タイトル webギャラリー

本ページは、江戸時代遠近法内の”遠近法の計算”部分を独立させ、大幅に内容を追加したものです。
Innovative method for perspective drawing. Accurate, easy and space-saving way.

遠近法の計算

および

「計算値を利用した正確で簡単な遠近法の描き方」

遠近法の計算イメージ図

「エクセル」などの表計算ソフトを使うと、遠近法の寸法計算が、たやすくできます。
また、この計算値を使うと、シンプルで場所を取らい遠近法の作画が可能です。

セルシス・キャラクター・お下げ・2点透視の作図


ここで扱う計算は、手書きに向いていると思われる、線を扱います3次元コンピュータ
グラフィックス(3DCG)などが扱う、点座標の計算とは違います。


遠近法は、遠くにあるものは小さく見えるというものですが、この縮小の仕方が対象物の
置かれている角度によって単純な比率で小さくなるとは言えない側面があります。
下の画像をご覧ください。

遠近法の特徴: 奥行成分は、遠くに行くにしたがい扁平になる。画像1。
トルソのある遠近法奥行成分説明画像
使用グラフィック・ソフト:trueSpace 7.6(3DCG), CLIP STUDIO PAINT, Photoshop Elements。

上の画像の中でトルソの埋まっている面に注目して下さい。
a1に対するa2の小さくなる割合は、b1,c1に対するb2,c2の小さくなる割とは
異なります。(a1:a2≠b1:b2=c1:c2)

線d1は立っているトルソの太ももあたりにありますが、線d2は膝小僧より低い
位置になっています。
b2の小さくなる割合が、a2に比べて大きいことを意味しています。
c1に対してc2のトルソの埋まっている面も、これと同じ変化をしています。

a1,a2のトルソの埋まっている面のような画面に平行な面・線とb1,b2,c1,c2
のようなトルソの埋まっている面のように画面に垂直な面・線では減少
率が異なります。

a2に対してb2,c2の方が減少率が大きくなっていると言えます。
a1に対するa2の減少率は、小さいと言えます。

a1,a2のような画面に平行な面・線を数学的に見ますと、単純な反比例
なっています。
数式も単純です。
これに対してbやcのような画面に垂直な面・線は、少し厄介です。
距離成分の二乗に反比例することになってしまいます。
式も複雑になります。


注:画面に平行な面と画面に垂直な面は、下のようになります。

画面に平行、画面に垂直な面

セルシス・キャラクター・お下げ・計算・Expression

遠近法の作図にあたっては、どちらか一方の計算値があれば作図可能です。
ただ、私の経験では、画面に平行な面・線の計算値をもとにした作図では
計算は単純でも、意外と書きにくく、精度も出ないように思えます。
画面に垂直な奥行寸法を使った方が、作図に適しているように思います。

奥行寸法は、計算式は複雑ですが、エクセルなどを使えば、自分で計算する必
要もありませんし、いったん数値表にしてしまえば、計算式が単純か、複雑か
は関係なくなります。

計算はパソコン・PCまかせ

まず、エクセルで奥行寸法を計算してみた表と,この計算値をもとにした
作図例をご覧ください。


「エクセル」で遠近法の奥行寸法を計算した表。表1
エクセルによる遠近法計算、奥行

       
作図方法(1点透視):

左から3列目の()内の数値を手前から消失点までの距離として、この線に4列目(2mの距離)
から順次5列目、6列目・・と寸法を取ってゆくと、表下の条件での奥行長さの変化が描けます。

例えば、縮尺1.5/10であれば、150mmの線を引き、この線に50mm,25mm,15mm,10mm,7.1mm・・・
と寸法を取れば、正しい比率の分割線が描けることになります。上の表をもとに作図してみた
ものが下の絵です。

 
上の表をもとにした作図例。および、計算値をもとにしたさらに簡単な描き方の説明。図1。

遠近法の計算値に元ずく作図、簡単な作図説明。

実際の作図について: 右半分のみ書き、左半分は右半分を左右反転させ貼り付けてあります。


より簡単な描き方:

