ジェイ・ディ・エスが販売するSamsung Electronics製のSSD「MMCRE64G5MXP-0VB」(64GB)のサンプルが日経WinPC編集部に届いた。このSSDは2009年3月下旬の発売で、同社の直販サイト「SSD Laboratory Direct」では2万2800円で販売している。64GBのSSDとしては高価で、その転送速度が気になるところだ。早速、ベンチマークテストを実施した。

Samsung Electronicsの「MMCRE64G5MXP-0VB」(64GB)。直販サイトでは2万2800円で販売している。
Samsung Electronicsの「MMCRE64G5MXP-0VB」(64GB)。直販サイトでは2万2800円で販売している。
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 内部の基板を見ると、コントローラーチップやキャッシュメモリー、フラッシュメモリーは、すべてSamsung Electronics製で、フラッシュメモリーはMLC(Multi Level Cell)タイプを8枚搭載している。

SSD内部の基板。コントローラーチップ、キャッシュメモリー、フラッシュメモリーは、すべてSamsung Electronics製。
SSD内部の基板。コントローラーチップ、キャッシュメモリー、フラッシュメモリーは、すべてSamsung Electronics製。
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フラッシュメモリーはMLCタイプ。表裏で、8枚を搭載する。
フラッシュメモリーはMLCタイプ。表裏で、8枚を搭載する。
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 「Sandra 2009」(SiSoftware)の「File Systems」による結果は、下のグラフの通り。MLCチップとINDILINX製コントローラーを搭載した他社の高速SSDに近いデータ転送速度を示していた。

「Sandra 2009」(SiSoftware)の「File Systems」の結果。INDILINX製コントローラーを搭載した高速SSDに近い結果だった。
「Sandra 2009」(SiSoftware)の「File Systems」の結果。INDILINX製コントローラーを搭載した高速SSDに近い結果だった。
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 「CrystalDiskMark 2.2」(ひよひよ氏作)の測定結果は、下の画面の通り。INDILINX製コントローラーを搭載したOCZ TechnologyのSSD「Vertex Series」(30GB)と比較すると、ランダム読み書きなど、一部はVertex Series(30GB)の方が高速だが、順次読み書きはSamsung Electronics製の方が高速だった。

「CrystalDiskMark 2.2」(ひよひよ氏作)による結果。データ量は1000MB。順次読み書き性能が高い。
「CrystalDiskMark 2.2」(ひよひよ氏作)による結果。データ量は1000MB。順次読み書き性能が高い。
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