アルパカ

種名
アルパカ
学名
Vicugna pacos
英名
Alpaca (Domestic)
分類
偶蹄目ラクダ科
分布
家畜種(南米 アンデス地方原産)
大きさ
体長1.2~1.8m
体重
45~90kg
生態
アルパカは、野生種ビクーニャから5000年以上前に家畜化されたと考えられています。同じように野生ラクダ科グアナコから家畜化されたと考えられているラマと比較すると小型で、毛量が多く毛色が豊富なことが特長です。植物性の繊維が育ちにくい高地において衣服の材料として重要な家畜です。繁殖期は決まっておらず、交尾後11か月ほどでふつう1仔を出産します。アルパカは反芻(はんすう)といって、一旦胃の中に入れた草を再び口の中に吐き戻しゆっくり噛みなおすという習性があります。こうすることによって、胃の中で微生物が植物質を分解・消化しやすくなるというメリットがあります。アルパカは恐怖を感じた時や威嚇のためにツバを吐くことがあるのですが、このツバの中には反芻で吐き戻した胃液と植物の破片が含まれています。直撃をうけると、散弾のような固形物と相当の悪臭により手ひどいダメージを受けます。飼育下では平均して20年ほどの寿命です。