【嵐山】天龍寺|見頃の紅葉 2022年

こんにちは、Naomiです。今回は紅葉見頃の天龍寺に行ってきました。

天龍寺に初めて訪れたのは、約10年前の紅葉の時期に旅行に来たとき。

今回はそれ以来の久しぶりの参拝だったので、初めての場所のように新鮮でした。綺麗なお庭の様子をぜひご覧ください。

目次

天龍寺とは

天龍寺とは京都市右京区嵯峨にある 臨済宗天龍寺派の大本山寺院です。正式には霊亀山天龍資聖禅寺れいぎざんてんりゅうしせいぜんじと言います。 本尊は釈迦三尊です。

足利尊氏が後醍醐天皇の冥福を祈るために、後嵯峨上皇の亀山殿の跡地に創建されました。 開山(初代住職)は夢窓疎石むそうそせきです。

日本で最初に史跡・特別名勝に指定された場所としても有名です。また、京都五山の第一位とされてきました。

「古都京都の文化財」としてユネスコ世界遺産に登録されています。

天龍寺の見どころ

入口から本堂参拝受付まで

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入口から拝観受付までにもたくさんの綺麗な紅葉がありました。

大方丈から見た曹源池庭園そうげんちていえん(方丈裏庭)

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私はまず、本堂の中から巡っていきました。午前8時過ぎ頃の到着でしたが、すでに多くの方が来られていました。

堂内から庭園を無人で撮るのは結構難しく、しばらく待ってタイミングを見計らって何とか何枚か撮れました。

曹源池庭園そうげんちていえん約700年前夢窓疎石が作庭したもので、日本の最初の史跡・特別名勝指定となっています。

中央の曹源池を巡る池泉回遊式庭園ちせんかいゆうしきていえんで、大堰川おおいがわを隔てた嵐山や庭園西に位置する亀山を取り込んだ借景式庭園しゃっけいしきていえんでもあります。

小方丈(書院)から見た曹源池庭園

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池の右側に書院である小方丈があります。こちらから見た庭園もまた美しいです。

小方丈から多宝殿への道のりにて

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小方丈から少し離れて百花苑のある上の方に上がったところに多宝殿があります。

そこをつなぐ渡り廊下からは大堰川おおいがわを模した小川茶室などを見ることができます。

小方丈内の掛け軸と生け花

小方丈は中に入ることができるので、畳の上に座ってくつろぐ方が多くおられました。来客や接待、行事、法要などに使用されるそうです。

天龍寺のシンボルである達磨の図が描かれた掛け軸と、その手前には赤い実がたくさんの季節の生け花がありました。

大方丈の内部、雲龍の絵

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大方丈の中には入ることができないので、横から中の様子を撮りました。

中には本尊である釈迦如来坐像があります。(重要文化財) 天龍寺に祀られる仏像の中で最も古く、天龍寺建立より前の平安時代後期の作だそうです。

東西を仕切る襖の雲龍の絵は昭和32年に物外道人もつがい どうじんによって描かれたもの。

大方丈の東側の庭(方丈庭園)

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大方丈の東側は枯山水の方丈庭園となっています。1枚目の写真左側は中門です。

常緑の松の木が多くある中に、何本か黄色や赤に色付いた木があり、彩りを添えていました。

庭園参拝受付

堂内を出て、庭園の参拝受付の方へ向かいます。入り口の手前には苔の上に3体の鬼瓦がありました。

その後ろには紅葉の状況や、開花中のお花を知らせてくれる看板が立っているのでとてもありがたいです。

外から見た曹源池庭園

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外から撮った曹源池庭園の写真をまとめました。

百花苑にある竹林と紅葉

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庭園を撮った後は右奥の方から百花苑に続く参拝コースへ進みました。百花苑は多宝殿から北門への苑路で、北門を抜けると嵯峨野の観光名所である竹林の道、大河内山荘や常寂光寺、落柿舎などへ通じています

百花苑の奥の方には竹林が広がっているので、竹林を背景に紅葉の写真を撮ることができます

青竹の手前に紅葉があると、色がより映えてとても美しかったです。

多宝殿

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多宝殿は後醍醐天皇の尊像を祀る*祠堂しどうです。中央に後醍醐天皇の像両側に歴代天皇の*尊牌そんぱいが祀られています。

多宝殿のまわりには枝垂れ桜の木がたくさんありました。今度は桜の咲く時期に来てみたいと思いました。

*祠堂…祖先の霊をまつる所。ほこら。

*尊牌…位牌いはいを尊んでいう語。

望京の丘から眺めた多宝殿

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境内の高いところにある望京の丘へ登ると、京都市街を一望することができます。

龍門亭(篩月)

望京の丘から登ったのと反対の方へ降りて行くと、龍門亭があります。(曹源池の南側)

こちらは「篩月(しげつ)」という天龍寺直営の精進料理店となっています。(営業時間:午前11時 ~ 午後2時

一番お手頃なのは一汁五菜の「雪」というコースで3,300円(+庭園参拝料500円)となっています。

気軽に入れるお値段ではないですが、一度は頂いてみたいです。

季節のお花

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境内で目に留まったお花たちです。百花苑にはたくさんの植物が栽培されており、訪れる時期ごとに参拝者の目を楽しませてくれそうです。

