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 パソコンを使って「本を作る」ことに挑戦してみよう。大それた目標と感じるかもしれないが、実は、最低16ページ程度からと案外簡単に実現できる。環境も整ってきており、運が良ければ収入にもつながる。

 文章を書き終えたら、編集していこう。プロの世界では、筆者と編集者が、別の視点で本の完成度を上げていく。自分で作るなら、このタイミングで家族や友人に読んでもらい、読みづらい点やミスを指摘してもらえばベストだ。

 もちろん、自分でも編集は可能だ。その場合も、なるべく客観的な視点で作業しよう。また、誤字脱字が目立つと、本の価値が大きく下がったように感じられる。本質的な部分ではないのだが、そういうものだと考えて、丁寧にチェックしたい。

 そこで助けになるのが、Wordの校閲機能だ。オプションで「文章校正」をオンにしておくと機能する。誤字脱字や表現のダブり、同じ言葉の不統一などを教えてくれる(図1図2)。この機能を使うだけでも、ミスはかなり軽減できる。

誤字脱字を入念にチェックする
誤字脱字を入念にチェックする
図1 Wordの校閲機能を使うと、ミスや文章のダブりなどを自動的に表示してくれる
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図2 赤い波線などをクリックするとミスが分かるので、修正しやすい
図2 赤い波線などをクリックするとミスが分かるので、修正しやすい
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