【詳しく】阪神 セ・リーグ優勝 18年ぶり6回目 11連勝で決める

プロ野球の阪神は、14日夜、巨人に4対3で勝って、2005年以来、18年ぶり6回目のセ・リーグ優勝を果たしました。

記事後半では岡田監督をはじめ選手たちの優勝会見のようすや、今シーズンの戦いぶり、そして優勝を決めた試合の経過を詳しくお伝えしています。

ーーーー 123 456 789 計HE 
巨  人 000 000 111 372 
阪  神 000 003 10x 4100.

《試合概要》

阪神は優勝へのマジックナンバーを「1」として、14日夜、甲子園球場で4位の巨人と対戦しました。

大山選手が先制の犠牲フライ

阪神は0対0の6回、1アウト一塁・三塁のチャンスで4番・大山悠輔選手の犠牲フライで1点を先制しました。

佐藤輝明選手がツーランホームラン

さらに続く佐藤輝明選手が新人から3年連続20号となるセンターへのツーランホームランを打って、3対0とリードを広げました。

投げてはここまで7勝をあげている先発の才木浩人投手が持ち味の威力のあるストレートを軸に7回をヒット3本、1失点の好投を見せました。

9回は、今シーズン途中から抑えを任された5人目の岩崎優投手がホームランで1点を失いましたが、阪神が巨人に4対3で勝ち今シーズン初めての11連勝で、リーグ優勝を果たしました。阪神は、2005年以来、18年ぶり6回目の優勝です。

岡田監督を6回胴上げ

18年ぶり6回目のリーグ優勝を決めた阪神の選手たちはマウンドに集まり、岡田彰布監督を6回、胴上げして、球場に集まった多くのファンと優勝の喜びを分かち合いました。

また阪神の元選手で、ことし7月、脳腫瘍のため28歳で亡くなった横田慎太郎さんのユニフォームを同期入団で優勝投手となった岩崎優投手が掲げていました。

岡田監督「みんなの力を結集した結果。“アレ”は封印」

阪神の岡田監督は優勝インタビューで「あす広島に行くので、何とか甲子園でたくさんの皆さんの前で、絶対に優勝を決めたいと思っていた。うれしく思う。1点差でも勝ちは勝ちで、それは9回の抑えの岩崎投手が一番、分かっている。安心して見ていた」と笑顔で振り返りました。

前回、自身が指揮していた2005年以来、18年ぶりにリーグ優勝を果たしたことについては「優勝から遠ざかっていたチームで1年で優勝できると思っていなかった。フロントも含めて、みんなの力を結集した結果だ。強いタイガースを作って喜びを分かち合いたい」と心境を語りました。

11連勝で優勝を決めたことについては「勝負は9月と言い続けたんだけど、まさかここまで強くなるとは。ちょっと勝ちすぎた。みんなが力をつけてくれた選手のおかげだ。あまり苦しい時期もなかったし、5月にすごい勢いで連勝して、それが9月の連勝にもつながったと思う」と選手たちをたたえました。投手陣については、「西勇輝投手と青柳投手でいっぱい勝てると思っていた。2人にはちゃんと帽子をとって聞いてほしいんだけど、最後は帳尻を合わせてくれた。村上投手や大竹投手などみんなでカバーしてくれた。ブルペン陣もみんなすごくて、勝っているゲームで誰を出してもいけた。JFK(じぇい・えふ・けー)まではいかないですが」と前回、優勝した時に活躍したジェフ・ウイリアムス投手、藤川球児投手、久保田智之投手の勝ちパターンの継投を引き合いに出して、チーム防御率がリーグトップの投手陣をねぎらいました。

打線については「あまり変えないで、優勝までこの打順でいけたのは野手も適材適所で仕事をして役割を果たしてくれたからだ」と絶賛していました。

優勝を「アレ」と表現してきたことについては「ここまで人気というか、浸透すると思わなかった。一応きょうで『アレ』は封印して、みんなで優勝を分かち合いたい。『アレ』を決めたのはリーグ優勝までで、日本一は何と言うか、ことばを決めてないので、いいことばがあったら教えてほしい」と冗談を交えて話していました。

来月のクライマックスシリーズに向けては「リーグ優勝したからには当然、負けられない。まだ通過点で、日本で一番最後まで野球できるようにしたい」と力強く意気込みを話していました。

