ボクシング 4階級制覇の井岡一翔 挑戦者にKO勝利でWBA初防衛

プロボクシングで4階級制覇の実績を持つ、WBA=世界ボクシング協会スーパーフライ級チャンピオンの井岡一翔選手が、世界タイトルマッチで挑戦者のベネズエラの選手にノックアウト勝ちし、初めての防衛を果たしました。

井岡選手は4年前、WBO=世界ボクシング機構スーパーフライ級のタイトルを獲得して日本の男子選手で初めて4階級制覇を果たし、ことし、この王座を返上してWBAの同じ階級でチャンピオンになりました。

井岡選手は31日夜、東京の大田区総合体育館でWBAの王座獲得後初めてのタイトルマッチに臨み、世界ランキング6位でベネズエラのホスベル・ペレス選手と対戦しました。

井岡選手は序盤から主導権を握り、第5ラウンドには右のカウンターを決めたあと、左右のボディーを打ち込むなどして2回のダウンを奪いました。

第7ラウンドには左のボディーと右のストレートのコンビネーションで再び相手を倒し、7ラウンド2分44秒でノックアウト勝ちして、WBAのタイトルで初めての防衛に成功しました。

3年ぶりにノックアウト勝ちした井岡選手は試合後、「久しぶりにノックアウト勝ちできて超気持ちいい。1発で倒すのは難しいと思っていたのでコンビネーションを打ち込もうと思っていた。これからも戦い続けて日本人の強さを伝え続ける」と話していました。