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ヨルガオ(夜顔)

商品写真
上・下:京都府立植物園 ヨルガオの花

ヨルガオ(夜顔)Calonyction aculeatum House
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
 ナス目Solanales
  ヒルガオ科Convolvulaceae ヨルガオ属Calonyction(サツマイモ属Ipomoeaに含まれる)

英名:ムーン・フラワーmoon flour

名前の由来:夏の夕方咲き、翌朝には萎むのでヨルガオの名に。
      属名カロニクティオンはギリシャ語の「美しい夜」の意味


熱帯アメリカからフロリダまで分布するヒルガオ科の一年草。本来は多年草だが温帯での栽培は春巻きの一年草になる。葉は心臓形で先は尖り長さ10cm以上にもなる。アサガオに比べ相対に大振り。夏の夕方、アサガオに似たラッパ状の大きな真っ白い花を咲かせる。良い香りがする。白い花と良い香に引き寄せられ”ガ”が飛んできて、花粉を媒介し受粉を助ける。

夜咲くことからユウガオと呼ばれたこともあるが“かんぴょう”をつくるための栽培されるウリ科のユウガオと混同するので、ヨルガオの名が使われる。種子はアサガオの黒い種子 生薬のケンゴシとは異なり白い。

同じヒルガオ科ではあるが薬用にはされず、専ら観賞用のみ。又、アサガオにはいろいろの花色があり1重から八重咲きなど1種の中で多数の品種を生み出したがヨルガオは白色の花のみ。薬用など、実用面の利用は無いがアサガオ、ヒルガオ、ヨルガオ、ユウガオの違い比較のため取り上げた。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・花と樹の事典 木村陽二郎監修 (柏書房)
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)

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