セルシス・キャラクター・お下げ・リラックス・ポーズ

縮尺1.5/10を例に説明致します。
まず、v.pとaの距離を150mmに取ります。
v.pの高さは、任意です。
一番手前右端の高さadも任意ですが、10等分しやすい高さにすると良いと
思います。
adを10等分して各点1,2,3・・・からv.pまで線を引きます。
この線が重要な役割をします。
次にb点を決めます。
b点は、上の表、12mまでの累積値127oに取ります。
bcをadに平行に引き、出来た4角形abcdの対角線acを引きます。
この対角線と先ほどの1,2,3・・・から消失点v.pへ引いた線の交わる点が
1mから9mまでの分割点になります。
各点に交わるようにadに平行な線を引けば、出来上がりです。

1.2.3・・・と消失点v.pを結んだ線は、aefdをさらに10分割するのにも役立
ちます。
これも対角線afを引いて出来た交差点を利用します。
 
12mまでの累積値は、写像(y)で0.85m、縮尺1/10で84.6mm、縮尺1.5/10で
127mm、縮尺2/10で169mm、縮尺3/10で254mm、縮尺1/2で423mmです。

なお、12mまでの累積値としたのは、一番手前が2mですので、距離が10mと
なり、10分割するのに都合がよいからです。

セルシス・キャラクター・お下げ・”追加”

さらにラフな次のような作図方法も考えられます。図1B。

計算値をもとにしたラフな作図方法の説明

注)bの位置について:下の視野角とも関係してくるのですが
  dに対してrが大きくなると、bの位置はv.p側に移ります。
  反対にr小さくなると、bの位置はa側に移ります。
  rが大きくなるとは、広角よりになるこで
  rが小さくなるとは、望遠よりになることです。

追加部分、終り。


dとrの比率、視野角について:

上の表1では、d=2m、r=1mとしてあります。
比率は、d:r=2:1になります。
この状態での視野角は、約70度になります。
一般に、60度以内が、視野角としては自然だと言わています。
70度でも、それほど違和感がないようですが、これ以上視野角を広げるのは
芳しくないようです。
dが短い状態では、rを長く取りすぎないようにすべきです。
rを長く取りたいなら、dも伸ばしてあげるべきです。

ちなみに、人の視野限界は、下の図、青い線の内側程度になるそうです。

視野の限界図

表1に掲載した図を立体化したもの。画像2

奥行寸法計算図の立体イメージ

表1で,"視点から対象列軸までの距離(r)"と分かりにくい表現をしていますが
上の画像にあるrのことです。このrは、消失点の距離とも関係しています。
wを画面に接した位置からスタートさせ、遠方へどんどん移動させると、写像は
aからv.pへと、どんどん移って行き、限りなくv.pに近づいて行きます。aとv.p
の距離はr の距離と同じです。rは、画面に接する位置を始点とした場合の、消
失点までの長さと言えます。また、斜めの面を利用して計算することにより、地
面を基準にした座標を使ったのでは、複雑になってしまところを避けています。

画面に平行な線の計算について:

セルシス・キャラクター・お下げ・平行
 
計算式は、y=wd÷x と、いたってシンプルです。

「エクセル」で画面に平行な線を計算した表。表2。

エクセルによる遠近法計算、平行

 

画面に平行な線の計算値を使った作図(1点透視)。図2。

画面に平行な線の計算値を使った作図

消失点の決め方ですが、計算値が消失点に影響を与えることは
ありませんので、自由です。知っておくべきことは、消失点の
高さが視点の高さになることです。また、横の距離ですが、こ
れは対象物が真正面からどのくらいずれているかになります。
(条件:画面に平行な線群が、画面に垂直に置かれている場合)
表のxと書かれている軸が視点足元と同じ地面にあるものとす
ると、視点足元とx軸の距離をpcに設定します。画像2のrとし
て距離を設定する場合は、paの長さをその値とします。画面に
平行な線群が斜めに配置されている場合は、角度付の線の計算
内の「2点透視の消失点の位置・決め方」を参照して下さい。
2点透視中、2つある消失点内の1つを使う考えになります。

ただ、実際の作図に当たっては、上記「
より簡単な描き方」を
使った方が、実用的だと思いまっす。12mの長さだけ取り、後
は図学的に処理する方法です。

上述のような画面に垂直か平行な平面・線で構成される場合に
は、必ず遠近法は1点透視になります。画面に垂直か平行でな
い平面=傾きのある平面で構成される立体は、2点透視か3点透
視になります。

 