この中では、小さくて気付きにくいですが、竜胆リンドウが特に可愛らしくて綺麗でした。

地植えの菊

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地面に植えられた小さい菊の花がたくさんの花を咲かせていました。

菊の鉢植え

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庭園への入口を入ってすぐのところに嵯峨菊さがぎくの鉢植えが並んでいました。

大覚寺に行かないと見られないと思っていたので、こちらで見ることができてとても嬉しかったです。

紅葉の時期のおすすめの巡り方

紅葉の時期の京都は非常に混雑しますが、特に嵐山エリア、中でも天龍寺は一際すごいように感じます。

今回ちょうど一番見頃のタイミングで訪れた中で、どうすればより良く巡ることができたか考えてみました。

天龍寺は早朝参拝の開始時間から入る。

2022年は紅葉見頃の時期に合わせて、11月12日(土) ~ 11月30日(水)の間に早朝参拝が行われていました。

通常の参拝開始時間より1時間早い、午前7時30分から入ることができます

渡月橋の写真を撮りたい場合は天龍寺に入るより前に撮っておくのがおすすめです。

(私は天龍寺に午前8時過ぎに入りましたが、すでに結構多くの方が入られていました。)

「諸堂 → 法堂(雲龍図) → 庭園」 の順でまわる。

この順で回ると良い理由ですが

  1. 曹源池庭園の写真を人が入らずに撮れる可能性が高い 
  2. リスト
  3. リスト

一番最初に堂内に入れば、堂内から見た曹源池庭園の写真を人が入らずに撮れる可能性が高いです。本堂参拝受付から入ったらまず、大方丈や小方丈から曹源池庭園を、その後方丈庭園の写真を撮ってから堂内をゆっくり見るといいと思います。

本堂の次は法堂に入り、雲龍図を見ておきます。 ※ただし、法堂の参拝時間は午前9時からです。(私は前に一度見ているので、今回は拝観しませんでした。)

最後に庭園参拝受付に入り、まず方丈庭園と曹源池庭園の写真を撮っておきます。

その後、曹源池庭園に向かって左側の方から望京の丘に上がっていき、右奥にあるもう一つの出入り口である北門に向かって行くようにするととてもスムーズです。

天龍寺から出るときに北門から出れば、混雑する嵐山のメインの通り(長辻通)を通らずに、大河内山荘庭園や野宮神社、常寂光寺や二尊院などの奥嵯峨方面の寺院に楽にアクセスすることができます。

(私は総門から出て長辻通を歩きましたが、たくさんの人で大混雑していて、かなり身動きが取りにくかったです。。)

その他、注意事項など

晴れ間の見えた曹源池庭園

天龍寺を訪れるときのベストな天候晴れているときだそうです。

私が行ったときは曇りだったのですが、一通り巡って曹源池庭園の前に戻ってきたときに少し晴れてきたので、上の写真のように池に紅葉と共に空の色も映って綺麗でした。

このように池が水鏡になって映し出されるところが美しいので、紅葉がたくさん散ってしまう前に訪れる方が良いでしょう。

今回私はかなり久しぶりの訪問だったのであまり良く覚えておらず、ほぼ初めて見るような感覚でした。

その中で特に強く印象的だったことが、曹源池庭園の借景である嵐山が庭園のすぐ真後ろにあるため、庭園との一体感がありすごく迫力があることでした。

遠くにある山を借景にしているお庭が多い中、庭の木々と共に嵐山を一緒に眺められる迫力満点の光景が天龍寺・曹源池庭園の大きな魅力であると感じました。また紅葉の時期以外の静かなときや桜の咲く時期にも訪れてみたいと思いました。

最後までご覧頂き、ありがとうございました!

近隣のおすすめスポット

宝厳院、渡月橋、竹林の小径、大河内山荘庭園、野宮神社、常寂光寺、二尊院、祇王寺など

拝観案内

住所〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 MAP
アクセス①嵐電「嵐山」駅より徒歩約2分 ②JR「嵯峨嵐山」駅より徒歩約7分 ③阪急「嵐山」駅より徒歩約12分
④市バス「嵐山天龍寺前」より徒歩約1分 ⑤京都バス「京福嵐山駅前」より徒歩約4分
駐車場あり。乗用車100台分、1000円/回
拝観時間
(※拝観可能日はHP参照)
[庭園(曹源池・百花苑)]8:30~17:00 [受付終了16:50](庭園受付・北門受付)
[諸堂(大方丈・書院・多宝殿)]8:30~16:45 [受付終了16:30]
[法堂「雲龍図」]9:00~16:30 [受付終了16:20]
拝観料[庭園(曹源池・百花苑)]高校生以上:500円 小中学生:300円 
[諸堂(大方丈・書院・多宝殿)]一人300円 
[法堂「雲龍図」]一人500円 
電話番号075-881-1235(8:30 〜 17:00)
FAX075-864-2424
HPアドレスhttps://www.tenryuji.com
Twitter@tenryu_ji
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この記事を書いた人

1987年10月生まれ。
20代後半に、住みながら京都を巡りたいと思い、大好きな京都へ移住。趣味は旅行。パン屋巡り、寺社巡り、野鳥やお花を眺めることが好き。

YouTube「愛する京都」〜京都での日々をつづる夫婦のvlog〜

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