図画工作 カネゴン | 特撮好み

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「ゴジラ」「ウルトラマン」などの特撮関連のフィギュア,イベント,観光の話題を書いてる他、ソフビ人形を改造しての図画工作もやっております。

更新ペースはその日々の状況によりますのでよろしくお願いいたします。


 中古で購入したカネゴンのソフビ人形を可動できる仕様にしてみた。

 ウルトラ怪獣シリーズのソフビ人形を可動フィギュアにする工作。
 今回は『ウルトラQ』に登場したコイン怪獣カネゴンをチョイスして一様の完成にまで至ったのでまとめと思います。

 使用したのはウルトラ怪獣シリーズ 47 カネゴン
 800サイズソフビではなく『ウルトラマンギンガ』からの500サイズソフビ。
800サイズは成型色違いなどで多彩な種類が出ており、いつもの流れなら800サイズを使うところですが、あちらはサイズ的に大きめに感じキャラ的なことも踏まえて今回は500サイズのカネゴンソフビを使う事にしました。

 そういや以前に「“巨大怪獣”なカテゴリで「図画工作」の怪獣はチョイスしてる」て述べたが…まぁゲーム『大怪獣バトル』で“スペシャルコイン”なるアイテムで無理くり巨大化したので一様”巨大怪獣“なカテゴリという事でどうか(苦笑)

 改造は【ソフビに直接関節を仕込む】やり方。
 分解は腕から脚と大変人間的な構成。
分割すべき箇所が分かりやすかったので身体の分割は上半身,腹部,下半身の三分割仕様。「分かりやすかった」というのもあるが「エヴォトイのカネゴンがその様な分割仕様だった」という事も理由の一つ。
 パテや針金は使用してません。

 関節は手首,ひじ,足首は球体ジョイント、頭,首,肩,尻尾はボールジョイント、腰,脚からひざはダブルボールジョイントを使用。

 ほぼ同じ分解構成だったM1号の場合は関節を仕込む箇所が大きくあったのでやり易かったのですが、カネゴンの場合は少なく、特に腕は難儀した。
ただ難儀した分、上手い具合には仕込めた気は我ながら致してます。
 ちなみに口に関してはビジュアル面など踏まえて無可動にしました。まぁエヴォトイのカネゴンも無可動だったのでいいかと(苦笑)

 このままではまだ見栄えが悪いので、仕上げの塗装を行い一様の完成。

 全体の下地に黒。
 その上を「機体内部色」:「タン」:「GXクリアゴールド」を1:2:4の割合の色で塗装。
 更にその上を「PLM79 サンドイエロー」「GXクリアゴールド」を混ぜ合わせた色を薄めに塗装。
 口は「ブラウン(茶)」「MSシャアレッド」を混ぜ合わせた色。
 全体的にはエアブラシ、口など細かい箇所は筆とペンで塗装しました。

 元のソフビのカラーイメージも悪くない気はあったものの、塗り重ねた結果、個人的に割と劇中に近い印象のカラーになった気はする。まぁ初登場時“白黒”だった存在なので個々でイメージカラー違ってそうではあるが(苦笑)

 『ウルトラQ』第15話「カネゴンの繭」で初登場したカネゴン。
 お金を好物とする設定に強烈極まりないデザインと大変ひょうきんなイメージある存在だが、お金好きの少年から怪獣になるまでの誕生経路,そもそも金を主食としてる習性,元に戻るやり方,などウルトラ怪獣の中でも別ベクトルで謎めいてる存在。
 『Q』以降は映画『アニメちゃん』でピグモン,ブースカとトリオを組んで“ブー・カー・ピー”として大々的に出演した他、近年では『ウルトラマンZ』にも出演。
そのキャラクター性を生かしてCM,バラエティと多方面で活躍する「ウルトラシリーズ」を代表するウルトラ怪獣である。

 細かい造形。顔のシワなど良く作られております。

 頭の上の不揃いのトゲトゲに口を閉めるチャックもよく再現されてます。

 脚から足首にかけての関節仕様。
ひざから足首にかけての仕込み範囲が限られてたので、ゴムホームの上にガムテープを巻き付けたモノをそのまま仕込む仕様にしました。
 可動は関節箇所は目立つもわりかし頑張れた気がする出来。
まぁ使用関節パーツの都合上、肩や腕の範囲が狭めなのと、顔が大きい分ちょい安定感が悪いなど、課題はまだありはします。

 太ももパーツに尻尾と位置調整する事でお座りをさせる事も可能。これが出来ただけでも個人的には大満足。

 多きさはアルティメットルミナス辺りが丁度いいサイズ。ウルトラアーツとだと小さめか。
ただキャラ的な点で個人的にこのサイズを気に入ってたりしてます。






 他色々…
 特撮リボルテックのブースカと並べる。
ブースカが小さくはあるが、実を言うとこのブースカとの並びも見越しての500サイズチョイスだったりしますw

 エヴォリューショントイのカネゴンと並べる。
分割構成の参考元だったりする存在。
サイズもだが造形,カラーリングと割と別物な印象を受ける(汗)なんか「通常状態」と「暴走状態」な感じ?

 ウルトラアーツのゼットと並べる。
劇中こういう並びはないものの『Z』第13話「メダルいただきます!」はカネゴン再登場回として割りかしよく出来た回に思えたなw
 ちなみに先の説明では省略しましたが「モノを持てる交換手首」を制作。
単に余っていた交換手首の色を変えただけなのだがアイテムとしては悪くない出来になったかな。

 図画工作で作ってきた『ウルトラQ』登場のウルトラ怪獣らと並べる。
あまり意識してたわけではないものの『Q』怪獣も増えてきたな。
加えて全て500サイズからのウルトラ怪獣ソフビである。

カネゴン
「そういや昔、大阪で怪獣酒場の店長やってたっけ…」
初代バルタン  
「懐かしい…

 細かく見ると関節箇所など荒い点は多々ありますが、人間的な構成のウルトラ怪獣の中では大分理想的な形に近づけたとして、今回のところはここまでとしときます。