3種類の遠近法。1点透視、2点透視、3点透視。↓
3種類の遠近法。1点透視、2点透視、3点透視のイメージ。

1点透視になる画面と平面の状態。↓    1点透視になる画面と立方体の状態。↓
1点透視になる画面と平面・立方体の状態
1点透視には、a,cがそうであるようにように眼の中心点=消失点となる場
合と、bがそうであるように眼の中心点≠消失点の2種類が考えられます。
私の考えですが、bのような斜め状態に関しては2点透視の特殊なタイプと
して扱った方が良いのではないかと思います。そもそも、平面=厚さ0と言
うのは現実的ではなく、厚みが少しでもあれば、それは2点透視となるので
すから。

2点透視になる画面と立方体の状態。↓
2点透視になる画面と立方体の状態

3点透視になる画面と立方体の状態。↓
3点透視になる画面と立方体の状態

 

傾いた線の計算について:

incline
上記二つの表は、対象物が画面に対して垂直か水平かですが、対象物が傾いた状態も
計算できます。上記の表中の図でwを傾けた場合の代数式は、私の計算では、下記です。
y=(wdxsinθ+wrdcosθ)/((wcosθ+x)*x)。この計算式で計算したものを表3に示します。

実際の作図に使用する場合は、詳しいことは省きますが、r=0, d=x とし、xを固定、wを可変
とした方が、作図に役立つように思います。この場合の式は、
y=wxsinθ/(wcosθ+x)です。

こちらの計算値は、表4に示します。作図例を図2、図3に示します。r=0, d=xを4m, θを45
度、正六面体一辺の長さを1m、視点の高さ1.67mに想定いたしました。(上の式、一見複雑
そうに見えますが、数値を代入してしまえば案外と単純になり、
y=4w÷(w+5.66) です)


セルシス・キャラクター・お下げ・”三角関数苦手”

注:sinθ、cosθと言っても、2点透視ではθが30、45、60°程度しか扱いません。
この値をメモして置けば十分。 Windowsのアクセサリーにある関数電卓で
30と入力 してsinキーを押せばsin30°の答えが出ます。エクセルでも計算
してくれますが、 エクセルの計算はラジアンを基本としていて少々面倒です。

角度45度のイメージ

 
「エクセル」で角度付の線を計算した表。角度45度、視点距離2m。表3。
エクセルによる遠近法計算、角度付

 


「エクセル」で角度付の線を計算した表。角度45度、視点距離4m。表4
エクセルによる遠近法計算、角度付4m
注:視点距離を4mとしたのは、2〜3mですと写真で言うところの広角系となり、不自然な感じが強いためです。

 


計算値をもとにした2点透視の遠近法作図例、45度の角度付。図3

計算値をもとにした2点透視遠近法の作図例A

計算値の寸法は、上側の水平な線に取って下さい。
一番手前の正六面体下角から水平な線まで
の距離が、視高にあたります。


上の図に着色・陰影を施したもの。図4。

遠近法計算値に元ずく作図、45度角度付。

 

計算値をもとにした作図と図学的作図の違い:

考え中
計算値による作図ですと、図3のような線だけで描けます。
描くスペースも、図3の範囲で済んでしまいます。これに
対して、計算値を使わずに、透視図法の図学的方法で描こう
とすると、下の図のようになります。計算値による作図の方
が透視図法による作図より、はるかにシンプルです。

透視図法による描き方。図5。

透視図法での描き方

右下の小さな図が、全体図です。大きく描かれているのは
全体図下側の拡大図になります。全体図の上側、2点鎖線
の部分は、作図にあたって必ずしも必要のない部分です。
また、上の図法は一般的な透視図法ですが、透視図法の中
には、平面図(上から見た図)を使用しないで、測点・測線
と言うものを使って寸法取りをする、かなり省スペースな
作図方法もあります。測点法と言うこの作図法で上の図を
描いてみたのが下の図です。上下方向では場所を取らない
のですが、横は場所を取ってしまいます。A4の紙に作図し
たのですが、4ブロックしか描けませんでした。ただ、こ
の技法、数値と組み合わせると、かなり役立ちそうです。

測点法による2点透視の作図。図6。

測点法による2点透視の作図

注:この技法は、線RGおよび線LGに、元寸がどのように投影されるかを、割り出す目的の技法です。

 

2点透視における消失点の位置・決め方について:

消失点をどこに設定したらよいか?、透視図学を学んだ人でないと、意外と悩むのではないで
しょうか。消失点に関しては、案外単純な遠近法の理屈があります。下の図で説明いたします。

