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岐阜県「寄せ植え華道」研究会』 実技検定試験審査を行いました。


 岐阜県「寄せ植え華道」研究会は、平成10年に設立されました。『寄せ植え華道』とは、鉢花寄せ植えの技術に、日本古来の「華道(生け花)」、盆栽などの「和」の文化および西欧からのガーデニング、フラワーデザインなどを融合させたもので、いわゆる「寄せ植え」とは区別しており、「育てる楽しみ」を基本的な考え方としています。

 「寄せ植え華道」は、鉢花寄せ植えの技術に、日本古来の「華道(生け花)」、盆栽などの「和」の文化および西欧からのガーデニング、フラワーデザインなどを融合させたもので、岐阜県から花の新文化を創設・発信し、その意義および技術を広く県民に普及推進するため、寄せ植え華道研究会を発足させています。

 寄せ植え華道研究会は、花や緑の寄せ植えを楽しみながら、植物の特性や栽培技術、花かざりの際の植物の組み合わせ、カラーコーディネート、花を活用した各種セラピー等の幅広い分野について学習し、欧米の花かざりと日本古来の「和」の文化を融合した新しい花の文化を創設していく研究会です。

 寄せ植え華道研究会では、3級、2級、1級、師範の認定を行っており、毎年各々の級位ごとに、年間5回の専門講座(講義)を開講し、10月に実施される「筆記検定試験」と、今回行われた「実技検定試験」の両者が合格したもののみに、「寄せ植え華道3級」、「2級」、「1級」、「師範」が授与します。現在、研究会は3年目を迎え、今回の実技検定試験の結果を基に、現在最高の「1級」資格認定者を発表しました。

 現在、ガーデニングブームといわれ、今までの園芸家のみならず多くの皆さんが花かざりに関心をもって実践しています。更に花は見て楽しむだけでなく、花の形や色、香りによって、また花づくりの体験そのものに心や体を癒す効果があり、花を活用したさまざまなセラピー等も行われています。こうした状況の中で、花をつくり、かざるためのノウハウを基礎から勉強して知識や技術を身につけ、更に独創的な花かざりを生み出していこうというのがこの研究会のねらいです。

 皆様の、気楽な入会をお待ちしています。

【研究会の会長は、「梶原 拓 岐阜県知事」です】

会員の作品

  

   

   

 今回の特別講演として、「NHK趣味の園芸」でお馴染みの「須磨佳津江」さんをお招きして「鉢の中に人生がある」と題して講演会が行われました。テレビで見るのと同じ「すご〜く、きれいな方」でした。

  

 講演では、「小布施町オープンガーデン」の紹介を基にして、ガーデニングの楽しみ方を紹介いただきました。「小布施町のオープンガーデン」
 また、印象に残った話しとして、こんな話しがありました。
 【園芸を楽しむことで判ったことがありました。「かわいがる」ことの意味です。人間は「かわいがる」ことの意味の中に、「自己満足的な意味」を見つけがちです。「これだけかわいがっているのに応えてくれない」。しかし、植物を育ててみて、「かわいがる」という意味は「自分が何をしてあげられるか」ということだと気が付きました。自分がした行為が、その後にどんな結果を引き起こすかを予測することが大切で、そのためにも「知識や経験」が非常に大切になってくるのだと言うことに気が付きました。】

 講演会の後に、1級会員による寄せ植え華道の実演と指導が行われ、会場の参加者の中からも参加して、寄せ植え華道の楽しみ方の説明がありました。