最後に、ことしから声を出しての応援ができるようになったファンに向けて「ことしはすごい数の人たちが来てくれているみたいで、本当にありがとうございます。日本全国に阪神ファンがたくさんいると思うが、これ以上は入れないので、テレビやラジオを通して応援してもらいたい。自分たちはそれに応えることしかできないので、引き続き、応援よろしくお願いします」と呼びかけると、ひときわ大きな声援が上がりました。

優勝ペナントを手に場内一周 ファンと喜び分かち合う

4万2648人が訪れた甲子園球場は、阪神が18年ぶりの優勝を決めた瞬間、大歓声に包まれ、選手とファンが一体となって喜びを分かち合いました。岡田監督の胴上げが行われると多くのファンが「岡田」コールをしたり、胴上げの様子をスマートフォンなどで撮影したりしていました。このあと岡田監督や選手たちは、セ・リーグ優勝のペナントを手にしてマウンド付近からライトの方向に向かって歩き出し、笑顔で手を振りながらゆっくりとグラウンドを1周しました。この間、球場に詰めかけた阪神ファンが「六甲おろし」を歌い続けて優勝を味わいました。グラウンドを1周した岡田監督や選手たちは、最後に「優勝」と映し出された大画面を背景に笑顔で記念撮影をしていました。

《優勝会見》

岡田監督「何となく強くなった」

岡田監督は「就任1年目でこんなに早くきょうを迎えると思っていなかった。5月ごろから白星を重ねて、若いチームなので、試合の中で徐々に力をつけていったが、そのスピードが速かった。手応えはあったが、勝負の9月はどうなるかというところで、本当に力をつけてチームみんなの力だと思う」と充実した表情で振り返りました。

強さの理由については「チームの中にいると、成長しているかは分かりづらいが、普通にやっていたら白星を重ねていったというのが正直な気持ちだ。監督が言うのはおかしいが、何となく強くなった」と岡田監督らしく独特の表現をしました。

胴上げで6回、宙を舞ったことについて「久しぶりだったが、軽くなったんでね。6回目の優勝ということでみんなで6回と決めた。達成感はあるが、自分の時以来、18年ぶりやったんやなと。はっきり言うて」と笑みをこぼしていました。前回優勝した2005年との違いについて「前回は、2003年の優勝メンバーが多くて完成されたチームで、自分が言うこともなくて、選手とのコミュニケーションは少なかった。ことしは自分がやりたい、守り重視の野球を伝えていけないと思い、選手と話す機会が増えた」と選手との接し方を変えていたことを明かしていました。

大山悠輔「自分ができることをしっかり」

ここまで4番ですべての試合に出場している大山悠輔選手は「優勝することができて本当にほっとしている」と心境を話したうえで、この試合で先制の犠牲フライを打ったことについては「どのような形でも1点をと考えていた。自分の犠牲フライで先制し、ホームランで追加点をあげ、その後はピッチャーが粘って投げてくれた」と振り返りました。また今シーズンのバッティングについては「自分ができないことを無理にやるのではなく、自分ができることをしっかりやるだけだと思って打席に立っていた。自分としてはまだまだだと思うが、結果的にチームが勝てているので、それが一番だと思う」と話していました。

近本光司「ほっとした よかったなという感情」

主に1番バッターとして打線をけん引した近本光司選手は「優勝した瞬間はほっとした、よかったなという感情だった。試合が終わって裏方のみなさんとことばを交わす中で、喜んでくれているのを感じることができてさらによかった」と心境を話しました。今シーズン、デッドボールを受けて2回のチーム離脱があったことについては「1度チームを離れてみて客観的に見ることができた。復帰したときに違う感じで打席に入ることができて、そこから勝ちを重ねていけたのでよかった」と話しました。今後に向けては「クライマックスシリーズ、日本シリーズと続くのでもう1回チームを作り上げていきたい」と意気込みを話していました。

(左)近本選手(右)中野選手 優勝決定の瞬間

中野拓夢「『持っているな』という気持ち」

2番・セカンドとして攻守でチームを引っ張った中野拓夢選手はウイニングボールをつかんだ瞬間について「9回の先頭バッターのフライを捕った時点で最後は違う人のところにいくと勝手に思っていた。だが、9回はすべてのアウトを自分が取ったので『持っているな』という気持ちだった」と振り返りました。また、ポジションが昨シーズンのショートからセカンドにコンバートされたことについては「慣れないポジションでスタートしたが、ここまで順調に来ている。ショートの時よりもバッティングのことを考えることも増えたので打撃にもいい影響が出ていると思う」と話していました。そして「チームの優勝が決まったので、個人としてもタイトルを取れるようにヒットを狙っていきたい」と現在、3本差で3位につけているリーグ最多安打のタイトルに向けて意気込みを語っていました。

