2010年05月17日

03.スポーツ

松源が団体で初の3位、全国選抜大学・実業団相撲

第48回全国選抜大学・実業団対抗相撲和歌山大会

団体戦3位入賞の(株)松源メンバー

第48回全国選抜大学・実業団対抗相撲和歌山大会(神前美津男大会々長)が16日、 和歌山市有田屋町の県営相撲場で開かれ、 団体戦で地元の(株)松源が活躍、 初の3位入賞を果たした。

団体戦には13回の優勝を誇る和歌山県庁や3連覇を狙う日大をはじめ日体大や近畿大
など大学、 実業団の8強が顔を揃えた。 開会式では神前大会々長が 「昭和36年にこの土俵が完成して以来続けてきた大会が昨年は休止となり残念な思いをしましたが、 今回復活できたことを喜び、 選手の皆さんの健闘と伝統ある相撲道の発展を祈ります」 とあいさつ、 団体予選1回戦の近畿大―日本通運(株)を皮切りに熱戦の火ぶたが切られた。

(株)松源は初戦で立命館大と対戦、 先鋒の中野3段が 「肩透かし」 中堅の森本4段が 「押し出し」 大将のチンバト3段が力強い 「上手投げ」 を決め3―0で幸先良いスタート。 2回戦で東農大に1―2で惜敗したものの、 3回戦では九州情報大を2―1で破り、 実業団の1位で決勝トーナメントに駒を進めた。

4強入りを目前にした大事な試合の相手は近畿大で、 1勝を先取されたものの中堅森本4段が落ち着いた取り組みから豪快な上手投げでムードを盛り上げ、 大将のチンバト3段も上手投げで見事な逆転勝ちを飾った。 準決勝では日体大に0―3で敗れたが、 3位入賞に詰めかけた地元ファンから歓声や祝福の拍手が送られた。

和歌山県庁も予選1回戦で先鋒冨田(有)4段が 「寄り切り」 中堅冨田(元)4段も 「寄り切り」 大将関沢5段が 「押し出し」 で同志社大を3―0で圧倒したが、 2回戦で立命館大に1―2、 3回戦でも東農大に1―2で連敗。 3位で決勝トーナメントに進出したが日体大に1―2で敗退8強にとどまった。 決勝は日体大が2―1で日大を下し、 第28回大会以来2回目の優勝旗を手にした。 個人戦では79人がトーナメントで激突した。

(株)松源の中村監督は 「新チームとなっての3位入賞はとてもうれしいです。 取り組みの中で選手たちの課題も見つかり、 さらに努力して全国社会人大会を目指します」と意欲を示した。 (株)松源、 和歌山県庁メンバーは次の皆さん。

《(株)松源》監督=中村泰明▽選手=中野寿、森本太良、チンバト、高岡鉄也、村井栄太
《和歌山県庁》監督・選手=浅田晃秀▽選手=冨田有輝、 冨田元輝、 関沢英行、 沖﨑誠





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