです。