「一寸さきはヤミがいい」山本夏彦 新潮社 2003年 [読書記録 一般]
夕方 学校で事務作業をしていると
同僚の言葉が聞こえてきました
「暗くなるの、こんなに早かったっけ」
9月に入っておよそ一週間
暗くなるのが早くなってきました
涼しくもなってきたのですが
なんとなく寂しい思いもしてしまいます
今回は 山本夏彦さんの「一寸先はヤミがいい」
「頑固じじい」といった風な人が 少なくなってきました
高校生の頃 山本夏彦さん、山本七平さん、高橋義孝さんの本を
よく読んでいました
ものごとを斜めから見る…
その視点のおもしろさ…
言い得て妙
「まじめと正義には気を付けろ」
いつも肝に銘じています
大変おもしろく読むことができる本です
☆「一寸さきはヤミがいい」山本夏彦 新潮社 2003年
◇遅まきながら「東京県人会」
花柳界 柳橋(かつて東京一) 戦前長く向島は末流三業地
山の手「下町は下品」 下町「山の手は野暮」
昭和初期まで着物の柄や着付けが違った
東京 ×おしんこ ○お香こ → 関西が関東を滅ぼした時代 近代以降
◇反論よ、おこれおこれ
すべてがブラックボックスに
西暦 できた当時ゼロ未発見 - キリスト生誕年を西暦一年
数え年と同じ だから2000年は二十世紀末
「どうしてそんなに謝るの」戦争責任
◇公明党に気をつけよ
「言葉の一分メモ」 手短に言え ― かいつまんで言え
信者は選挙の都度動員され池田の推す候補者に投票した
学会員は一人も棄権しない
◇我が社は老人語の宝庫
老人語 よしなに、平に、余人、いかさま、いささ村竹、むらぎも
ちか目(近眼) つけび(放火) 絵空事・作り話(虚構)
いくさ人(侍) おこも・ものもらい(乞食)
ご無用(間に合っています) あたじけない(けち)
やみやみ(むさむさ) 幼子(乳幼児)
連れ合い(配偶者) 道ぶしん(道路工事)
ところ番地(アドレス)
~ 蘇生する見込みがあるなら使っている
◇人はみなけちである
コピーライター = 新しい文盲による日本語の破壊
劇場 ~ 客はすぐに席を立ちはしない
テレビ ~ 即座におもしろがらせてくれなければ直ちにチャンネルを
切り替えられる
↓
だから、奇声を発したり、女の裸を出すよりほかはない
|
タダ客は芸人とドラマを限りなく堕落させる
目先のけちは身を滅ぼす
◇カタカナ語を減らそう
国語審議会 朝令暮改
シオラン 「我々はある国に生まれたのではない。ある国語の中に生ま
れたのだ。祖国とは国語だ。国語以外のなにものでもない」 |
新聞は一私業のために国の言葉を誤った(人件費と手間のために)
文部大臣 伴食大臣
◇オリンピックまた来る
新聞は人体を模して作ればいい スポーツは人体の一部である
↓
騒ぎ出したのは昭和7年第10回ロサンゼルス大会以降
サマランチは興行師である
主催者も見物人も国もグル
◇一寸先はヤミがいい
大地震の予報は禁止されている - パニック
唯一のプラスは携帯のみ
◇社会主義は死なず
徳富蘇峰 「国民新聞」
日露戦争講和条約を「結べ」と書いて焼き討ちされる
正義は国を滅ぼす 濱口・犬飼へのテロ → 軍部独裁
60年安保 = 新聞が社会主義の成果を煽った結果
社会主義は成就すると同志を殺す
スターリン → ラディック、ブルーリン、トロッキイを殺した
↓
新聞の責任
◇あのときすでに…
まじめと正義は仲良しだ ~ 悪いこと
5.15 2.26 の青年将校はまじめと正義の権化
↓
「自分のことを棚に上げて初めて正義であるから」
「我が国は独立国ではない」 ニセ毛等
◇就職難求人難
新社員採用の秘訣
履歴書を書かせる ~ ボールペンで
裏字のあとがふっくらと裏に出ている学生なら必ずいい社員になる
◇この世は一片の細菌培養学
江戸町人 「役人はワイロを取りたかるもの也、責めるはヤボ也、い
くら取り替えても同じこと也」
|
正義と嫉妬は必ず結びつく
↑
解決策 ◎ 予算を倹約して何億何千万円余らせた部長または室長に
莫大なボーナスを出す。その課だけ
◇蒸気機関に目がくらみ
貴人 遺米使節 木村摂津守、村垣淡路守
儒教により支えられていた
広瀬武夫、夏目漱石も…漢文の人
↑↓
福沢諭吉 西洋を模して洋学尊重 漢学を過去のものにした
∥
功利主義 蒸気機関に目がくらんだ
◇人 「人は生きている限り同時代人」
老いた少年がそのまま大人になった = 山本夏彦氏
「この世の中にニュースはない」
