何気にWSJを読んでたら、驚きの大スキャンダル記事見つけました。

(エデュパパはポケットマネーでアメリカ株で運用して、遊んでいるので最近WSJはよく読んでるのです。)

アメリカ名門大学への裏口入学でセレブ女優や企業幹部などの富裕層の親達約50人が訴追されたというニュースです。

Stanford, Yale, UCLA, USCなど日本でも知名度が高い大学ばかりです。

海外ドラマ好きな方ならお馴染みのデスパレートな妻たちフルハウスに出演していたセレブ女優たちが子息を不正なルートで大学に入学させようとしていたとか。





Twitterとかで拡散してたと思ったら、Yahoo Japanニュースとか日本でも一気に広まりましたね。

アメリカでもこの規模の不正入学事件は過去最大級とのこと。

いちばん詳しく書いてたのが、Washington Postでした。

どうやら1年前から別件でFBIが覆面捜査(undercover operation)してたら、この疑惑が持ち上がり今回の訴追になったようです。

慈善団体を立ち上げ今回の裏口入学を斡旋していたSinger氏は総額28億円の裏金を受け取っており、大筋容疑を認めているそうです。

刑事告発で最高20年の禁固刑に加えて一億円の罰金の判決になりそうとの報道でした。

いや〜、やっぱFBIに狙われるともう逃げきれませんね。

今回、訴追された富裕層の方々は司法により然るべき刑を粛々と受けてもらえばよいと思います。

清き正しく正々堂々と入試試験に子供が挑戦した我々中学受験クラスタの天敵ですね(笑)

でも個人的には富裕層のillegalな行為に対して、怒りとか、憤りとかはありません。

意外だったのは、アメリカの富裕層なのにやることがセコイです。

なぜなら🇺🇸アメリカの名門私立大学はレガシー枠(Legacy Admisson)があって、卒業生の子弟の場合、寄付金を払えば優先的に入学できるからです。

レガシー枠の入学は合法です。

もちろん最低限の学力は必要ですが寄付金効果で上げ底されます。

ちなみにハーバード大学の寄付金の運用基金は約4兆円と言われていて、毎年800億の寄付金があります。

この運用資金があるので、年収7万ドル以下の家庭は奨学金制度により授業料免除で入学する事が出来るわけです。

(授業料免除率は生徒毎に異なりますが、最高で100%免除の場合もあります。)

もちろん奨学金が認められるハードルは無茶苦茶高いのですが。

このレガシー枠があるので、大学の生徒のダイバーシティが維持できている側面もあるのですね。

とにかくSAT/ACTの替え玉受験や、スポーツ部監督へのワイロはマズイでしょ。

富裕層ならたんまりと寄付金払ってレガシー枠で入学して下さいね。

このニュースの詳細の報道は、デーブ・スペクターにお任せすることにします。