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葉の上に花が咲く

ハナイカダ

ハナイカダ
科名:ミズキ(ハナイカダ)科
学名:Helwingia japonica
原産地:日本 中国
草丈:1m-2m
主な開花期:4月-5月

難易度バー バー バー バー バー そだてやすい
耐寒性バー バー バー バー バー つよい
耐暑性バー バー バー バー バー ふつう

ハナイカダとは

ハナイカダの花
ハナイカダの花

日本全国の山野、中国に分布する雄木と雌木がある雌雄異株(しゆういしゅ)の落葉性低木です。

葉は長さ10cmほどで卵形、フチにぎざぎざがあります。春に葉の真ん中を縦に走る葉脈(主脈)上に1-3輪の花を咲かせます。一見、葉の上に花が乗っているようですが、実際は主脈と花の軸が癒着した結果そのように見えます。花色は淡い緑色で径4-5mmと地味で小さいですが咲く位置がおもしろく、比較的目立ちます。花が葉を筏に見立ててハナイカダ(花筏)の名前があります。

雌株は花後に果実をつけます。果実は1枚の葉に1コがなり、夏に黒紫色に熟します。味が好みなのか、野鳥がよくついばみます。若葉は山菜のように天ぷらや茹でて食べることができます。
葉色が淡緑色の品種や斑入り種も知られています。

育て方

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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果実熟期
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日当たり・置き場所
日陰と湿気のある場所を好み、北向きの庭や常緑樹の下などでも問題なく育ちます。他の庭木があまり好まないような場所でむしろよく育つ、と言う利点があります。

寒さには強いですが、乾いた寒風を嫌うので北風のもろに当たる場所は避けます。

水やり・肥料
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。根元を乾かしてしまうと生育が極端に悪くなります。

肥料は要りません。代わりに腐葉土を株元に厚めに敷いてあげるとよく育ちます。ハナイカダは落ち葉などの腐植質が堆積した場所に好んで自生します。

かかりやすい病気・害虫
適切な環境(湿気が高めの日陰で腐植質に富んだ土壌)で育てているとほとんど見られません。日当たりと風通しの良い場所ではハナイカダにとっては乾燥気味の環境になりハダニが発生します。

植え替え・用土
湿り気を好みますが、水はけが悪く水が停滞するような場所は好みません。腐葉土や堆肥のたっぷり入った、水もちと水はけのよい土が適しています。

植え付けは落葉期ならいつでも可能です。ただし、厳しい寒さに当てると根付く前に枯れることがあるので寒冷地では落葉直後か春の芽吹く直前に行い厳寒期の植え付けは避けた方が無難です。

ふやし方
タネからふやすことができます。

1コの果実の中には2-4粒のタネが入っているので、果肉を取り除いてすぐにまきます。

手入れ
自然放任でもある程度かたちはまとまり、枝もさほど細かく出ないので毎年剪定をする必要はありません。

株元から勢いよく伸びてくる枝や重なりあった枝-要するに邪魔な枝-を切る作業は落葉期に行います。ハナイカダは自然樹形が美しいので、 枝は枝分かれしている位置で切ります。枝の途中で切ってしまうと樹形が非常に不自然に見え、全体のバランスが悪くなることが多いです。

寒さが厳しいと切り口から枯れることがあるので、寒冷地では落葉直後か芽吹く直前に行います。

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