岩崎優「横田さんの分も背負って戦う」

抑えの岩崎優投手は優勝した瞬間の気持ちについて「ほっとしましたね。それが一番です」と振り返った上で、自己最多の32セーブを上げたことについては「みんながいい形でつないで来てくれた結果の数字だと思うので、失敗も何回かありましたが今までにない経験もでき、ありがたいです」と振り返りました。シーズン中の安定感を支えていた理由については「コンディショニングがすごくできていたと思います。今までのシーズンを踏まえトレーニングやストレッチを見直しました」と答えていました。

また、ことし7月に脳腫瘍で亡くなった阪神の元選手で、同期入団の横田慎太郎さんが登場曲として使っていたゆずの「栄光の架け橋」でマウンドに上がった理由を聞かれ「亡くなられたあと横田さんの分も背負って戦うと決めていたので、そういう思いでマウンドに上がりました」と目に涙を浮かべながら話しました。最後に、リリーフ陣の防御率が低いことについて聞かれると「みんなが出ているところで、ちゃんと仕事をこなしているので、みんなで負けじと言うか、互いに高めあったブルペンだと思います」と話していました。

村上頌樹「勉強しながら成長させてもらっている」

防御率がリーグトップの1.76で、プロ初勝利を含む10勝を挙げている3年目の村上頌樹投手は「去年と全く違ったシーズンを送れているので、とても充実している。毎試合、毎試合、勉強しながら成長させてもらっている」と充実した表情で話しました。最も印象に残った試合として、4月22日の中日戦でヒット2本に抑え、プロ初完封をあげた試合をあげ「9イニングをしっかり投げ切れたというのが自信になったし、次の試合もその自信があったから今まで投げてこられた」と振り返りました。最優秀防御率のタイトルに向けては「意識しすぎずに自分のピッチングができるようにキャッチャーの坂本選手と話してやっていきたい」と意気込んでいました。

《祝勝会 岡田監督「日本一の予行演習」》

祝勝会の岡田監督と近本選手

阪神は14日夜、大阪で祝勝会を行い、岡田監督や選手たちが優勝を記念して作られたTシャツを着て参加しました。まず岡田監督が選手たちに向けて「みんなは、ほとんどが初めてだと思うけど私は5回目です。リーグ優勝ということでビールかけをするが、もう1回するからね。日本一のときの予行演習ということで、成績にちなんだ喜び方を自分なりに考えてやってください。優勝おめでとう」とあいさつしました。

このあと選手会長の近本光司選手のかけ声に合わせてビールかけが始まりました。この中で岡田監督はルーキーの森下翔太選手からビールをかけられるなどして、笑顔を見せながら選手たちと喜びを分かち合っていました。

藤浪晋太郎「『アレ』の次は『ソレ』よ、おーん」

昨シーズンまで阪神に所属した大リーグ・オリオールズの藤浪晋太郎投手は自身のインスタグラムに阪神が優勝した際の画像を投稿し「朝から感極まってます。Vやねん」と10年間プレーした古巣の優勝に喜びのコメントを寄せました。また、岡田監督が優勝インタビューでリーグ優勝を意味する「アレ」に続くことばについて「日本一は何と言うか、ことばを決めてないので、いいことばがあったら教えてほしい」と話したことについて「『アレ』の次は『ソレ』よ、おーん」と岡田監督の口癖を交え、ユーモアたっぷりに投稿していました。

《阪神 18年ぶり優勝の軌跡》

18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神。長きに渡ってファンが待ち望んだ歓喜までの道のりです。

キャンプ(2月)

阪神は15シーズンぶりに縦じまのユニフォームに袖を通した岡田彰布監督のもと、開幕4連勝で好スタートを切りました。

シーズン序盤は2人のピッチャーが台頭。まずはプロ3年目の25歳、村上頌樹投手です。1軍での登板は、昨シーズンまでわずか2試合でしたが、4月12日の巨人戦では7回まで1人のランナーも出さない完璧な内容のピッチングを見せました。

村上頌樹投手

4月は中継ぎを含めて▽4試合に登板し2勝0敗▽25イニングを投げて無失点の抜群の成績を残し、3月と4月の月間MVPに選ばれました。

もう1人は28歳の大竹耕太郎投手。昨シーズンのオフに初めて行われた現役ドラフトでソフトバンクから加入しました。開幕ローテーション入りをつかみ取り、キレのあるストレートとタイミングを外すチェンジアップを駆使したピッチングで、5月の月間MVPを受賞しました。

