LBMA Japan(ロケーションベースドマーケティングアソシエーションジャパン)は2020年10月6日、位置情報を使ったサービスを手がける企業を集約した「カオスマップ」を公開した。LBMA Japanの代表理事である川島邦之氏は、「多彩なプレーヤーが顔をそろえており、位置情報を使ったサービスが浸透していることが分かる」と説明する。

位置情報関連サービス事業者のカオスマップ
位置情報関連サービス事業者のカオスマップ
(出所:LBMA Japan)
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 登場する企業を見ると、位置情報広告やOMO(オンラインとオフラインを融合させるマーケティング)などのマーケティング関連の事業者が多い。一方、利用者に近いサービスを手がける事業者が増えているのも特徴だ。「コロナ禍という状況によって社会インフラの一部になりつつあることが大きい」(LBMA Japanの内山英俊理事)といい、接触確認アプリや店舗の混雑状況を知るアプリが具体例だという。LBMA Japanは位置情報関連の事業者団体で、国際団体であるLBMAの日本支部である。