神戸の桜の名所 王子動物園で「夜桜通り抜け」始まる

神戸市の王子動物園で、4日夜から恒例の「夜桜通り抜け」が始まり、早速、大勢の人が訪れてライトアップされた桜を楽しみました。

桜の名所としても知られる神戸市灘区の市立王子動物園には、およそ480本のソメイヨシノが植えられています。
阪神・淡路大震災で被災した人たちを励まそうと、震災発生から3年後の1998年から「夜桜通り抜け」が行われ、ことしも4日から3日間、およそ350メートルの桜並木が閉園後に開放されます。
午後6時に通り抜けが始まると家族連れなどが次々に訪れ、ライトアップされた桜をゆっくり歩いて眺めたり、写真を撮ったりして楽しんでいました。
1歳の娘とともに来た近くに住む30代の女性は、「去年も娘を抱いて来ましたが、ことしはいろんなものを指でさすようになって成長を感じます。夜の桜も一味違ってきれいだと思います」と話していました。
王子動物園の「夜桜通り抜け」は、6日まで毎日午後6時から8時半まで行われます。
入園は無料ですが、桜の維持管理や来年以降の開催費用に充てるため、園内で募金を呼びかけているということです。