大竹耕太郎投手

チームは、5月に9連勝や球団の月間勝利記録に並ぶ19勝を挙げるなど絶好調でした。一方、昨シーズン2年連続の最多勝など3つのタイトルを獲得した青柳晃洋投手は、開幕戦で白星を挙げたもののなかなか安定せず、5月20日に1軍の出場選手登録を抹消されました。

6月には今シーズンから抑えを任された湯浅京己投手がリリーフに3回失敗するなど、精彩を欠いて投手陣に不安を残しました。

さらに打線も1番・近本光司選手と佐藤輝明選手がともに打率1割台に低迷するなどして、得点力が落ちて大きく負け越しました。それでも前半戦を46勝35敗、引き分け3で勝ち越し、2年ぶりに首位で終えました。

夏場の8月は4番の大山悠輔選手が打率3割3分7厘の活躍、不振にあえいでいた佐藤輝明選手が打率3割ちょうどに復調しました。

投手陣は、先発とリリーフがともに安定したピッチングを見せて、3日の中日戦から13日のヤクルト戦まで今シーズン最長の10連勝をしました。

16日に優勝へのマジックナンバー「29」を初めて点灯させた阪神は、29日に1回消滅したものの今月1日に再点灯してからは順調に減らし、ファンが待ち望んだ18年ぶりのリーグ優勝を果たしました。

《18年前の優勝は》

阪神が前回優勝したのは18年前の2005年で、当時チームを率いていたのが岡田彰布監督でした。岡田監督が確立させた▽ジェフ・ウィリアムス投手と▽藤川球児投手、それに▽久保田智之投手の「JFK」(じぇい・えふ・けー)と呼ばれた鉄壁のリリーフ陣がチームを支えました。

(左から)「JFK」鉄壁のリリーフ陣

攻撃陣は▽ベテランの金本知憲選手や▽通算381個の盗塁をマークした赤星憲広選手、さらに▽この年、チーム歴代最多となる147打点を挙げた今岡誠選手などがけん引し、2003年以来、2年ぶり5回目のリーグ優勝を果たしたのです。

《届かなかった17年間の戦い》

阪神は、2005年を最後に17年間にわたって優勝から遠ざかりました。ペナントまで目前に迫ったシーズンもありましたが、わずかのところで逃してきました。

3年ぶりの優勝を目指した2008年は開幕から首位となりましたが、この年に開催された北京オリンピックに出場するため主力が不在となった8月以降に失速。最大13ゲームの差があった巨人に逆転されました。この年は、まさかの2位に終わりました。当時の岡田彰布監督は責任を取って辞任しました。

岡田監督 2008年で辞任

2009年からの10年間の成績
▽2位:4回
▽3位:1回
▽4位:3回
▽5位:1回
▽6位:1回

矢野監督 すべて3位以上も優勝に届かず

前任の矢野燿大監督が就任した2019年からの4年間はすべて3位以上で、いわゆる「Aクラス」の成績でした。それでも優勝には届きませんでした。このうち、おととしのシーズンはルーキーだった佐藤輝明選手などの活躍で開幕ダッシュに成功し、6月には2位のヤクルトに大差をつけて首位を独走。しかし、このシーズンも後半戦に入って打線が振るわず、ヤクルトに首位の座を奪われました。その後は、驚異的な追い上げをみせたもののゲーム差なしの2位に終わり、またしても優勝を逃しました。

《試合速報》

《先発メンバー》

◆巨人(先攻)

1.(右)長野   
2.(遊)門脇  
3.(中)丸  
4.(一)岡本和  
5.(三)坂本  
6.(左)秋広  
7.(捕)岸田  
8.(二)中山  
9.(投)赤星

◆阪神(後攻)

1.(中)近本
2.(二)中野
3.(右)森下
4.(一)大山
5.(三)佐藤輝
6.(左)ノイジー
7.(捕)坂本
8.(遊)木浪
9.(投)才木

18:00【試合開始】

阪神 対 巨人の23回戦は甲子園球場で午後6時に始まりました。

【1回表】巨人は三者凡退

阪神 才木投手

阪神の先発は才木投手です。

1.長野 空振り三振
2.門脇 空振り三振
3.丸 キャッチャーファウルフライ
(阪神0-0巨人)

