就活ニュース

アナウンサーのテクを就活に使っちゃおう!小田切千アナ編

2021年04月07日

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面接、緊張しませんか?

人前でどう話したらいいんだろう、どう話せば伝わるんだろう・・・、その悩みの答え探しをNHKのアナウンサーがお手伝いします。

緊張をほぐすアナウンサーの本番直前ルーティーン。今回は、長寿番組「NHKのど自慢」の司会、小田切千アナです。自分へのスイッチの入れ方があるそうです!

石井アナ

就活生の緊張ほぐせる? アナウンサーの本番直前ルーティーン。

ここからご紹介するのはとっても緊張しやすいシチュエーションかもしれません。大勢のお客さんの前でしゃべるステージ司会に取り組む、このアナウンサーです。

小田切アナの本番前ルーティーンを公開!【動画で見たい方は画像をクリック!】

小田切アナのルーティーンは?

小田切アナは「スイッチを入れる」ということでしたが、吉田さんはどうですか?

分かりますね。

吉田アナ

私も今日ネクタイしてますけど、本番直前ここに座ってからネクタイを締め直して、最後胸に手を当てて「OK」って言うのが1つの流れですね。ニュースの時にも必ずそれをやるようにしています。

現在、おはよう日本を担当する吉田浩アナ。NHK新人アナウンサーの講師も務めています。

「これからだ」っていうスイッチを入れるというのは、それぞれ皆さんあると思います。

深呼吸いいです!

深呼吸とかもいいんですよね。

杉浦アナ

緊張する場面の直前に「ふぅ」って結構大きな深呼吸を意識的にする。

深呼吸をしてますか。

してます。

呼吸が狭まっていくと声があまり出ないし、胸のあたりに何かずっとソワソワしたものがある感じになっちゃうので、それを落ち着けるために「ふぅ」と解き放つんです。

「逆転人生」の司会を担当する杉浦友紀アナ。アナウンサー採用試験の面接官を担当したことも。

解き放っていったほうがいいです。

ちょっと小田切さんから補足がありまして、これガチガチに気合いを入れるわけではないと。

ある意味、自分の中で覚悟を決めて自分に素直になる。それで本番ミスをしたら謝る。

「謝るけども、この仕事を俺は絶対楽しむよ」って、こういう素直さと覚悟らしいんですね。

東京 渋谷のNHKの広報スペース「NHKプラスクロス SHIBUYA」で収録(2月3日)オンラインで参加の就活生の質問にも回答しました。

アナウンサーは覚悟が大事

とにかくアナウンサーにとって覚悟は大事ですね。

私たち、よく使う言葉で「腹をくくる」って言うんですけど、とにかくもう「ここまで準備したし、いろいろやった、大丈夫だよ」って覚悟を決めて腹をくくる。これを最後やって臨むという。

それで失敗した時はその場で謝るし、修正点を見いだしてまた反省すればいい。

面接でも一緒ですよね。

「自分がここまで準備してきたんだし、これまでの人生経験もあるのだから、誰にも負けないものなんだ」と自信を持って臨んでもらえれば、それが表情とか声にも出てくると思うので。

準備がやっぱり一番大事、(準備を)やりきったなら本番は大丈夫、やってやろうと。

やるしかない!みたいな。

やるしかない!

覚悟も必要ということですね。

「おなかが鳴った時とても焦ると思うんですけども、どう対処してますか」という質問が来ています。

そうですね。私は収録の時は、その場は、流れで進んでいくので、突っ込まれない限りは無視、しれーっと(笑)。

面接でも、生放送と一緒で言った方がいいなと思ったら、「すいません」ってひとこと言えばいいと思います。

そうですね。

謝るのが一番いいと思います。「失礼しました」って。「ちょっと緊張して今日食べられなくて」って。

そうすると面接官も、打ち解けて話してくれるかもしれないですね。

そうなんです。

困った事を表に出すのも大事かなって。

素直に表に出すことですね。

改めてですが、緊張にどう向き合っていますか?

やっぱり、最後は自分を信じるしかないんですよね。

就活は自分たちが歩んできた20数年間を振り返るいいチャンスだと思うんですよね。

それを自分だけで振り返るんじゃなくて、親御さんや友達や兄弟と振り返ってみる、そういう機会にしてもらえればなと思いますね。

振り返ってちゃんと準備をしておけば、緊張は自然になくなっていくかなと、準備が一番大事って最終的に思いますね。

杉浦さんは?

本当にそのとおりで、私もやはり緊張する時、しかも良い緊張じゃなくて、いやな汗をかいてしまうような緊張の時って大抵準備不足です。

「あっ、これ調べていなかったなぁ」、「調べようと思ってやってなかった・・・」っていう時の本番は、やっぱりどこかで焦りが募りますし、よくなかったなっていう経験もあるので、やりきる準備をしますね。

実はアナウンサーの準備って、個人差はありますがすごく時間かけていろいろやってるんですけど、本番には10分の1しか出ない時もあります。

それでもなぜ準備をするのかというと、自分の不安を取り除くためがすごく大きくて。

皆さんもとにかく覚悟を決めて「ここまできたら何が出てもしょうがないよね、大丈夫大丈夫」って、臨むのがいいと思いますね。

緊張って悪いものじゃないですからね。みんなしますからね。

いい緊張もあると思う。緊張しているその極限の状態にいるから、いいコメントがでたりするんですよ。

私の場合は収録で芸人さんと掛け合う事が多いんですが、ツッコまれた時にポンと言ったひと言は、絶対にあの緊張感とあのスタジオの空気だから出る言葉だなって思っています。

そういう化学反応もあるので楽しんでやるのがいいと思いますし、緊張すると人の話を聞かなくなるので、「人の話ちゃんと聞こう」「面接官の話を聞こう」って思うと、受け答えもしやすくなるのかなって思います。

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