外務省が南米・在コロンビアの首都,サンタフェ・デ・ボゴタで建設していた在コロンビア日本国大使公邸が2000年9月から使用を開始した。設計は野村加根夫設計事務所,施工は北野建設が担当した。RC造・一部SRC造,地下1階・地上2階,延べ床面積1778m2。外観は現地の建物に多いレンガブロックタイルを中心とし,広い軒先屋根で日本風の雰囲気を表現した。内部は,食堂に日本製の障子を採り入れるなど,「現地の地域性を考慮しつつ,日本の伝統を新しい形で表現した」(野村加根夫氏)という。また,ペルーの大使公邸人質事件の経験を踏まえ,安全面にも配慮した。
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