●製品名:meuble Carbon Fiber

 トーヨーキッチン&リビングは5月29日、東京・六本木のショールームmeuble(ムーブル)で、限定モデルmeuble Carbon Fiber(ムーブル・カーボン・ファイバー)を発表。限定10台の受注生産の受け付けをスタートした。



 面材に、金属よりも軽く強度が高い、航空機などにも使用されるハイテク素材のカーボンファイバー(炭素繊維)を張り込み、UV塗装で仕上げた。編んだ黒いカーボンファイバーは独特の光沢を持ち、落ち着きと重厚感を表現する。引き出しは、電動による自動オープンシステムを採用した。軽く押すだけで開き、ゆっくりと閉じる。ワークトップのサイズや形状はアレンジ可能。税込み価格は420万円から。

 基本的な仕様は、同社のフラッグシップモデルiNO(イノ)がベースになっている。両手を自然に開いた135度の角度を持ち、作業効率を高めたV-LANDスタイルを提案するモデルだ。ハンドメイドの緻密な作業で、超薄型ワークトップなどシャープなディテールを実現した。ワークトップは奥行き750mmを標準サイズとし、シンク下の引き出しは奥行き650mmを確保した。引き出し、IHヒーターなどのユニットは、シンク側、対面側のどちらにもレイアウトすることができる。

 オープン1年目を迎えたmeubleのコンセプトは、キッチンを家具としてとらえ、トーヨーキッチン&リビングが独自に考える最新の住空間を提案すること。meuble限定モデルを主役に、家具や照明などをコーディネートして展示している。

 限定モデルの第1弾は、2007年10月に発表したmeuble “crystal(クリスタル)”。iNOのハンドル部分にスワロフスキーのクリスタル約1万5000個をあしらい、同社のハーバルパターンの面材「アラベスク」を使ってインテリア性と美しさを追求した(下の写真)。発売と同時に受注生産を開始した限定20台は、順調な売れ行きだという。

 今回発売したmeuble Carbon Fiberは、限定モデル第2弾となる。プレス担当の後藤歌井さんは、「今後も1年に2回のペースで限定モデルを発表していく予定だ」と話している。


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