大人の遠足で本能寺辺りを歩いていると、京都在住のYさんから「おやつに(どうぞ)・・・」と言ってマーブルチョコレートを渡された。
わぁ~、懐かしい‼
子供の頃、上原ゆかりのCMで一世を風靡したお菓子だ。
何十年も口にしていないけど、復刻版ができたのかな? と。
(復刻版ではなくロングセラーが正しい。念のため)
万歩計ではそろそろ5千歩を超えてきた頃で、日頃運動不足の私には、(糖分補給のための)有難いおやつとなった。
早速いただこうとフィルムをはがしかけた時、
あっと思う間もなく、Mちゃんの手から七色のマーブルチョコがぱらぱらと道に落ちた。
とっさに受ける反射神経もなく、地面に散らばったマーブル(5~6個)とMちゃんの顔を交互に見つめるしかなかった。
あれ~ぇ?
私の記憶にあるマーブルチョコって、こんなにカラフルにピカピカ光ってたかな?
もっとくすんだ色味で、コーティングも薄かったような気がするけど・・・
そう思いながら口に含んでみると、子供心に感じた味の物足りなさ(準チョコレートだった?)はどこにもなくて、本物のカカオの味がした。
令和のマーブルって美味しいなぁ
とテンションが上がって、心なしか足どりも軽くなった。
帰宅後、慎重なMちゃんの<バラマキ事件?>が気になって、改めて考えた。(これは、私の性分かも)
パッケージを手にとって観察すると、
①イラストの部分(蓋と重なっている部分)が販売当初より1~1,5㎝短く
②矢印の部分が3ミリ斜めにすぼまっていて
③使用されている紙質がつるつる
ということに気が付いた。
子供の頃蓋を開けようとしたら、かなり力をいれて引っ張らないと開かなかった。空気抵抗が凄いので、
う~ん➡「ポン」という音がしたっけ。
Mちゃんは、子供の頃のイメージで力一杯引っ張ったから、豆まきになってしまったのだ。
たかが子供のお菓子と侮るなかれ。
原材料の向上、パッケージの開けやすさ等、マーブルチョコレートには消費者の立場に立った真摯な企業努力がなされていた。
日本の物つくりの姿勢にちょっと感動を覚えた。