ねらい

政令指定都市の権能を学習する。近年の「地方分権一括法」に留意し、同時に「市町村合併」も参照する。

内容

全国には20の政令指定都市があります。政府によって指定を受けた、人口50万以上の大都市です。東京大都市圏の中には5つの政令指定都市があります。政令指定都市になると、都道府県が担う業務の中から、市民生活に関係の深い事務や権限が移されます。市自らが、地域の実情に合わせた行政サービスを進めることができるようになるのです。具体的には、〇子育ての悩みや子どもの相談を聞く、児童相談所の設置。〇道路や公園の整備、土地の使い方や建物を立てるルールといった、都市計画の決定。〇国道の一部や県道を管理すること、などです。政令指定都市になることで、こうした生活に密着した分野で迅速な対応が可能になるのです。

政令指定都市
政令指定都市になると都道府県とほぼ同じ権限を持つことになります。2018年4月現在、全国に20都市あります。