将棋「王位戦」第5局 藤井七冠4連覇か 佐々木七段望みつなぐか

徳島市で行われている将棋の八大タイトルの1つ、「王位戦」七番勝負の第5局、2日目の対局が終盤を迎えています。藤井聡太七冠(21)が勝って、「王位戦」4連覇で今年度3つ目のタイトル防衛を決めるか、挑戦者の佐々木大地七段(28)が2勝目をあげて、初めてのタイトル獲得に望みをつなぐか、勝敗は23日夜に決まる見通しです。

「王位戦」七番勝負は、ここまで藤井七冠が3勝1敗とし、タイトル防衛まであと1勝に迫っています。

第5局は22日に徳島市で始まり、2日目の23日は後手の佐々木七段が、22日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」から再開しました。

互いに1時間を超える長考を挟みながら、攻撃の機会をうかがう展開となりますが、藤井七冠が「角」を打って攻勢をかけると、佐々木七段も「角」や「飛車」などの大駒を使って敵陣に攻め込み、勝負は終盤を迎えています。

「王位戦」七番勝負は先に4勝したほうがタイトルを獲得し、ここまで藤井七冠が3勝をあげて防衛に王手をかけています。

一方、佐々木七段も先週の第4局で勝利し、1勝を返しました。

藤井七冠が勝って、「王位戦」4連覇で今年度3つ目のタイトル防衛を決めるか、佐々木七段が2勝目をあげて初めてのタイトル獲得に望みをつなぐか、第5局の勝敗は23日夜に決まる見通しです。