【1回ウラ】阪神ヒット2本も併殺打で得点ならず

巨人の先発は赤星投手です。

1.近本 見逃し三振
2.中野 一塁内野安打
3.森下 センター前ヒット
(1アウト一塁三塁)
4.大山 ショートゴロ・ダブルプレー
(阪神0-0巨人)

【2回表】巨人 先頭出塁も後が続かず

4.岡本和 センター前ヒット
5.坂本 レフトフライ
6.秋広 センターフライ
7.岸田 センターフライ
(阪神0-0巨人)

【2回ウラ】阪神 三者凡退

5.佐藤輝 空振り三振
6.ノイジー ショートゴロ
7.坂本 空振り三振
(阪神0-0巨人)

【3回表】巨人 ランナー出すも無得点

8.中山 ライトフライ
9.赤星 ファーストファウルフライ
1.長野 レフト前ヒット
2.門脇 レフトフライ
(阪神0-0巨人)

◆【2回ウラ】ヤクルト2-1広島(@神宮)

広島は2回に堂林選手のホームランで先制しますが、そのウラ、ヤクルトに2点を奪われ、逆転されています。

【3回ウラ】阪神 三者連続で三振

巨人 赤星投手

8.木浪 見逃し三振
9.才木 見逃し三振
1.近本 見逃し三振

【4回表】巨人 才木の前に三者凡退

3.丸 セカンドゴロ
4.岡本和 ファーストフライ
5.坂本 ファーストフライ

◆【3回ウラ】ヤクルト4-1広島(@神宮)

3回、広島はヤクルトの山田選手と村上選手に連続ホームランを打たれ、リードを広げられています。

【4回ウラ】阪神 無死満塁も生かせず

阪神はこの回、先頭の中野選手、森下選手、大山選手の3連打でノーアウト満塁のチャンスを作りましたが、得点は奪えませんでした。0

2.中野 レフト前ヒット
3.森下 ライト前ヒット
4.大山 ショート内野安打
(ノーアウト 満塁)
5.佐藤輝 空振り三振
(1アウト 満塁)
6.ノイジー ピッチャーゴロ・ダブルプレー
(阪神0-0巨人)

【5回表】巨人 ランナー出すも得点ならず

阪神 才木投手

6.秋広 セカンドライナー
7.岸田 空振り三振
8.中山 フォアボール
9.赤星 空振り三振

【5回ウラ】阪神 三者凡退

7.坂本 センターフライ
8.木浪 セカンドゴロ
9.才木 空振り三振

【6回表】巨人 才木の前に三者凡退

1.長野 ピッチャーゴロ
2.門脇 キャッチャーファウルフライ
3.丸 セカンドゴロ

★【6回ウラ】阪神 大山の犠飛、佐藤輝HRで3点先制

佐藤輝明選手

阪神は一塁三塁のチャンスを作り、4番の大山選手の犠牲フライで先制しました。続く佐藤輝明選手がセンターへの20号ツーランで追加点をあげました。

1.近本 ライト前ヒット
2.中野 センターフライ
3.森下 レフト前ヒット
(1アウト 一塁三塁)
4.大山 センター犠牲フライ
(阪神1-0巨人)

佐藤輝明選手がツーランホームラン

5.佐藤輝 センターへツーランホームラン
(阪神3-0巨人)
6.ノイジー レフトフライ

★【7回表】巨人 岡本和のホームランで1点返す

岡本和真選手がホームラン

巨人はこの回、先頭の4番・岡本和真選手がレフトスタンドへ39号ホームランを打ち、才木投手から1点を返しました。

4.岡本和 レフトソロホームラン
(阪神3-1巨人)
5.坂本 見逃し三振
6.秋広 ショートライナー
7.岸田 サードゴロ

◆【5回終了】ヤクルト5-2広島(@神宮)

ヤクルトと2位・広島の試合は5回を終わって、ヤクルトが3点をリードしています。

★【7回ウラ】阪神 相手のエラーで1点を追加

阪神はランナー二塁のチャンスで相手セカンドのエラーの間に1点を追加し、再び3点差としました。

<巨人 投手交代> 赤星投手→ 今村投手
7.坂本 レフト前ヒット
8.木浪 ピッチャー送りバント
(1アウト二塁)
9.代打 原口 セカンドファウルフライ
(2アウト二塁)
1.近本 セカンドのエラーで二塁ランナーがホームへ。
(阪神4-1巨人)
2.中野 セカンドゴロ

