大学入学共通テスト 平均点の中間集計発表 3科目で過去最高

ことしの「大学入学共通テスト」の平均点の中間集計が発表され、英語のリスニングや「地学基礎」など3科目で過去最高となった一方、英語のリーディングと「政治・経済」の2科目で過去最低となりました。

49万人が出願し、今月13日と14日に実施された大学入学共通テストの本試験について、大学入試センターは17日、中間集計として受験した21万人余りの平均点を発表しました。

それによりますと
▽英語のリスニング
▽「地学基礎」
▽「中国語」の3科目で、前身の大学入試センター試験を含めて過去最高となりました。

このうち、英語のリスニングは3年連続で過去最高となっています。

一方
▽英語のリーディングと
▽「政治・経済」の2科目で過去最低となりました。

英語のリーディングは2年連続、「政治・経済」は4年連続で過去最低となっています。

大学入試センターは「地理歴史」と「公民」と「理科2」については、選択科目の間で平均点に20点以上差が出て、難易度に差があったと認められる場合に得点調整を行いますが、中間集計の時点で20点以上差が出たものはありませんでした。

今後の集計結果を踏まえ、得点調整をするか判断する予定で19日公表することにしています。