ダイオウグソクムシも 登別の水族館で海の甲殻類の特別展

深海に生息するダンゴムシの仲間、ダイオウグソクムシなど海の甲殻類を紹介する特別展が、登別市の水族館で開かれています。

この特別展は、海で暮らす甲殻類の魅力を知ってもらおうと登別市にある「登別マリンパークニクス」で開かれていて、エビやカニなどあわせて23種類の生き物が展示されています。
このうち伊勢エビの仲間のニシキエビは、色鮮やかな体と触角も含めて1メートル20センチにもなる大きさが特徴です。
また、深海に生息するダンゴムシの仲間、ダイオウグソクムシは、絶食しても生き続けるなどその生態には不明な点も多い謎の生物として知られていて、水槽では体長30センチほどの2匹を小型のオオグソクムシとともに観察できます。
この水族館でダイオウグソクムシが展示されるのは3年ぶりだということです。
京都府から訪れた40代の女性は「とても貴重な生き物を見られてよかったです。詳しい解説もあって分かりやすかったです」と話していました。
水族館飼育課の澤山菜南子さんは「見ていて飽きないと思います。かわいいとかきれいだけではなく、おもしろさやかっこよさなどの魅力にも気付いてほしいです」と話していました。
この特別展はことし11月5日まで開かれています。