世界一周の思い出　ヨルダン①砂漠の街アンマン

1/24　シリアから国境越えは、まず荷物チェック。
外国人だけイミグレへ。当時、日本人はＶＩＳＡなし、韓国人はＶＩＳＡ有りだった。
スタンプを押してもらい、慌ててトイレへ。
おいて行かれないように急いでね。
両替も国境にあった。
その間、地元の人は免税店でお買い物。

どこかで会ったウクライナ人が、ヨルダンに入国すると、緑が減って砂漠になると言っていて、まったくその通りで驚いた。
ベトウィンが砂漠の荒れ地にテントを張って黒い羊と遊牧する姿を何度も見た。
遊牧はシリアでも見たけれど、出会う率が断然高い。
しかしこの荒れ地で羊たちは一体何を食べているのだろうか。そして羊はどうなるのか。

バスはすぐ大きな都市へ。
丘に沿ってびっしり四角い家が並んでいて、シリアよりも無機質な感じだが、砂漠の街という感じでむしろ中東らしい。オマーンやＵＡＥを思い出した。そうじゃなければ、マイソール。

大きい街から、また次の大きい街へ、とぎれることなく次の街へ・・・と思ったら、もうアンマンだった。国境まで１時間、国境で２時間、国境から１時間と言ったところか。

アンマンも大きな街だと思うが、大きなビルなどは見当たらず、イメージしていた中東の街にかなり近い感じがした。
しかし中東の先進国だけあってきれいだし、インドのように混沌とはしていない。

同じバスにいたニュージーランド人とタクシーをシェアして旧市街へ向かう。
変なやつが着いてこようとする。マージン取られたらいやだから、追い払う。そういう人はどこでもいるんだね。

アンマンの宿は、当時の有名人サーメルさんがいる宿と決めていた。
ちょうど彼がアッバシホテルという名前の老舗ホテルに転職したと聞いていたので、そちらのドミに投宿。

宿には共同で使えるキッチンがあったので、今日の食事と明日以降のイスラエルに備え、近所に野菜市場へ買い出しに出かけてみる。
ヨルダンの市場は高い！そして少しでもお金を取ろうとする点が、シリア人よりもケチだな、と日記に書いてある。その点ではシリア人は皆おおらかだったらしい。

そんな中でも八百屋の息子が生意気な顔で『玉ねぎ１個だけか？なら、持っていきな』と言ってくれたのと、見切り品のパプリカとニンニク半欠けを無料でもらってしまった。（←結構もらってるやん）
物価が高いので、節約できるのはありがたい・・・
貰った野菜に加えて、ロメインレタスを買って、宿の素敵キッチンでロメインレタスパスタを昼と翌朝用に調理。

ハチミツは高かったので、あんずジャムをゲット。
できたてでおいしそうなピタパンを買って、ヨーロッパ以来のパン生活再開。
それにカップメン３個をイスラエル用に。

宿で同室だった２２歳の沖縄の子と色々話していたらあっという間に夜中に！酒も飲まずによく何時間も話したよな。。。
日本では１８きっぷや車旅もしていたらしい。腰パンがやめられないけど、こっちの人に注意されると言ってたっけ。こんな一見ちゃらちゃらした子でも、話してみるとちゃんと中身があって面白い。

１/25
のんびり起床。
パンやらパスタやら、残り物を食べて、洗濯してアンマンの街へ出かける。
ツーリストインフォメーションで地図をもらい、円形劇場へ。

無料で入れました。
白みがかっていて上品。上からの眺めもとてもいい。

今まで見てきた円形劇場の中で一番座席の高さがある。

円形劇場から見たアンマンの街。
四角い家がびっしり。

仲良し兄弟

両脇に二つのミュージアムがあり、ヨルダンの民族文化を知ることができる。

チャイ売りかな。

アラブの家を再現コーナー

当時も時々見た、顔面に入れ墨を入れたベトウィンの女性。
顔に入れ墨、ミャンマーやアフリカでもありますよね、既婚女性に多い。

こんなかわいい壁画があるんですかね、ちょっとインドっぽい。

ここからはアラブの民族衣装について。色とりどりの刺繍で飾られていてとてもきれいでした。

中東＝黒のイメージがくつがえされた。
とにかく柄は色鮮やか。
５０年前にこの国に来ていたら、こういう装束の人々をたくさん見られたのかな。

袖も長くて、着物みたいですね。

イスラエルに近い地方

襟元はＶネックが多いみたい。

銀のマスク。額の部分は刺繍。すごいねー。

なんて鮮やか。

明日からのイスラエル滞在のため、食糧を買い足し、ネット屋さんに行って、お菓子屋さんでお茶。
ここで飲んだのはトルココーヒーだったかな。
席で取っ手付きの小さいポットから、小さい器に注いでくれるスタイル。
お菓子はチーズ入りのバスブーサ。

どら焼きの皮みたいなやつ（すっかり気に入った）をお土産に、宿に帰る。

明日は早めにエルサレムに向け出発したいので、早々におやすみなさい。