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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01どうしてでんぷんは葉にたくさんある?
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「ヨウダエモン参上! 今日考えるのは、植物が成長するための養分『でんぷん』について」とヨウダエモンが言いました。じゃがいもを例に、でんぷんがどこにあるか、ヨウ素液で調べると…。根にはなく、くきには少しだけ、葉にはたくさんあります。どうして葉にたくさんあるのでしょう。

scene 02葉の一部をおおって日光にあて、でんぷんを調べると…
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今回は、『葉に日光があたるとでんぷんができるのではないか』という予想を確かめます。そのために、こんな実験をしました。葉の一部だけをアルミニウムはくでおおい、日光をあてます。水、空気、温度の条件は同じです。1日後、反応が見やすいようにアルコールで葉の色をぬいて、ヨウ素液ででんぷんを調べると…。日光があたった部分にはでんぷんがあり、アルミニウムはくでおおって日光があたらなかった部分には、でんぷんがほとんどないようです。何枚かやっても、どれも結果は同じでした。「この結果から何が言える?」とヨウダエモン。

scene 03考察の例「葉に日光があたるとでんぷんが作られる」
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大分県別府(べっぷ)市立上人(しょうにん)小学校でも、みんなが考えをまとめ始めました。「いっただっきまーす! もぐもぐ…ヨウダ!」。いろいろなまとめが出てきました。まず、「葉に日光があたるとでんぷんが作られる」と考えた子。どうして? 「理由は、アルミニウムをかぶせたのとかぶせていないのとで、ヨウ素液をたらすと色が全然ちがったからです。

scene 04考察の例「でんぷんはほかのところから来たかもしれない」
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これに対して、ちょっとちがう考えもありました。「でんぷんがほかのところから来たとも言えなくはない」。でんぷんが葉のほかの部分から移動してきたり、アルミニウムはくでおおったところから移動したりするかもしれないと考えたのです。

scene 05考察の例「日光があるからでんぷんができるとは言えない」
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別の子は、「日光があるからでんぷんができるとは言えない」という考えです。どういうことでしょう。「もともと葉にでんぷんがあって、日光がなかったらでんぷんがだんだんなくなっていく可能性もあるから」。つまり、もともと葉にでんぷんがあったとしたら、でんぷんがなくなるだけで、作られるとまでは言えないということです。

scene 06もともと葉にでんぷんがあったかどうかを調べると…
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「葉に日光があたるとでんぷんができるのか」を調べるために、改めてこんな実験をしました。もともとの葉にでんぷんはあったのか調べてみます。アルミニウムはくでおおいをする前の葉をとり、アルコールで色をぬいてヨウ素液につけると…。葉全体が、こいむらさき色になります。何枚やっても同じです。「でんぷんはあるヨウダ」。もともとでんぷんがあるので、でんぷんが「できた」かどうかはわかりません。

scene 07日光を1日あてなかった葉を手がかりにすると実験案は?
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では、どう調べたらいいのか、これをヒントに考えてみてください。株全体を箱でおおい、1日置いておきます。1日後、葉をヨウ素液につけると…。反応は起こりません。何枚やっても同じです。「でんぷんはないヨウダ」。これを手がかりに、日光が葉にあたるとでんぷんができるのか、確かめる実験案を考えてください。

scene 08実験案の例「ヨウ素液に反応しない葉を日光にあてて調べる」
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この学校で出た実験案は…。まず、「反応しない葉を日光にあてる」という案。1日暗いところに置いて、ヨウ素液に反応しなくなった葉。これを日光にあててから、ヨウ素液につける。これで何がわかる? 「もう1回日光にあててヨウ素液に反応したら、でんぷんがまたできているということなので、でんぷんが『ある』んじゃなくて、『作られている』ということがわかると思います」。これなら、葉に日光があたるとでんぷんが作られると言えそうかな?

scene 09実験案の例「1枚だけ残した葉を日光にあてて調べる」
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次は、でんぷんが移動する可能性を考えていた子の実験プラン。「葉が1枚になるまでぬき、最後の1枚にアルミニウムを巻く」という案です。まず、株全体を箱でおおい、でんぷんをなくした株を作ります。ほかの葉を全部ぬいて葉を1枚だけにし、その葉を日光にあてます。それをヨウ素液で調べるという案。「ほかの葉からこの葉にでんぷんが行ったらわからないので、その説をなくすため」と言います。これなら、ほかの葉からでんぷんが移動してくる可能性をなくせそうです。この案、どう思いますか。

scene 10実験案の例「日光にあてる時間を変えて比べる」
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そして、でんぷんをなくした葉に、日光をあてる「時間」を変える案。「Aは、日光にあてる時間は1時間で、Bは3時間で、3時間のほうが色がこくなると思いました。たくさん日光をあてるほど、葉にでんぷんができると思ったから」。これなら、葉に日光があたるとでんぷんができると言えそうかな?

scene 11日光をあてる時間を変えた葉のでんぷんを調べると…
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日光をあてる時間を変える実験案をやってみました。まずは、株全体を箱でおおい、1日置きます。1日後、おおいを外して、日光をあてます。そして15分おきに葉を取って、ヨウ素液につけてでんぷんを調べます。おおいを取ったばかりの葉。30分、日光をあてた葉。45分、日光をあてた葉。60分、日光をあてた葉。「この結果から何が言える? まだ言えないことは?」とヨウダエモン。

ふしぎエンドレス 理科6年
でんぷんはどこから? 考察編
植物の成長のための養分・でんぷんは、葉に日光が当たると出来るのだろうか?日光が当たる部分と当たらない部分のでんぷんを調べた結果から、何がどこまでいえるかな?

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