同僚の言葉が聞こえてきました
「暗くなるの、こんなに早かったっけ」
9月に入っておよそ一週間
暗くなるのが早くなってきました
涼しくもなってきたのですが
なんとなく寂しい思いもしてしまいます
今回は 山本夏彦さんの「一寸先はヤミがいい」
「頑固じじい」といった風な人が 少なくなってきました
高校生の頃 山本夏彦さん、山本七平さん、高橋義孝さんの本を
よく読んでいました
ものごとを斜めから見る…
その視点のおもしろさ…
言い得て妙
「まじめと正義には気を付けろ」
いつも肝に銘じています
大変おもしろく読むことができる本です
☆「一寸さきはヤミがいい」山本夏彦 新潮社 2003年
◇遅まきながら「東京県人会」
花柳界 柳橋(かつて東京一) 戦前長く向島は末流三業地
山の手「下町は下品」 下町「山の手は野暮」
昭和初期まで着物の柄や着付けが違った
東京 ×おしんこ ○お香こ → 関西が関東を滅ぼした時代 近代以降
◇反論よ、おこれおこれ
すべてがブラックボックスに
西暦 できた当時ゼロ未発見 - キリスト生誕年を西暦一年
数え年と同じ だから2000年は二十世紀末
「どうしてそんなに謝るの」戦争責任
◇公明党に気をつけよ
「言葉の一分メモ」 手短に言え ― かいつまんで言え
信者は選挙の都度動員され池田の推す候補者に投票した
学会員は一人も棄権しない
◇我が社は老人語の宝庫
老人語 よしなに、平に、余人、いかさま、いささ村竹、むらぎも
ちか目(近眼) つけび(放火) 絵空事・作り話(虚構)
いくさ人(侍) おこも・ものもらい(乞食)
ご無用(間に合っています) あたじけない(けち)
やみやみ(むさむさ) 幼子(乳幼児)
連れ合い(配偶者) 道ぶしん(道路工事)
ところ番地(アドレス)
~ 蘇生する見込みがあるなら使っている
◇人はみなけちである
コピーライター = 新しい文盲による日本語の破壊
劇場 ~ 客はすぐに席を立ちはしない
テレビ ~ 即座におもしろがらせてくれなければ直ちにチャンネルを
切り替えられる
↓
だから、奇声を発したり、女の裸を出すよりほかはない
|
タダ客は芸人とドラマを限りなく堕落させる
目先のけちは身を滅ぼす
◇カタカナ語を減らそう
国語審議会 朝令暮改
シオラン 「我々はある国に生まれたのではない。ある国語の中に生ま
れたのだ。祖国とは国語だ。国語以外のなにものでもない」 |
新聞は一私業のために国の言葉を誤った(人件費と手間のために)
文部大臣 伴食大臣
◇オリンピックまた来る
新聞は人体を模して作ればいい スポーツは人体の一部である
↓
騒ぎ出したのは昭和7年第10回ロサンゼルス大会以降
サマランチは興行師である
主催者も見物人も国もグル
◇一寸先はヤミがいい
大地震の予報は禁止されている - パニック
唯一のプラスは携帯のみ
◇社会主義は死なず
徳富蘇峰 「国民新聞」
日露戦争講和条約を「結べ」と書いて焼き討ちされる
正義は国を滅ぼす 濱口・犬飼へのテロ → 軍部独裁
60年安保 = 新聞が社会主義の成果を煽った結果
社会主義は成就すると同志を殺す
スターリン → ラディック、ブルーリン、トロッキイを殺した
↓
新聞の責任
◇あのときすでに…
まじめと正義は仲良しだ ~ 悪いこと
5.15 2.26 の青年将校はまじめと正義の権化
↓
「自分のことを棚に上げて初めて正義であるから」
「我が国は独立国ではない」 ニセ毛等
◇就職難求人難
新社員採用の秘訣
履歴書を書かせる ~ ボールペンで
裏字のあとがふっくらと裏に出ている学生なら必ずいい社員になる
◇この世は一片の細菌培養学
江戸町人 「役人はワイロを取りたかるもの也、責めるはヤボ也、い
くら取り替えても同じこと也」
|
正義と嫉妬は必ず結びつく
↑
解決策 ◎ 予算を倹約して何億何千万円余らせた部長または室長に
莫大なボーナスを出す。その課だけ
◇蒸気機関に目がくらみ
貴人 遺米使節 木村摂津守、村垣淡路守
儒教により支えられていた
広瀬武夫、夏目漱石も…漢文の人
↑↓
福沢諭吉 西洋を模して洋学尊重 漢学を過去のものにした
∥
功利主義 蒸気機関に目がくらんだ
◇人 「人は生きている限り同時代人」
老いた少年がそのまま大人になった = 山本夏彦氏
「この世の中にニュースはない」
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