図7

2点透視、消失点の求め方、消失点の決め方

視点がどこにあるかが決め手になります。
CPの長さを、視点足元から画面までの距離として設定することにより、消失
点を決めることができます。
この距離をどのくらいにするかは、作者の意図によります。
この距離が短いと写真で言う広角系となり、長いと望遠系となります。
(距離が長い短いは、対象物の大きさに比べて言えることです)
上図の対象物と画面の角度は45度としてありますが、角度が何度でも同じ
ことが言えます。
CA,CBに平行になるように、点Pから水平線に向かって線を引いて下さい。
水平線と交わるところが消失点となります。
なお、"6面体を上から見た図"が、上にずれていても、左右にずれていても、
同じことです。

ちなみに、上図のように45度の場合は、線PCと線C V.P.Rの長さは同じです。
視点の距離と消失点の距離が同じであることになります。
 
上の図では、6面体の一辺の長さ1m、PCを3m、視高を1.67mとして作図
しました。

また、消失点は上記数式からも求めることが可能です。PCが3mの式は
y=3w÷(w+2.12)
ですので、この式のwに10万とか百万と言う大きい数値を
代入すれば、消失点が3mに限りなく近いことが分かります。

「視点を通る平行線が消失点を導く」理屈の説明:

下の図をもとに説明致します。


図8

平行な線が消失点になる理由

点Aから視点Pに青い線を引きました。
図にもあるように、この線と画面が交差する点が、A点が画面・透視面に写りこむ
点になります。
A点を線に沿って右上に伸ばして行ったとします。
画面に写りこむ位置は、右V.P.Rの方へ移動します。
A点をさらに限りなく伸ばしたとします。
画面に写りこむ点は、限りなくV.P.Rに近づきます。
しかし、決してV.P.Rを超えて右に行くことはありません。
超えてしまうのではないか?と思われる方は、ローマ字のZを思い浮かべて下さい。
さらに、このZを左右にどんどん伸ばした状態を想像して下さい。
上下の平行線に挟まれた斜めの線はどうなるでしょう?
決して上下の線から、はみ出すことはないでしょう。

この理屈を利用しているのが、上に記した測定法だと言えそうです。
下に解説図を掲載します。

測定法の解説図。図9。

測定法解説図

      

シンプルにした測定法の解説図(2)。図9B。

シンプルにした測点法解説図2

 

角度が30度および60度の場合の計算値・作図例は、下のようになります。

角度30度と60度のイメージ

 Θが30度=画面と対象物との角度60度、視点距離4mの計算値。表5。
エクセルによる遠近法計算、角度30度

 

 Θが60度=画面と対象物との角度30度、視点距離4mの計算値。表6。
エクセルによる遠近法計算、角度60度

 

上記、角度30度・60度、2表の計算値を組み合わせた2点透視の作図例1。図10。

30度60度の計算値を組み合わせた作図例

セルシス・キャラクター・お下げ・ビルディングの作画

30度・60度の計算値を組み合わせた2点透視の作図例2−1、ビルの寸法取り下書き。図11A。

30度・60度の計算値を使用した2点透視”ビルディング”下絵

 

描き順は、下のようになります。図11B。

30度・60度の計算値を使用した2点透視”ビルディング”描き順

 

30度・60度の計算値を組み合わせた2点透視の作図例2−2、ビルの線書き完成品。図11C。

30度・60度の計算値を使用した2点透視”ビルディング”完成品

 

2点透視の作図例2−3、フォト・レタッチ・ソフトでカラー化、ビルの完成品。図11D。

計算値をもとにしたビルのパース完成品

注:「建築の新透視図法」長尾勝馬著、学芸出版社刊の
  "ビルの45°消点利用介線透視法"を参照致しました。

 

座標軸XYZのイメージ

表7・Θ=60度の計算値を使用して3点透視の遠近法にもチャレンジしてみました。図12。

3点透視遠近法試作

数値的に正しいとは言えないように思います。
正確には、Θを54.5度にしなければならないの
ではないかと思います。ただし、上の図は、そ
れほど正しい値から外れてもいないようです。

かなり広角的な感じです。下の図は、手前左右
上下各2ブロックだけを取り出してみたものです。
これだと、かなり自然な印象を与えるように思い
ます。

図13

3点透視遠近法試作2

その他:

