大雪ピーク過ぎるも 平年大幅に上回る積雪 除雪作業に注意

県内は、大雪のピークは過ぎましたが、強い寒気の影響で、平年を大幅に上回る積雪となっていて、このあとも雪が降る見込みです。
気象台は路面の凍結による交通への影響のほか、除雪作業中の事故などに十分注意するように呼びかけています。

23日の県内は輪島の上空5500メートル付近にマイナス31度以下の強い寒気が流れ込んでいて23日の県内は引き続き広い範囲で雪や曇りとなる見込みです。
23日朝の最低気温は、輪島市の三井でマイナス3.2度、白山市河内でマイナス0.9度、七尾市で、マイナス0.7度、金沢市で0.1度などと厳しい冷え込みとなりました。
また、午前11時の積雪は白山市河内で75センチ、珠洲市で53センチ、輪島市で51センチ、金沢市で33センチなどと各地で平年を大きく上回っています。
雪が降り続くなか金沢市内では23日、雪かき作業に追われる市民の姿がみられました。
気象台によりますと真冬並みの寒気は次第にゆるみ大雪のピークは過ぎましたが、冬型の気圧配置が続くため県内はこのあとも断続的に広い範囲で雪が降る見込みです。
気象台は路面の凍結による交通への影響のほか、除雪作業中の事故などに十分注意するよう呼びかけています。

《交通への影響午前11時現在 》
【航空】。
空の便です。
小松空港では全日空と日本航空の羽田便、あわせて2便が欠航しました。
【鉄道】。
JR西日本によりますと、北陸新幹線は最大で90分以上の遅れが出ていて、特急「サンダーバード」の一部も20分から1時間ほどの遅れが発生しています。
【高速道路】。
高速道路は現在、通行止めの区間はありません。
警察や中日本高速道路は外出する場合は最新の気象情報や道路状況を確認したうえで、慎重に運転してほしいと呼びかけています。