★【8回表】巨人が1点返すも阪神継投策でピンチしのぐ

巨人が大城卓選手のタイムリーで1点を返し、さらにチャンスを作りましたが、阪神は継投策で追いつかせませんでした。

<阪神 投手交代> 才木投手→ 岩貞投手
8.代打・北村拓 レフト前ヒット
9.大城卓 レフト線タイムリーツーベース
(阪神4-2巨人/ノーアウト二塁)

<阪神 投手交代> 岩貞投手 → 石井投手
1.長野 サードゴロ
(1アウト二塁)
<阪神 投手交代>石井投手 → 島本投手
2.代打・萩尾 見逃し三振
(2アウト二塁)
3.丸 空振り三振

【8回ウラ】阪神 佐藤輝明が出塁も追加点はならず

<巨人 投手交代>今村投手 → 菊地投手
3.森下 セカンドゴロ
4.大山 見逃し三振
5.佐藤輝 レフト線ヒット
6.ノイジー ライトフライ
(阪神4-2巨人)

★【9回表】巨人 坂本HRで1点差も阪神が逃げ切り 優勝

阪神は9回、抑えの岩崎投手が巨人の坂本選手にホームランを打たれ、なおもピンチでしたが、しのぎました。阪神は、4対3で勝って、2005年以来、18年ぶり6回目のセ・リーグ優勝を果たしました。

<阪神 投手交代> 島本投手 → 岩崎投手
4.岡本和 セカンドフライ
5.坂本 レフトソロホームラン
(阪神4-3巨人)
6.秋広 右中間ツーベース
(1アウト二塁)
7.代打・梶谷 セカンドゴロ
(2アウト三塁)
8.北村拓 セカンドフライ

杉山健博オーナー「優勝届けられ万感の思い」

18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神の杉山健博オーナーは「優勝を長く待ち望んでおられた全国のタイガースファンの皆さまに、リーグ優勝という結果をお届けすることができ、万感の思いです。若いチームが1試合1試合戦いを重ねるごとに着実に力をつけ、自信もつけながら成長していく姿を非常に頼もしく感じておりました。その先に、チーム全員でリーグ優勝という当初からの目標をつかみ取ったことに『心からおめでとう』という気持ちで一杯です。これからクライマックスシリーズ、日本シリーズという短期決戦が待っております。次なる頂点を目指して、全力を尽くして戦ってまいります」などというコメントを出しました。

NPB榊原定征コミッショナー「見事な戦いぶり」

阪神の18年ぶりのセ・リーグ優勝を受けてプロ野球の榊原定征コミッショナーは「2005年以来18年ぶり6度目のセ・リーグ優勝を勝ち取られた阪神タイガースならびにファンの皆様へ心よりお祝いを申し上げます。ことし15年ぶりに復帰された岡田彰布監督のもと『投手陣を中心とした守りの野球』で勝ち抜いたペナントレースであったと思います。見事な戦いぶりに心から賛辞をお贈りするとともに、日本シリーズへの出場権をかけたクライマックスシリーズでの健闘も大いに期待しております」とコメントしました。

DeNA三浦監督「去年より野球がより細かくなった」

DeNAの三浦大輔監督は、18年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた阪神について「特に1番バッターと2番バッターにやられたし、試合の中盤から後半にかけて確実に点を取られた。投手陣も非常によく終盤でもなかなか点が取れなかった」と直接対決で9勝13敗と負け越したこれまでの戦いを振り返りました。また、岡田監督の采配については「去年より野球がより細かくなった。終盤に重い1点を取られ、じわじわと離された印象だった」と話していました。

ラグビー日本代表からも祝福「自分たちも」

フランスで開催されているラグビーワールドカップに臨んでいる日本代表の選手からも祝福の声が聞かれました。このうち、関西を拠点とするリーグワンの花園近鉄ライナーズに所属するセミシ・マシレワ選手は「すばらしいニュースだと思う。『おめでとう』と言いたい。自分たちも試合でしっかりとしたパフォーマンスを出したい」と話していました。

《阪神 優勝決定の条件》

▽阪神×巨人(甲子園)18:00~
▽ヤクルト×広島(神宮)18:00~

阪神○か広島●で決定

◆阪神が巨人戦で勝つか
◆負けても広島がヤクルトに負けた場合、阪神の18年ぶりの優勝が決まります。

阪神△広島△→V決定、阪神△広島○→決まらず

阪神が引き分けの場合でも条件次第で優勝が決まります。

◆阪神が引き分けのとき…
広島も引き分けた場合は優勝が決定します。
一方、広島が勝った場合は持ち越しとなります。

◆阪神が負けて、広島が引き分けた場合も持ち越しとなります。