計算値による作図+図学的作図:

セルシス・キャラクター・お下げ・math&figure・計算と図学


青い部分は計算値により作図、黄色い部分は図学的に作図。図14
3点透視試作3、図学的アプローチ

青い部分は図12と同じものです。この図に、作図に必要であった上左右の
消失点に加えて、中央の消失点も書いて見てみました。この時、気づきたこ
とですが、左右からの放射状の線と中央からの放射状の線を組み合わせて利
用すると、何もいらずにブロックを拡張できると言うことです。左右・中央
の線の交差点を利用することにより、ブロックを拡張作図できると言うこと
です。この理屈を使って描いたのが、黄色い部分です。この理屈で行くと極
端な例として1ブックのみ決めて、後は左右・中央の交差点を利用した作図が
可能だと言うことになります。実際に作図してみたものが、下の図15です。

青い部分のみ初期設定、後は線の交差を利用し、他に何も使用しない”図学的増殖”の作図例。2点透視。図15。
”図学的増殖”の作図例。

1ブロックのみ設定することにより拡張作図は可能ですが、精度のことを
考えると、数ブロックは計算値を利用した方がよさそうです。また、上の
作例は、奥の方へ増殖させていますが、手前側への拡大増殖も可能です。
一般に、対角線を上手に利用すると"増殖"および反対の"分割"も図学的
に簡単に行うことが出来ますね!

 

図14のようなキューブの方眼・グリッドを作り、作図してみたものが下の絵です。図16
θ=54.5°の計算値を使用した3点透視、高層ビル群のイメージ。

計算値をもとにした3点透視、高層ビル群のイメージ

注:A4のコピー用紙に三つの消失点を含め作図したっため、細かい表現ができませんでした。
フォト・レタッチ・ソフトで反転処理を中心に加工を施しています。また、作図に用いた
考え方は、左右および垂直方向の消失点が、基点より等距離あるものとしてあります。透
視図法では、正位三消点透視図法などと呼ぶようです。基点より各消失点に向かう直線の
画面となす角度が、35.5°(θ=54.5°,90―54.5=35.5)となるものと考えました。

 


奥行寸法別表:

表1は、対象物の長さを1mとし、距離を可変としましたが
下の表8は、対象物の長さを変化させています。この数値を
使った方が、寸法取りに誤差が生じにくく、正確な作図がで
きるように思います。注意してほしいのは、表1の距離(x)
2mは、この表の距離(w)の1mに相当します。より簡単な
描き方
」で使う場合は、11mの値を使って下さい。

画面に垂直な線=奥行寸法計算、別表。表7。
奥行寸法別表

 

セルシス・キャラクター・お下げ・グリッドを見る

2点透視 角度45度 方眼:

幅700ピクセルで表示していますが、現寸は2048ピクセルあります。形式はPNG、背景は透明にしてあります。図17。
使い道があるようでしたら、ダウンロードしてお使い下さい。表4の数値をもとに作図してあります。

2点透視角度45度方眼

注:右6ブロック目が少し短くなっているなど、不正確なところがあります。

上の方眼・グリッドを下敷きにして描いてみたのが下の絵です。図18。

遠近法方眼・グリッドを使用した作図例

注:図案は、「建築の新透視図法」長尾勝馬著、学芸出版社刊に載っていたものをアレンジ。

 

1点透視の遠近法作画例、古めかしい鉄道のイメージ画。図19。

1点透視遠近法作画例、オールデイな鉄道の軌道イメージ

これも、1点透視用の方眼を作り、下敷きとして使用しました。
鉛筆で薄い和紙にラフ書き。レタッチ・ソフトで薄く着色。

 

遠近法の寸法をエクセルに計算させる方法:

下の表は、エクセルのキャプチャー画面に注釈を加えたものです。
表示されている数値は、図16に用いたθ=54.5°、d=x=4mのもの
ですが、式は、 汎用になっています。θ、d=xともに変えられます。
表8

エクセルでおこなう遠近法の計算方法


注:奥行方向の線および平行な線の計算式は、辻茂著「遠近法の発見」現代企画室発行を、参考に致しました。
  ただ、平行な線の計算式は、3DCGにおいて点座標の投影位置を決める為に使用する汎用な式でもあります。
    キャラクターは、セルシス(CELSYS)の「お下げ」と言うキャラクターに、ポーズをつけて使用致しました。

サンキュー

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